緊急情報
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更新日:2022年6月3日
「家族に何かがあった時に最善を尽くしたい。」その想いで、現場にいち早く駆けつける救急救命士を目指しました。
採用されてから10年が経ち、現場活動をする中で気を付けていることが2つあります。ひとつは、先入観を持たないこと。発熱症状ひとつでも、高齢者は歩くことがままならなくなったり、持病の悪化を伴ったりするので、訴え以外の兆候にも目を配ります。もうひとつは、家族の気持ちも助けること。どんなに重篤な状況であっても家族は息を吹き返すことを期待しています。でも人の命は無常です。だから、その命を助けるために全力を尽くし、残された家族が「もっと何かできたのではないか」と振り返ることがないように、家族の心に寄り添うことも心掛けます。
私にとって家族がそうであるように、現場で救急車を待っている市民の方ひとりひとりも、《みんな誰かの大切な人であるということ》を心に、これからも活動していきたいと思います。
浜松消防では女性職員の職域が徐々に広がっており、今後は女性救急救命士が消防車に乗務したり、女性消防隊員が消防隊長を担うなど、今まで以上の活躍が期待されると思います。自治体消防の開始から70年の中で女性消防職員の歴史はまだ浅いですが、それは誰もがパイオニアであるということです。在職している26人の女性職員とこれから採用される女性職員と共に新たな歴史を刻みたい。《みんな誰かの大切な人であるということ》を心に、ひとりひとりが輝き、充実して働ける未来を思い描きながら、今日もまた職務に励みます。
職員名 |
伊藤実紗 |
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所属 |
浜北消防署 平成28年4月1日現在 |
採用 | 平成17年 |
キャリア表 |
平成17年:採用、中消防署、救急救命士取得 平成22年:西消防署 平成26年:消防副士長昇任 平成27年:浜北消防署 |
消防吏員とは、階級を有し、消火活動中の緊急措置等、消防法上の権限を有する者をいいます。平成28年4月1日現在、当市に885人おり、そのうち女性は26人勤務しています。
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