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更新日:2024年11月29日
縄文時代後期(約4000年前)の集落遺跡である蜆塚遺跡(国史跡、浜松市中央区蜆塚四丁目)に関わり、貝塚の土壌を水洗選別法によって検討したこところ、ウナギの椎骨が含まれることが確認できました(種の同定は吉永亜紀子氏(総合研究大学院大学連携研究員)による)。貝塚の土壌は、2024年8月に浜松市が行った発掘調査で採取したもの。土壌を水で洗いながらふるいにかける「水洗選別法」を採用したところ、微細な動物骨を回収することに成功しました。蜆塚遺跡の貝塚で詳細に土壌サンプルを採取し、水洗選別法を用いて微細骨を回収したのは、今回が初めてのことです。
今回成果速報展として、ウナギ椎骨や縄文土器、貝輪など、2024年に出土した遺物20点程度を展示します。
開催期間 | 令和6年11月28日(水曜日)から令和6年12月28日(土曜日) |
開催場所 | 博物館ホール |
開館時間 | 午前9時から午後5時 |
休館日 | 月曜日(休日の場合その翌日) |
観覧料 | 大人310円・高校生150円・中学生以下無料 70歳以上の方と障害者手帳をお持ちの方と介添えの方1名まで無料 |
出土したウナギ椎骨 幅1.5~3mm程度の微細な骨片。水洗選別法により、他の微細骨とともに確認できた。
タマキガイ科製貝輪 貝の中央に穴をあけ、環状に加工したアクセサリー。拾った貝殻を加工したと考えられる。
日時:12月14日(土曜日)13時30分から14時30分
内容:発掘調査成果の報告と蜆塚遺跡ガイド
案内人:鈴木一有(浜松市博物館)・井口美奈(浜松市文化財課)
会場:浜松市博物館及び蜆塚遺跡
参加費:観覧料(大人310円、高校生150円、70歳以上の方と障害者手帳をお持ちの方と介添えの方1名まで無料)
申込:当日受付(13時00分から)、先着順、直接博物館受付へ