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更新日:2020年10月7日
伊場遺跡発見70年・浜松市博物館開館40年記念
昭和24年の伊場遺跡発見から70年になるのを記念し、特別展を開催します。古代の道を通って中央から各地へと浸透していった、新しい時代の新しい造形に着目し、伊場遺跡群を中心に遠江国および他の東海道諸国、そして都における発掘出土品と調査研究の成果を紹介します。
浜松市の伊場遺跡群は、地方で初めて100点を超える木簡が見つかったことで知られています。地方に関する古代の文献史料がほとんど伝わっていない中、伊場遺跡群での文字史料の発見は古代史学界に大きなインパクトを与えました。
調査と研究が進むにつれ、伊場遺跡群には飛鳥・奈良・平安時代の郡の役所「敷智郡家」と軍団が置かれ、そして東海道駅路の駅も付近に配置されていたであろうことが明らかになっていきました。では、古代における東海道とは、駅・駅伝とはどのようなものだったでしょうか。この展覧会では古代の道と交通をテーマに、敷智郡、遠江国の姿や、他の地域との交流などについて探っていきます。
令和元年の今年、新元号の典拠となった万葉集への注目度が高まっているところですが、まさに万葉集と同時代における、地域の文化遺産の魅力を再発見していただければ幸いです。
開催期間 |
令和元年10月5日(土曜日)~令和元年11月24日(月曜日) |
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開催場所 |
浜松市博物館 |
開館時間 |
午前9時~午後5時 10月5日のみ一般観覧は午前9時30分~ |
期間中の休館日 |
月曜と祝日の翌日(10月15日・10月23日・11月5日) ただし、祝日の月曜と11月24日は開館 10月12日・13日は台風のため、臨時休館になります。 |
観覧料 |
一般500円(400円)、高校生200円(160円)、中学生以下無料、 70歳以上と各種障がい者手帳をお持ちの方及び介添えの方1名まで半額 ()内は20名以上の団体料金。 |
(主催)浜松市博物館
(後援)静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社、静岡県文化財保存協会、※芸術文化振興基金助成事業
伊場遺跡群出土木簡(浜松市博物館蔵)
平城宮出土鬼瓦(奈良文化財研究所蔵)
薬師寺出土・奈良三彩壺(奈良文化財研究所蔵)
1.記念講演会「古代東海道の官衙遺跡と交通」
日時:10月26日(土曜日) 午後1時~午後4時30分
定員:160人(当日先着)
会場:浜松市地域情報センター
講師:田尾誠敏(東海大学講師)、鈴木敏則(元浜松市博物館長)
2.伊場遺跡群見学会 台風接近に伴い、中止となります。
日時:10月12日(土曜日)午前10時~午前12時
会場:伊場遺跡公園(浜松市中区東伊場)
内容:伊場遺跡群の調査に関わった発掘調査員のお話を聞きながら、現地を見学します。
(案内人/浜松市文化財課職員)
駐車場に限りがあります。公共交通機関をご利用ください。
3.伊場遺跡群歴代発掘調査員によるギャラリートーク駅伝
日時と出演者:午後2時~午後3時
10月19日(土曜日)向坂鋼二さん(元浜松市博物館館長、前静岡県考古学会会長)
11月2日(土曜日)平野吾郎さん(元静岡県教育委員会文化課職員、浜松市博物館協議会委員)
11月9日(土曜日)八木勝行さん(元藤枝市郷土博物館館長)
11月16日(土曜日)鈴木敏則さん(元浜松市博物館館長)
4.担当学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
会場:浜松市博物館 展示室
日時:10月16日(水曜日)、11月6日(水曜日) 午後2時~午後2時30分 全2回
5.ミニ鬼瓦づくり
会場:浜松市博物館
日時:11月3日(日曜日)文化の日 [受付]午前9時30分~午前11時30分、午後1時~15時30分
定員:午前・午後各20人(先着順)
料金:350円
内容:粘土をこねて平城宮跡・法華寺出土の鬼瓦をモチーフにしたミニ鬼瓦をつくってみよう!(実施協力:平城宮跡管理センター)
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