緊急情報
ここから本文です。
更新日:2024年1月26日
浜松市では、市民協働による森の管理活用を模索しています。
「森守チャレンジ提案事業」は、市が所有する樹林をフィールドに、様々な方が森に関わるきっかけとなる事業を公募し、実施するものです。
幸4丁目の樹林で活動中の株式会社ナインスケッチから、第2回の活動の様子が届きましたのでお伝えします!
11月25日(土曜日)に第2回の講座を開催しました。
天気にも恵まれ、今回もたくさんの方にご参加いただきました。
始めに、環境改善を行う為に、地形図や航空写真を使い地形と周辺環境の状況を把握して、第1回に改善作業したところにどのような変化があるのかどうか確認しました。
第1回は、敷地外と森の中の水や空気の循環を取り戻すために、敷地外周(道路側)の草刈りや枝葉の剪定作業と地形に落差を作って水と空気が通りやすいように溝掘作業を中心に施し、地上と地下で空気と水が循環しやすいような大地の血管である水脈環境を作るようにしました。
確認すると、炭や枝葉を施した溝(水脈)は、保水され、樹木など生き物に必要不可欠な空気と水の循環が感じられるようになり、草も生え、少しずつ変化が見られるようになってきました。
今回の作業は、前回からの変化に繋げていくように表層(地面の一番上の部分5センチくらい)を改善していきました。表層改善をする事で空気と水を含みやすい土壌に変わり、草が生え、植物の細根が伸び、菌糸(植物と共生し、成長を促している糸状の菌)がつき良い環境になっていきます。
まずは空気の力で土を掘るエアスコップを使って、木々の根を痛めないように溝や穴を掘っていきます。土の表層は軽く溝を作り、木の周りには深く穴を開けます。そしてその溝や穴へ炭、枝、落ち葉、ワラを組み込んで、最後に全体的に落ち葉、ワラ、ウッドチップで表面を覆い、浸透しながら保水しやすい表層土壌に変わっていくように施しました。
今回もあっという間の一日でした。参加者・スタッフ全員がこの場所に向き合い、それぞれの想いで作業ができ、一日中会話と笑いの絶えない充実した時間となりました。夕方、ひんやりとした風の冷たさに心地よさを感じるのと同時に、私たち人が手を入れる事を、森が受け入れてくれているようにも感じました。
後日、森の様子の観察に行き、改善した表層の上にのっている落ち葉をめくると、菌糸がついていました。表面の落ち葉が水分を保水してくれ、土が湿潤状態を保っている変化を感じました。ここから植物が反応してくればもっと環境が変わってくると思います。これからも少しずつ健やかになっていきますように、自然と対話しながら変化の観察を続けていきます。
次回は1月20日(土曜日)に予定しています。今年度は最後の講座になります。
ご興味のある方は下記「問合せ先」にご連絡ください。
イベント名 |
【森守チャレンジ】四ツ池の森_環境改善活動(幸4丁目の樹林)第2回 |
---|---|
日時 |
令和5年11月25日(土曜日)9~17時 |
場所 |
幸4丁目の樹林 |
主催 運営 |
浜松市/主催 株式会社ナインスケッチ/運営 |
イベント参加者数 |
12人 |
目的 | 森との関わりづくり |
対象 | 一般 |
内容 | 森の環境改善 |
問合せ先 | 株式会社ナインスケッチ(担当:木村) 電話:053-435-1235 メール:contact@9sketch.com |
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください