更新日:2025年4月1日
9 防災対策の強化
(1) 現状と課題
昨今の激甚化・頻発化する豪雨や台風などにより土砂災害が発生し、市民生活に甚大な影響をもたらしています。
中山間地域は、地形的な問題から、大規模災害時には幹線道路をはじめ、生活道路の寸断や河川の閉塞、大規模停電、通信ネットワークの遮断が危惧されています。
地域防災に欠かせない消防団や自主防災隊は、若年層の都市部への流出や地域住民の高齢化に伴い、慢性的に担い手が不足しています。
(2) 理想の姿
- 豪雨や台風、地震などによる災害が発生しない。
- 災害が発生しても死傷者や孤立者がおらず、自助・共助・公助が機能し、不自由なく日常生活を送ることができる。
- 被災した社会インフラ、生活インフラが早期に復旧する。
(3) 主な取り組み
- 地域住民自らが地域の災害特性を踏まえ、気象情報や市が発令する避難情報を正しく理解したうえで、命を守るために適時、適切なタイミングで避難行動がとれるよう避難計画の作成を促進します。また、被災時には、被災者が一日も早く元の生活に戻れるよう、行政と地域住民や各種団体などが連携し、被災者一人ひとりに寄り添った被災者支援を行います。
- 災害発生時に備え、迅速な災害対応を要請できるよう建設業者、委託業者、各種団体と災害協定を締結及び協定先の拡充をします。
- 道路寸断などによる孤立を想定し、水・食糧などの備蓄の拡充・強化を図ります。
- 大雨時の土砂災害に備えた道路斜面対策や緊急輸送道路の橋りょう耐震化、インフラ老朽化対策を行います。
- 災害により道路などが被災した際には、迂回路の設定や迅速な安全対策、早期の復旧工事を行います。災害復旧工事などの状況については、市HPや「災害復旧だより」を用いて地域住民への広報活動を強化していきます。
- 消防団員OBや自主防災隊を活用した住民同士の連携による地域防災力の向上を図ります。
- 消防団教育隊を活用し、所属団員へ救助・救命資機材の取扱い及び安全管理指導を実施することで大規模災害対応力を向上させます。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください