緊急情報
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更新日:2025年4月1日
中山間地域では、高齢化、少子化により、保健、医療、福祉の各分野で担い手が不足しています。
保健については、中山間地域で活動する市職員の保健師、管理栄養士及び歯科衛生士が健康づくりセンターに配置されています。高齢者世帯やひとり暮らし高齢者が増える中、できる限り医療や介護が必要な状態にならないために、生活習慣病※1等の予防や、地域特性を踏まえた介護予防や生きがい・健康づくりへの一層の取り組みが望まれています。
医療について、中山間地域の医療機関は、佐久間病院をはじめとした病院及び一般診療所が計26か所、歯科診療所が10か所ありますが、無医地区も5か所あります。医師の高齢化により、医療提供体制の確保が課題となっている地域があることや、通院手段に困っている患者が一定数いるという課題もあります。
一方で、地域支援看護師支援下での地域の医療機関によるオンライン診療※2や、地域外の眼科や整形外科医の協力による巡回診療の実施など、新たな試みも一部の地域で行われています。
福祉については、高齢者ができる限り住み慣れた地域で安心して生活できるよう、多様な主体による生活支援や介護サービス等が選択できることが望まれています。しかし、介護サービスの提供については、事業所の数が少ないことに加え、移動距離が長く、送迎や居宅への訪問に時間を要するという課題もあります。
また、障がいのある人が受けられる障害福祉サービス等が不足しており、精神に障がいのある人が、社会性及び自主性を養い自発的に社会参加ができる場も数多くありません。
健康づくりの支援 生活習慣病やフレイル※4予防の健康教育、定期的な運動教室などを実施することで、地域住民の社会参加や身体機能の維持増進、健康づくりを支援します。
医師等の確保 中山間地域医療検討会議において佐久間病院の役割等について協議するとともに、県や浜松医科大学等と連携して医師の確保を図ります。また、修学資金貸与事業などを通じて、看護師の充足など必要な医療人材の確保を図ります。
医療提供体制の確保 巡回診療を引き続き推進するとともに、高齢者施設等と連携したオンライン診療に向けた体制づくり、新たな医療の担い手の確保などの検討を進め、歯科も含めた効率的・効果的で持続可能な医療提供体制の確保を図ります。
診療を支援する仕組みの構築 地域支援看護師によるオンライン診療支援を継続するとともに、地域外の専門診療科による巡回診療等について支援するなど、中山間地域の診療を支援する仕組みの構築を図ります。
通院支援体制の向上 地域住民の適切な受診を支援するため、交通空白地有償運送事業者、地域の高齢者施設等と連携して通院支援体制の向上を図ります。
ひきこもり地域支援センター浜名サテライトによる支援 2024(令和6)年度に新たに開設した浜名サテライトでは、中山間地域を含む北部エリアの、ひきこもり者及びその家族に対する支援を充実します。
コミュニティソーシャルワーカー(CSW)※5による地域づくりに向けた支援 地域住民や地区社協等のボランティア団体が主体的に活動しやすい地域づくりに向け、CSWが住民や団体の橋渡し役となり、取り組みを活性化します。
「はままつあんしんネットワーク」の維持及び周知 地域・民間事業者・行政が連携して、日常生活に不安を抱える人の見守り活動を行う仕組みである「はままつあんしんネットワーク」の維持や周知をします。
「ささえあいポイント事業」の実施 高齢者の社会参加を促進し、増大する地域の介護ニーズに対応するため、高齢者等の施設や地域におけるボランティア活動に対して奨励金や寄付金に交換できるポイントを付与する「ささえあいポイント事業」を実施します。
「中山間地域介護サービス利用支援事業」の実施 市内の介護サービス事業所が中山間地域の住民へ在宅サービスを提供した際の交通費等の経費の一部を助成します。また、佐久間・水窪圏域外から居宅介護支援を行った事業者に対しての支援などを行います。
中山間地域在住の方への外出支援 公共交通機関の少ない中山間地域在住の障がい者等の外出を促進するため、外出支援助成券としてガソリン等給油所利用券を交付します。
中山間地域における社会参加の場の提供 中山間地域において、ソーシャルクラブ活動※6を行うことで、精神に障がいのある人が自発的に社会参加できる場を提供します。
用語解説
※1 生活習慣病:食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称。
※2 オンライン診療:スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、自宅等にいながら医師の診察や薬の処方を受けることができる診療。
※3 オーラルフレイル:「わずかなむせ」・「食べこぼし」・「しゃべりにくさ」等の歯や口の機能の衰えのこと。
※4 フレイル:加齢により心身の機能が低下し、健康な状態から要介護の状態へと移行する中間の段階。
※5 コミュニティソーシャルワーカー(CSW):困りごとを抱えた人からの相談に対応して必要な支援につなげるとともに、地域の困りごとや希望を明確にして、地域福祉やまちづくりに住民自らが取り組めるようサポートする人。
※6 ソーシャルクラブ活動:精神に障がいのある人の社会性及び自主性を養い、自発的な社会参加を促すことを目的に行う創作活動やレクリエーション活動。