更新日:2025年4月1日
14 農産物の特産品化、6次産業化の推進
(1) 現状と課題
中山間地域で生産されたお茶は高品質であり、全国茶品評会で、「産地賞」をはじめとした数々の賞を受賞しています。しかし、生活様式の変化により煎茶需要が減少し、茶価の低迷が続いています。また、高齢化や所得の減少などを理由に廃業する茶農家が増えており、栽培面積の減少や耕作放棄地の増加につながっています。
お茶以外にも、しいたけやそば、自然薯などの農産物が豊富にあり、イベントを通じて広くプロモーションされています。
耕作放棄地の増加や農業従事者の減少は課題ではあるものの、地域内の若手農家・団体による耕作放棄地を再生する取り組みや、従来地域内で育てられていた野菜に加え、トウモロコシや菊芋などを耕作放棄地で生産している事例があります。
(2) 理想の姿
- 中山間地域が、茶の産地として認知度が向上し、「天竜茶」や「春野茶」などのブランド力が高まっている。
- 生産性の向上によりさらなる高品質の農産物が生産されている。
- しいたけやそば、自然薯などの農産物の販路の拡大が図られている。
- 農業所得が増加し、後継者や新規就農者の確保につながっている。
(3) 主な取り組み
- 地域農産物が持つ魅力発信を強化し、認知度を向上させます。
- 1次産業をはじめ、2次産業や3次産業を組み合わせた「6次産業化」を推進し、農産物の付加価値向上による販路を拡大させます。
- 優良農地の保全に努めるとともに生産技術を高めることで、農産物の生産性を向上させます。
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