更新日:2025年4月1日
13 子育てができる環境づくり
(1) 現状と課題
都市部と比べて、利用できる子育て支援の体制が整っておらず、これからの地域を担う子育て世代が暮らしやすい環境整備が必要となっています。
市立幼稚園では、少子化に伴う園児数減少が特に顕著であり、小規模化の進行により「集団での学び」を確保することが難しくなっています。
市立小中学校では、地域の特色をいかした活動や、きめ細かな指導が行われている一方、少子化の影響などにより、今後さらに児童生徒数が減少していくことが予測されており、学校行事や集団教育活動に制約が生じることなどが懸念されています。
また、こどもがいる家庭の点在化が進み、下校後等における児童や生徒同士の遊び、集団での活動の機会が少なくなっています。
県立高等学校においても、入学者の減少が懸念されています。
(2) 理想の姿
- 子育てに必要な支援が提供され、安心して子育てをすることができる。
- 豊かな自然環境でこどもをのびのびと育てることができる。
- 幼児教育・保育の機会を確保するとともに、一定の「集団での学び」が提供されている。
- 保護者の就労の有無に関わらず、児童生徒の放課後における遊びの場や活動の機会が提供されている。
- 小学校から高等学校まで安全・安心に学べる教育環境が整っている。
(3) 主な取り組み
- 中山間地域親子ひろばや訪問ヘルパーの拡充など、子育て世代が交流や相談ができる環境を充実させます。
- 市立幼稚園において、適正な園の配置や交流事業、満3歳児受入れなどを進めることで、「集団での学び」や幼児教育・保育の機会を確保します。
- 保育ママ事業や放課後子供教室などにより子育てと就労の両立を支援します。
- 小中学校の保護者や地域との意見交換の場を設け、こどもたちにとってより良い教育環境を整えます。
- 児童生徒数の減少に伴う学びの課題を整理し、ICT※1の積極的な活用などにより、学校規模や地域等によって教育格差が生じないよう支援します。
- 県立高等学校の魅力化や生徒確保に向けて学校や地域、県教育委員会と連携を図ります。
用語解説
※1 ICT:Information and Communication Technologyの略であり、情報通信技術のこと。情報通信技術を用いることで、個別最適な学びや協働的な学びを実現するための教育手段として活用。
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