更新日:2025年4月1日
12 関係人口・交流人口の創出
(1) 現状と課題
中山間地域と都市部の市内間交流は、中山間地域の魅力を知ってもらう有効な手段です。
都市部市民が中山間地域について知る機会を創出するため、都市部の小学生と中山間地域の住民が交流する事業や、中山間地域の魅力を体感できる集客イベントなどを開催しています。
一方で、中山間地域は地理的な条件や交通の不便さから関係人口や交流人口など人々の往来が制約され、観光客などの流入につながっていないことが課題となっています。
(2) 理想の姿
- 地域に通い、関わる人(地域のファン)が増え、地域住民による継続的な交流が生まれている。
- 関係人口と交流人口が増加し、中山間地域の活性化が図られている。
- 国内のみならず海外の人にも中山間地域の自然や伝統文化の魅力が伝わり、観光客や移住者が増加している。
(3) 主な取り組み
- 中山間地域と都市部の様々な年代や個人、企業、団体などが交流する機会を設け、交流から協働・共創へつなげます。
- 一時的な交流ではなく、継続的な交流機会を設けることで、より多くの関係人口を創出し中山間地域の活性化を図ります。
- 豊かな自然環境をいかした中山間地域ならではのツーリズムを構築し、農泊・民泊や農林業体験などを通して、中山間地域の地域資源を活用した交流の促進を図ります。
- 食や農林水産業、伝統文化などの魅力をウェブサイトやSNSを使って海外に向けて発信し、インバウンド※1を促進します。
- 地域の特産品や文化、伝統行事をいかしたイベントを定期的に開催し、観光客や移住者を呼び込む機会を創出します。
- 道路ネットワーク機能の強化や通信技術の活用により、中山間地域の地理的に不利な条件を補い、安心して生活できる環境づくりを推進します。(再掲:「6社会基盤格差の是正」(3)主な取り組み)
用語解説
※1 インバウンド:外国人が日本を訪れ観光すること。
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