1 開会
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2 会長あいさつ
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3 文化振興担当部長あいさつ
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4 はままつ電子図書(紹介)
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はままつ電子図書について鵜飼 資料・情報グループ長が実演を交えて紹介
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質問意見
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北脇委員
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はままつ電子図書の選定基準について知りたい。
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鵜飼G長
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紙の図書と同じ選定基準である。「浜松市立図書館資料収集要綱」と「浜松市立図書館資料収集に関わる基準」に沿って選んでいる。
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酒井委員
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電子図書の購入価格は、一般図書に比べてかなり高額なのか。
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鵜飼G長
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紙の図書で発行され、電子図書にもなっているものを比較すると、現時点では、電子図書の方が高額のものが多い。ただ、それも一概に言えず、安価で出ている電子図書もある。利用期間や回数が制限されているものは安価になっていることが多く、利用制限がない電子図書だと紙の図書より高価であることが多い。
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大場委員
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電子図書は他の市や県の図書館でも行っているのか。
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高瀬館長
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昨年発表の調査結果によると、図書館設置自治体のうち6.4パーセントが導入している。これからは、新型コロナウイルス感染症の影響で導入していく自治体が増えていくのではないか。
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永井委員
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はままつ電子図書についてどのような案内をしているのか。例えば、小中学校で案内をしているのか。
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鵜飼G長
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昨年度から、外国の方が多く利用されている多文化共生施設等に出向いて宣伝している。
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石野委員
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絵本の読み上げ機能は、子育て支援の観点からも役立つのではないか。是非、広報に力を入れてほしい。
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永井委員
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はままつ電子図書は、多文化共生や子育て支援等に効果があると感じる。利用者数が増えることによって、さらに、電子図書を増やしていこうといった議論になる。学生に周知するためには、紙媒体である「はままつ電子図書ご利用ガイド」を配布するだけではなく、実際にはままつ電子図書を見る機会を学生に提供するなど利用者への周知の仕方を検討してほしい。
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小杉会長
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「はままつ電子図書ご利用ガイド」は、開くと文字による説明のみである。サイトに入っても、文字だけの説明なのか。
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鵜飼G長
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サイトでは画像により詳しく説明しているため、案内に従って見てほしい。
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小杉会長
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簡易でいいので、はままつ電子図書の使い方を紹介する音声入り動画が流れると、高齢の方にも分かりやすい。はままつ電子図書の実演を拝見して、非常に便利なものと分かったため、今後も充実させていくのが望ましい。
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5 議事
(1)図書館評価について
内藤 図書館管理グループ長が報告
資料1 図書館評価について
資料2 図書館評価の方法について
資料3 浜松市立図書館評価(令和元年度)(案)
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質問意見
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三津間委員
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文部科学省から出された第四次「子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」によると、中学生までの読書習慣の形成が不十分であり、高校生は読書への関心が低いことがわかる。
「第2次浜松市子ども読書活動推進計画」では、中学生の利用者カード登録率の目標を4割から7割へ、高校生は3割から6割へ引き上げようとしている。「はぐくむ」の項目中にも目標値を出す以上は、働きかけや指針がほしい。小さな子供と保護者に対しては、「ブックスタート」、「絵本とわらべうたの会」、「パパママ絵本講座」と連続して積極的に働きかけを行っている。中高生になると生活が変わるため図書館から離れる時期でもある。「中学生ボランティア」を行う学生は図書館を知る機会があるが、さらに何か働きかけをしたらどうか。
中高生は図書館の開館時間になかなか来館することができない。図書館に来てもらうため、学校に対して積極的に図書館のPRをしたらどうか。例えば、「知的書評合戦であるビブリオバトルの大会を行うので来てください」、「学校のクラブ活動でビブリオバトルを行ってみませんか」などと学校に呼びかけ、連携を図ることで利用者を増やしていくのはどうか。
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永井委員
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学校現場では、教職員が善意でやっていた仕事が働き方改革で切り離されようとしている。例えば、学生に対する図書館機能の説明や読書の推進に関しては教職員がやってくれるだろうと思っていたが、働き方改革や新型コロナウイルス感染症の影響でできなくなってくる恐れがある。学校現場の現状を図書館職員が把握した方がよい。
図書館が動画を制作したうえで「学生に見せてください」と呼びかけるなど、学校現場に負担のかからないように準備していかないと、図書館機能の説明や、読書の推進はなかなかできない。また、これから先もう一度、新型コロナウイルス感染症拡大防止措置のため休校とするとき、子供が家で時間を有効に使ううえでもこの動画は役に立つ。
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大場委員
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はままつ電子図書を広く周知するためには、まず、知って使ってもらう必要がある。例えば、話題の書籍をはままつ電子図書に入れ、市役所、協働センターなどにデモ機を置き、実際に使ってもらう機会を作ったらどうか。また、はままつ電子図書のPR動画を学生に作ってもらうことにより図書館に関心を持ってもらえると考える。
さらに、現在主に紙の媒体である「広報はままつ」について、はままつ電子図書で見ると文字などが拡大できる点をPRしたらどうか。希望者のみに紙の媒体である「広報はままつ」を配るようにすれば発行部数が減り、予算の削減とサービスの向上に繋がる。
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酒井委員
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多文化共生に取り組んでいる大学がある。そのような大学との連携を強めてはどうか。
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三津間委員
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学校や学生に向けた図書館来館の呼びかけやPR動画作成依頼にあたり、前提となるのは、やはり、人と人との繋がりである。まずは、講座や研修を通して学校との関係を良好に築いていくことが大切ではないか。
また、課題解決の手段として紙の図書や電子図書を使う「調べ学習講座」は、図書館の利用者を増やすためにはよいと思う。学校教育の中で何かをするには、関連付けがないと難しい。
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小杉委員
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一般的に大学図書館においても、図書館離れの傾向であるので、学生が図書館を使うことについて、教職員の働きかけはやはり大切だと考える。図書館職員と教育現場との連携について検討していくべきと考える。
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三宅委員
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図書館は、協議会の意見を取り入れて、変革していこうという姿勢を感じる。そこを評価したい。はままつ電子図書は優れた点が多いにも関わらず運用方針が見えてこないうえ、あまり周知がされていない。時間がない人でも、いつでもどこでも見ることができる有用性の周知に力を入れて欲しい。
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永井委員
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インターネットでほとんどの事柄を検索することができる現代にあって、子供の生活の中に図書館はあまり組み込まれていない。小学生は学童保育や塾、中学生は部活、クラブ、塾などに行かなくてはならない。高校生は勉強に集中する子と部活に取り組む子に分かれる。図書館を利用しにくい子供が、はままつ電子図書を入口として、実際の図書館に来てくれることはあり得る。
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小杉委員
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登録者数を増やすということであれば、WEBで登録できるようにするなど、登録の仕方を簡単にすればよい。ただ、増やせばよいというわけではないため、教育現場といかに一緒にやっていくかということを考えていくべきである。「第2次浜松市子ども読書活動推進計画」では、中学生の利用者カード登録率の目標を7割としているが高いのではないか。有効な手立てを講じないと6割にも達しないのではないか。できるところから手を打っていくことが大事であると思った。本日の提案が生かされることを期待している。
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三津間委員
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「つくる」の項目について、指定管理者も含め、図書館で働くことの基本的な考えについて年1回程度話し合ったらどうか。
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北脇委員
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はままつ電子図書を学校現場へ案内、周知するとしても、子供が一斉に使うほど点数は充実していないのではないか。
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高瀬館長
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はままつ電子図書のコンテンツ数は令和2年9月末現在1,780点である。確かに現状では、小中高生に「これしかないのか」と思われてしまう恐れがある。まずは地道に資料の点数を増やしていきたい。
また、同時進行でPRも行っていきたい。電子図書と紙の図書、利用者が好きな方を選べるよう選択肢を広げたい。
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小杉会長
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図書館評価を原案のとおり確定する。
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(2) その他
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令和2年度利用者アンケート速報値について内藤 図書館管理グループ長から報告
図書館要覧、図書館だよりについて宮木 館長補佐から説明
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6 閉会
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