緊急情報
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更新日:2024年1月1日
日時 |
2019年10月28日(月曜日) |
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場所 |
浜松市立中央図書館2階 大会議室 |
出席状況 |
委員: 小杉大輔、酒井勇治、石野純子、大場大晃、北脇浩美、永井宏明、三宅栄子、三津間洋子 |
傍聴者 |
0人 |
議事内容 |
(1)会長及び副会長の選出について (2)図書館評価について (3)その他 |
会議録作成者 |
中央図書館管理グループ 主任 竹内広人 |
発言者の記録 |
発言者の要点記録 |
録音の有無 |
無 |
会議記録 |
1 開 会 これ以降は会長により議事進行。 (2)図書館評価について 質問意見 宮木館長補佐: 自己評価の課題について、今年度できることはすでに行っている。たとえば、研修等については積極的に外部研修に出かけており、他都市での催しに講師として招かれて事例を発表する機会ももらっている。項目によっては、理解しつつもすぐに実施できないものもある。次回の協議会では、翌年の事業の目標値を定めるが、その中にどのような方策で何を目標にするのか落とし込んでいく。 三津間委員: 本の充実も大事だが、ソフト面の充実が一番大事だと常々思っている。人と本をつなぐためには、介する人がどれだけのノウハウを持ってどれだけ相手とのコミュニケーションを図れるかが重要なポイントである。市民のニーズに応えられるノウハウを持った人材育成を数年かけてでも行ってほしい。 高瀬館長: 図書館は個人を尊重し、一人ひとりの学ぶ意欲を支援するところである。本と人をつなぐために、本に対する知識や人に対する洞察力をもった人材を育てることが重要である。指定管理館を含め浜松市立図書館全体で人が大切だという共通認識はあるので、どう育成していくかが課題である。 永井委員: ホームページについては、ユーザー数とページビューの数のふたつによって評価するのが本来である。図書館のホームページもこのふたつを加味して評価すれば、今より状況が把握できるのではないか。また、ホームページにアクセスしたひとりあたりのページビューはかなり多い印象を受けるが、反面、アクセスする人そのものが少ないのではないか。本以外にも楽しめるメディアが多い中で、どのように本や図書館につなげるか、その点が弱いように思う。20歳代、30歳代の人などには日ごろ使っているメディアで図書館の情報を得られることが効果的である。ツイッターなどのメディアについて、その特性を比較分析するべきである。 高 瀬 館 長 : 指定管理者によるツイッターでの発信を制約してはいないが、公的な施設が発信していくという指定管理者職員の緊張感は少なからずあると思う。他市の事例も参考にしたい。 三津間委員: 指定管理館はどこまでの権限で事業を行っているのか。 高瀬館長: 指定管理者が行っている業務には、協定書に基づいた貸出し等の一般的な図書館の本業務のほかに、指定管理者による自主事業がある。自主事業は、協定上は中央図書館の承認を得て行うことが前提だが、基本的には指定管理者による自由な発想で様々な事業を行っている。 三津間委員: 内容についてはどなたかがチェックしているのか。契約に基づいてやっているのか。 高瀬館長: 協定書に基づき、市が確認して承認している。図書館要覧に30年度主要事業報告として各図書館が行った様々な事業を記載しているので、ご覧いただきたい。 三宅委員: 障がい者サービスの評価がCとなっているということは現実に沿っていない。多くの利用者はサピエ図書館から録音図書をダウンロード等をして借りているにもかかわらず、指標は城北図書館の所蔵資料がどれだけ借りられているかという数字だけである。現状がわかっていない中での評価ではないか。 高瀬館長: 浜松市の図書館の視覚障がい者サービスには歴史がある。大勢の市民ボランティアの方が熱心に活動されており、質も高い。活動しているボランティア団体の皆様や利用されている障がい者の皆様としては納得できない評価であることを、課題として重く受け止めている。ビジョンの策定に伴い、図書館評価のあり方についても見直しを図った。今後の評価項目については、満足度的な要素も取り入れ、委員の方たちの力もお借りしながらより良いものにしていきたいと考える。 小杉会長: 障がい者サービスについては、浜松市のサービスが充実していることは、前期から本協議会の中で共有されている。数字で表すとご意見のようなこととなる。次回以降は新たな評価指標によりご意見をお願いする。 長谷川G長: ページビューの数字が出せるか定かではないため、業者に確認をする。 小杉会長: ツイッターを各館でどのように利用しているのか、また利用の予定はあるのかについても、次回に現状を報告していただきたい。 北脇委員: 資料3の2ページの登録者数一覧の有効登録者数については、人口80万人の中の0歳児から大人までの数ということでよいか。年代的にはどの年代が多いのか。 高瀬館長: 登録者に関する指標は、新規と有効登録者の2つがある。登録者は5年サイクルで更新をする仕組みであり、更新されない方、市外への転居などにより登録要件から外れた方を有効登録者から外している。有効登録で一番多い年代は10歳代である。0歳から5年サイクルの登録更新なので、5歳、10歳が数として多くなっている。人口あたりでは、0歳~9歳が多く、次いで10歳から19歳である。子どもと子育て世代が多い傾向にある。ブックスタート等の乳幼児サービスや学校支援に力を入れている成果ではないか。 高瀬館長: 中学生、高校生になると部活動等で忙しくなり一旦図書館から離れるが、子ども時代に図書館が楽しいと思うことで、大人になってからまた戻ってきてもらえると良い。また、高齢世代の利用が増えているが、第2の人生として図書館で学ぶ意欲を発揮されているのではないか。 永井委員: 今、中学生の部活動の在り方が変わってきており、週末などに活動が休みになる場合もある。そのような機会を捉え、図書館を利用するような流れができると良い。 宮木館長補佐: 登録をしていない閲覧室利用者も多く、その中には中学生や高校生も多くいる。 高瀬館長: 来館した中学生、高校生は、閲覧室を利用するだけではなく、書架で本を手に取るなど、図書館に親しんでいると感じている。部活動が休みの土日に図書館へ、という投げかけとともに、中学生、高校生にとって魅力ある図書館にしていきたい。 北脇委員: 図書館ビジョンを読むと、図書館に居場所を求めている人たちが多いようだが、実際にはそうなっていないのではないか。 高瀬館長: ビジョン策定時の市民ワークショップやパブリック・コメントでのご意見には、静かに本を読む・借りるだけではない、居心地の良い居場所としての機能を求める声が多くあった。居場所としての図書館づくりには創意工夫が必要であり、長期的な課題でもある。 大場委員:施設によって、スペースも含めできることには限りがあると思う。ここに行けばこんなことができる、これをするならこの図書館が良い、など、個々の図書館の特色をもっと情報発信したらよいのではないか。何かのついでに図書館へ立ち寄ろうという発想もツイッターの発信により生まれるかもしれない。 三津間委員:高齢者が増えているので、高齢者層への働きかけにより利用が広がると思う。高齢者施設に自動車文庫を活用することも良いのではないか。絵本などの昔親しんだ本も高齢になって別の楽しみ方ができるものである。 高瀬館長:自動車文庫については、パブリック・コメントなどでも期待する声をいただいた。出掛けられない高齢者の方から「来てくれることがありがたい」と言われている。自動車文庫は高齢者施設を含め市内を巡回していて、施設に対する団体貸出しのほか、個人貸出しも行っている。 小杉会長: 有効登録者数が減っていく10歳代、20歳代に対する施策も今後の課題としていただきたい。 7 その他 |
会議録署名人 |
小杉 大輔 会長 酒井 勇治 委員 |
問い合わせ先 |
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問い合わせ先住所 |
浜松市中区松城町214番地の21 |
問い合わせ先電話番号 |
053-456-0234 |
問い合わせ先ファクス番号 |
053-453-2324 |
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