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更新日:2025年8月27日
名称 | 青山邸 |
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ふりがな | あおやまてい |
所在地 | 天竜区横山町710 |
認定番号、認定年度 | 浜松市認定文化財743、令和6年度 |
種別 | 建造物 |
草創年代 | 1900年(明治33年)頃 |
推薦団体:浜名梱包輸送株式会社
江戸時代後期から幕末にかけ、現在の浜松市天竜区で近代的な林業の基礎を築いたとされる青山家の明治時代の邸宅です。伝統的な日本家屋を思わせる木と畳の落ち着いた空間と、所々に散りばめられた調度品の数々など、見どころは数々あります。「材木王」の肩書にふさわしい荘厳な門を構え、明治時代、天竜川流域で植林と治水事業をすすめた実業家・金原明善が宿泊した蔵もあり、見学可能となっています。
また、敷地内には旧天竜市が文化財指定のために移築を試みて断念した経緯がある別棟の茶室もあり、一般の方も利用可能としています。天竜の林業を発展を支えた邸宅でゆったりと過ごし、その歴史を感じることができます。
江戸時代後期から幕末にかけて、現在の浜松市天竜区で代表的な林業の基礎を築いたとされる青山家の明治時代の邸宅。木造二階建ての母屋は10部屋あり、延べ約310平方メートル。
青山家は江戸時代後期、現在の天竜区龍山町出身の青山善右衛門が、幕府直轄地の山林で林業を始めたことがルーツ。家屋の屋根に使う杮(こけら)板の製造を始めた善右衛門は、大型船を共同購入して江戸に運ぶなど、天竜川流域の木材流通システムを構築して「材木王」と呼ばれた。1844年(弘化元年)の江戸城本丸消失以降、城の再建のための木材調達も複数回担い、天竜材が国内に広まる役割を担った。
2020年(令和2年)に青山家16代当主から浜名梱包輸送株式会社が譲り受けた。その際に、檜の床板や大黒柱を磨き上げ、2階の窓枠を新調したが、建物本体は建築当初のままである。
また、明治時代に天竜川流域で植林と治水事業をすすめた実業家の金原明善がたびたび宿泊したという客室も残る。
要予約、連絡先:080-9268-0092
駐車場:ご予約の際に確認
入館料:1,000円
開館時間:午前10時から午後4時
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