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更新日:2023年3月31日
「※□□□」の用語は用語解説あり
浜松市は世界に誇る多くの起業家や産業技術を創出してきた創造都市です。地域の人々が多様な伝統文化を受け継ぎ、人材や技術の集積を活かしたまちづくりに取り組み、「ものづくりのまち」「音楽のまち」として発展してきました。
昨今は、これまでの文化芸術を活かしたまちづくりが評価され、平成23年度※文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)を受賞したほか、平成23年3月に※ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の創造都市ネットワークの音楽分野に加盟申請を行い、音楽がもたらす※ヒューマニズムのネットワークを通じた、文化的多様性の実現と世界平和への積極的な貢献に向けて歩み始めています。
浜松市が持続的に発展し、市民にとって誇りうる都市としてありつづけるために、世界をリードする産業・文化とそれらを支える市民が持つ経験と実績をもとに、浜松市は「創造都市・浜松」への取り組みを引き続き進めていきます。
浜松市は、第1次※浜松市総合計画(平成19年度~)から、都市の将来像に「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」を掲げています。
本方針は、創造都市の意義を明確にするとともに、本市が有する創造性を源泉とする事象を挙げながら、目指す創造都市の姿や実現のための取り組みイメージを示すものです。
本方針が市民に対して、浜松市の有する創造性への気づきを促し、創造的な活動を活発化させるためのエンジンとなることを期待して策定します。
創造都市とは、地域固有の文化や資源を活かした創造的な活動が活発に行われ、その活動が新しい価値や文化、産業の創出につながり、市民の暮らしの質や豊かさを高めていく都市のことを言います。
創造都市では、芸術家やデザイナーなど創造的な仕事に携わる人材を中心とした様々な市民の“創造性”によって産業の発展を促すとともに、環境、教育、福祉などの問題解決を図っていく取り組みが展開されています。
これからの都市づくりにおいては、地域の独自性や良さを活かし、持続発展的なまちづくりを進める必要があります。地域の様々なものやことの中から、価値ある資源を見極め、その資源によって新しい可能性を模索していくことがこれからの都市に求められています。
また、人々の価値観やライフスタイルが多様化する中、社会経済環境は目まぐるしく変化し、都市が抱える課題も一層多様化しています。こうした社会においては、柔軟な発想や考え方を持ち、課題に対してあらゆる側面から解決を図っていく必要があります。
創造都市は、そうした求めや課題に対して、“創造性”をもって対処していこうという理念を持つ都市であり、そのアプローチが様々なジャンルの交流を促進し、創造的な人材の育成や集積、新たな産業の創出、地域の教育や福祉への貢献、市民活動の活性化など多方面への波及を通じて暮らしの豊かさを高めていくことから、今後の都市のあり方として注目を集めています。
“創造性”を源泉とする活動といえば、アートや文化のジャンルが代表例に挙げられます。それは、アートや文化それ自体が魅力あるものとして人々を惹きつけ、人と人のコミュニケーションを活発化させる力を持っており、人々が多様な文化表現を通じて心の豊かさを育み、柔軟な発想を生むことにつながるからです。
しかし、“創造性”はアートや文化に限られるものではありません。日常生活における料理やショッピング、音楽・演劇鑑賞、スポーツさらには本市の代表産業である“ものづくり”といった活動も“創造性”を源泉としており、日々の生活自体が柔軟な発想に基づく活動の繰り返しです。
創造都市を目指すことは、人々がそのこと(身近な“創造性”)に気づき、様々な場面で“創造性”を発揮するまちづくりを進めることであり、都市・人の両方の成長と魅力の向上、暮らしの豊かさを高めていくことにつながっていきます。
このような観点から、国内外の諸都市では、創造都市の理念を基にした様々な取り組みが実践されており、中には“創造性”をキーワードに、産業の衰退や人口減少等の深刻な都市的課題を克服、再生し、魅力を高めている都市もあります。
本市としても、※市民協働で「創造都市・浜松」の実現に取り組み、魅力ある都市づくりを進めていきます。
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