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更新日:2022年3月9日

6 生活環境の整備(1)

(1)現況と問題点

1.水道施設

 集落が点在している市域の北部には、水道施設の他、飲料水供給施設や小規模水道施設がある。
 水道事業は、老朽施設の更新、耐震化の推進を行っていく必要がある。また、飲料水供給施設等については、施設整備や老朽化する施設の更新対策のほか、維持管理体制の脆弱化などに対し、引き続き支援を行っていく必要がある。

2.下水道施設

 本地域の下水道施設整備は、地理的条件などにより一部地域を除いてほぼ計画区域の整備が完了している。
 この施設整備の目的は、工場・事業所や一般家庭からの排水処理を適切に行い、公共用水域の水質保全を図り快適な生活環境を確保することであるが、本地域では高齢者のみの世帯が多いため、下水道への接続が進んでいないのが現状である。また、下水処理施設によっては施設の老朽化等が進んでいるため、下水処理施設の耐震診断や長寿命化計画による計画的な改築の推進が必要である。

3.廃棄物対策

 廃棄物の処理については、効率的施設運用の観点から天竜区内の全廃棄物処理・処分施設を休止又は廃止した。現在、天竜区内のごみ・資源物の収集は、天竜環境事業所が行い他地域の施設へ搬入している。
 「容器包装プラスチック」、「びん」、「缶」、「ペットボトル」は、民間業者に中間処理を委託し、「容器包装プラスチック」、「びん」、「ペットボトル」は容器包装リサイクル協会に処理を委託し、「缶」は民間の再資源化業者に売却している。
 今後、令和6年供用開始を目指し天竜区青谷に新清掃工場の建設を進め、供用開始後には天竜区、北区、浜北区、東区、中区の一部のごみ・資源物を処理する予定である。

4.消防・防災

 本地域の消防体制は、春野出張所、佐久間出張所、水窪出張所が業務を行っており、常備化は完了している状況にある。これらの出張所は救急救命士を配置した救急体制を整備しているが、広域な中山間地であり、高低差の激しい地形とあいまって、林野火災、土砂災害等による救出救助、山岳救助等への対応には、地域の消防団、自主防災組織等の協力が必要不可欠な状況である。
 しかし、地域の消防力の核となる消防団は、地域外で就労する若者が多いため若年層が少なく、団員の確保は依然として困難な状況である。

5.住宅

 本地域の市営住宅の約6割が昭和時代に建設されており、こうした住宅は高経年化に伴い、今後さらに建物の老朽化が進行していく。
 また、若い世代が良好な住環境を求め転出する傾向が増大するなど、人口減少や少子化・高齢化が進み、地域活力の低下が顕著である。

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