浜松市フルーツパークの事後評価結果

浜松市フルーツパーク

令和2年4月1日～令和5年3月31日

名称：株式会社時之栖
所在地：御殿場市神山719番地

（1）選定会議の構成

委員長　清水克（浜松市産業部農林水産担当部長）
副委員長　豊田周一（浜松市産業部次長兼農業振興課長）

委員　河野和世（浜松市産業部農業水産課長）

委員　稲垣賢一（第三者委員：一般財団法人しんきん経済研究所）

委員　井内新（第三者委員：株式会社JTB浜松支店）

委員　村松嘉和（第三者委員：静岡県西部農林事務所）

（2）審査日時
令和3年7月7日（水曜日）　午後1時30分～午後4時45分

（3）評価点　80.5／100点

1.施設運営管理方針に関する項目

(1)施設の性格や目的の理解

5

4.3

(2)施設の効用が発揮されるものであること

10

8.5

小計

15

12.8

2.事業提案（計画）に関する項目

(1)事業の具体的取組み方（機能性）

6

5.1

(2)施設の管理体制・運営職員の配置（責任性・実効性）

6

5.1

(3)適正な管理・経理（明瞭性・規律性）

10

7.0

6

5.1

10

7.0

6

4.2

6

6.0

小計

50

39.5

3.指定管理者に関する項目

(1)団体の物的・財政的能力（経営の健全性）

10

8.5

(2)施設の運営実績（団体の能力）

5

5.0

(3)団体の地域貢献（地域の活性化）

5

4.3

小計

20

17.8

4.指定管理料に関する項目

(1)収支計画の妥当性

15

10.5

小計

15

10.5

100

80.5

平成30年度：310,949人（有料入園者数202,134人、無料入園者数108,815人）

令和元年度：270,260人（有料入園者数195,133人、無料入園者数75,127人）

令和2年度：179,882人（有料入園者数132,981人、無料入園者数46,901人）

• 昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況であったが、各種感染対策を講じた上で、安全安心な施設運営に取り組んでおり、施設の特性を大いに理解した上で、来園者のニーズに応えるサービスが行われた。また、自主事業を積極的に展開し、施設の魅力向上に努めたことは評価できる。

• 施設の有効利用を図るため集客率を高めるよう、公式ホームページのほかTwitter等のSNSを活用し、浜松市内はもとより県内外へ向けた情報発信を積極的に行った。

• 施設等の老朽化・経年劣化・破損等による事故を未然に防ぐため、日常点検の実施を徹底している。また、食品を扱う施設もあることから、園内の日常清掃により衛生環境を良好に保ち、従業員の衛生管理を徹底させており、防犯・防災のための緊急時訓練も計画的に実施している。また、新型コロナウイルス感染症対策についても、対応をマニュアル化し、スタッフ間で共有して適切に取り組んでいる。

• 冬季から春季の収益の目玉であるハウスでのイチゴ狩りについて、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための臨時休園に伴い実施を取りやめたが、その間、地域のスーパーマーケットに収穫したイチゴを卸販売するとともに、イチゴのドライブスルー販売を行うなど、創意工夫により収益に繋げており、経営努力が認められる。

• 施設の老朽化に伴う損傷により運営に支障をきたすことの無いよう、また入園者に安全に、安心して楽しんでいただけるよう、創意工夫して管理運営に努めていただきたい。

• 地域の特産品である果実の消費拡大による地域振興と、施設の魅力をさらに発信することにより交流人口の拡大、ひいては地域の活性化が図られるよう期待する。

<参考>遵守事項の不履行

1.提案した事業の不実施

△1.5

0.0

2.労働基準監督署からの是正勧告書などの法令違反

△1.5

0.0

3.重大な事故又は不祥事

△1.0

0.0

△0.4

0.0

△0.3

△0.3

△0.3

0.0

合計

-

△0.3