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更新日:2024年3月25日

第5章 整備基本計画(2)

4.園路計画

基本方針

園路は、浜松城跡としての価値を損なわない範囲で、利用者が安全で快適に利用できるよう配慮します。来訪者が浜松城跡の見所を効率よく見学するため、動線との関係から必要となる地点に最小限の園路整備を行います。

整備計画

  1. 南エントランスから清水曲輪へのスロープ【新規整備】
    車いすやベビーカー使用者がビジターセンターを訪れてから、清水曲輪、西端城曲輪を通り、天守曲輪へ向かうルートとして選択できるよう、南エントランスと西端城曲輪の高低差約9.6mを8%以下で結ぶスロープを設置します。
  2. 西端城曲輪から天守曲輪への園路【改修】
    車いすやベビーカーの通行に配慮し、平坦で固く滑りにくい路面に改修します。
  3. 本丸東端の法肩【新規整備】
    既存植生により立入りが抑制されていた箇所であり、樹木伐採を実施する区間には、転落防止のための柵を設置します。
  4. 高齢者、身体障害者用の駐車場【新規整備】
    障害者、高齢者等が歴史ゾーンを円滑に利用できるように、南エントランスゾーン内に新たに設置する駐車場とビジターセンター、美術館駐車場を結ぶ動線を設定します。

5.サイン計画

基本方針

来訪者の浜松城公園への導入動線及び公園内の動線に沿った適切な解説とスムーズな誘導ができるよう、体系的な情報提供を行います。

整備計画

サイン整備は、計画対象地内の既存サインの有効活用と、公園全体のサインとの調和を踏まえて計画します。必要なサイン種別と既存サインの現状と課題を整理し、必要なサイン種別とそれらに対応する既存サインの利用の可否を検討し、継続利用、更新、移設、新設に整理します。

表 サイン整備計画

サイン種別

表示内容

設置位置

取扱い

総合案内板

見所、案内、解説、古図、現在位置

天守閣入口、歴史ゾーン入口、南エントランス

継続利用(追加表示)、新設

遺構解説サイン

名称、解説

天守閣、天守門等

更新・新設

誘導サイン

公園入口、方向、距離

入口、道路沿線、園路の分岐点

継続利用(追加表示)、新設

眺望サイン

視対象の名称、方向

天守閣展望台、眺望点

更新、新設

規制サイン

利用上の注意事項、管理上の行動規制

必要箇所

継続利用

その他

記念碑、顕彰碑等

継続利用、移設

 

図:総合案内板 図:遺構解説板
図:公園内誘導サイン 図:公園への誘導サイン

6.施設整備計画

基本方針

既存施設の有効利用を図りながら、快適な公園活用のために不足する休憩施設や便益施設、管理運営施設を設置します。整備にあたっては、遺構の確実な保存、周辺の歴史的な景観との調和、眺望を遮らないこと、ユニバーサルデザインに配慮します。

整備計画

  1. 休憩施設
    ベンチは、石垣の眺めを楽しむ眺望点、園路沿いや各曲輪内に適宜設置します。木や擬木、石など、既存施設や周囲の景観と調和する素材を使用します。
    図:既存ベンチ(天守曲輪)
  2. トイレ
    西端城曲輪地区にある既存トイレは、ユニバーサルデザインに対応していないため、隣接して多機能トイレを設置します。
    図:既存トイレ
  3. 遊具
    清水曲輪にある遊具は、空堀の整備に先立ち、公園内の他の場所への移設又は撤去します。
  4. 電気施設
    照明施設は、夜間利用の安全性を確保するため、園路沿いや広場に設置されています。イベント時の照度不足の改善を求めるご意見もありますが、城跡の雰囲気や遺構の保全などを考慮し、増設は行いません。
    都市景観の魅力向上を目的に、復原建物のライトアップを計画します。
  5. ビジターセンター
    南エントランスゾーンに、公園全体の維持管理、情報案内、史跡学習、休憩のためのビジターセンターを設置します。また、歴史を感じる景観づくりに活かすため、鎧掛けの松を南エントランスゾーン内アプローチゾーンに移植します。

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お問い合わせ

浜松市役所都市整備部公園課

〒430-0923 浜松市中央区北寺島町617-6

電話番号:053-457-2353

ファクス番号:050-3535-5217

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