緊急情報
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更新日:2024年1月1日
開催日 |
平成30年6月26日(火曜日) |
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グループ名 |
NPO法人男女共同参画推進協会 はままつ女性ラボ受講生チーム |
参加人数 |
12人 |
活動紹介 |
NPO法人男女共同参画推進協会は平成17年に設立され、主に浜松市の男女共同参画推進の拠点施設(浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター)において、男女共同参画推進事業(啓発・相談・情報発信・団体育成支援)の企画運営を行っている。 |
浜松市の委託事業としてNPO法人男女共同参画推進協会が実施した「はままつ女性ラボ」を受講した参加者が、講座の中で興味を持った女性の就業状況や子育てと仕事の両立などについて書き込んだ模造紙を使って市長に説明する場面もあり、懇談は大変盛り上がりました。
「市の審議会や計画策定でも女性の力を生かしていただきたい」との団体からの声に、市長は「ぜひチャレンジしてください」とエールを送りました。
参加者:
このような機会をいただき、ありがとうございます。
今日はNPO法人浜松男女共同参画推進協会が、浜松市の委託事業として実施した「はままつ女性ラボ」という講座の受講生チーム11人と事務局で参加しています。
当協会は、あいホールで男女共同参画の推進事業をしていまして、こういった啓発の講座や相談事業、情報発信、団体育成事業など、幅広く活動をしています。啓発講座は育児期の女性をターゲットとしたもの以外にも、定年後の男性の生き方を考える「男のチャレンジ塾」や、女子学生の理系分野への興味関心を高めるための「リケジョ講座」など、性別、世代にかかわらず、幅広く多様な講座を実施し、浜松市の男女共同参画の啓発に努めています。
中でも、この「はままつ女性ラボ」は、人材育成事業の1つとして、男女共同参画の視点を持って、政治、地域、市民活動など、あらゆる分野でリーダーとして活躍できる人材を育成することを目的として、昨年度からスタートした講座です。
昨年度、浜松市のUD・男女共同参画課から、「はままつ女性カレッジ」という講座を引き継ぎ、そのタイミングで事業の体系化を行いました。「はままつ女性スクール」、「はままつ女性カレッジ」、そして今回新設の「はままつ女性ラボ」という講座を階層化して、継続的かつ段階的な学びの場を提供しました。
参加者:
3階層にすることによって、実は卒業後のイメージを決めていて、一番初期の「はままつ女性スクール」は、自治会班長や自主防災隊に参加できるような卒業後の道を、中級の「はままつ女性カレッジ」は、自治会の役員や子供会の役員を、そして「はままつ女性ラボ」では自治会長、副会長、市民活動のリーダー、企業の管理職を目指して実施した結果、3講座で61人の方にご参加をいただきました。
すでに「はままつ女性ラボ」は昨年度の事業なので終了していますが、終了後の卒業生の中には、年に1回発行されている浜松市の男女共同参画啓発のための「ハーモニー」という冊子の編集の委託事業に関わる者や、ロールモデルとして、次年度の講座で新規参加者に話す者もいて、活躍の場を広げていただいています。
また、すでに市民活動の推進役として活動されている方も、多数ラボに参加をしていただいていて、地域の問題に関心のある女性たちをつなげる場としても、一定の成果を上げることができました。
私は、事務局としてこちらの講座に携わらせていただいていますが、優秀な女性が浜松には眠っているのではないかと思います。市長にもぜひ、この女性のポテンシャル、力を感じていただけたらと思い、本日参加する運びとなりました。
参加者:
私が「はままつ女性ラボ」に参加させていただいたきっかけが、こちらに来てあまり知人がいないということ、友達がいないということで、どなたか知り合いができたらいいなと思い、参加させていただきました。
参加者:
私は子供が2人いて、4月に職場復帰をしたばかりです。下の子は保育園、上の子は幼稚園という、一般的には、両方とも保育園かと思いますが、ちょっと違う育て方にチャレンジしています。
参加者:
私は、「はままつ女性カレッジ」の1期生で、ぜひ上級編をやりたいと思って、ずっと市に提案してきました。この企画ができることをとてもうれしく思っています。
参加者:
私は三重県の出身で、夫の転勤で、5回引っ越しています。浜松は5年前に一度4カ月だけ住んで、2年前にまた浜松に戻ってきました。「はままつ女性スクール」は、私のような転勤族の友達を増やす場として参加させていただき、このたび、こういう機会に恵まれてうれしく思います。
参加者:
パートナーと4歳と2歳の娘の4人家族です。私は浜松に住んで4年目になります。浜松のすごくおいしい野菜と、浜北区の自然と、地域の方に支えられながら過ごしています。先日、念願だった天竜浜名湖線ツアーに1人で行ってきて、とても楽しかったです。
私はこの「はままつ女性スクール」、「はままつ女性カレッジ」、「はままつ女性ラボ」を全部経験させていただいたのですが、社会に出たいという気持ちがとても強くなって、この10月に下の子が満3歳で幼稚園に入園できたので、いろいろ浜松で活動して行きたいと思っています。
参加者:
私は長野県の出身です。転勤族で、12年前に浜松に越してきました。その前はさいたま市に住んでいました。今回「政令市の幸福度ランキング」の1位、2位が住んでいた都市だということで、いい所に住んでいたのねと感じています。
男の子が3人いて、その中に障害のある子供がいるものですから、発達障害の親の会をしたり、遠州織物の浜松シャツという団体の事務局をしたりしています。去年からですが、「TEDxHamamatsu」という、スピーチの団体の浜松版のスタッフもしています。
参加者:
私は札幌出身ですが、私自身の仕事でこちらに来ました。浜松生活15年ぐらいで結婚をして、主人も北関東の出身ですので、地元ではないですが、浜松に根付こうとしているときです。幼稚園の年長の男の子が1人いて、私自身も結婚のときに会社を辞めてしまったので、幼稚園に上がったあたりから、社会参加の形を探り始めていて、こちらの「はままつ女性ラボ」に参加させていただきました。今年度から北区にある「絵本文庫」という家庭の文庫のボランティアスタッフをさせていただいたり、今年、男女共同参画情報誌「ハーモニー」の編集委員に参加させていただいたりすることになりました。
参加者:
市長と食事ができるのを楽しみにして来ました。
浜松出身で、青少年の家で竹林のボランティアをしましたが、がつがつ竹を切って楽しかったです。
参加者:
不動産会社でずっと営業をしていましたが、移住先を探すにあたって浜松が大好き過ぎて、去年の4月に移って来ました。
「浜松バレー構想」や「はままつ女性ラボ」、市、NPO法人が運営しているような取り組み、仕組みを使って、とにかく浜松の魅力自体を自分の職業として、仕事としてやっていけないかなと思っていたところで、ライターの仕事をいただけるようになりました。浜松のベンチャー企業さんと農家さん、農業に特化した記事を書くお仕事をさせていただいています。
浜松にずっと住んでいる人や暮らしている人たちが、どんな考えをお持ちなのかなというのを、聞きたくて「はままつ女性ラボ」に参加したことがきっかけで、今日はこちらに来られるようになりました。
参加者:
私も今、4歳の子と3歳になったばかりの女の子が2人います。3歳になったので幼稚園の満3歳児クラスに入れて、今月から新しい仕事を始めて、手探りでやっているところです。
産後、結構子育てするのが大変だなと感じることが多かったので、もっと子育てしやすい世の中にするにはどうしたらいいんだろうと考えて、この「はままつ女性ラボ」に参加させていただきました。
参加者:
浜松生まれの浜松育ちで、大学生のときに京都にいまして、それから就職で戻って来て、その後、結婚して主人の転勤で市外にいましたが、8年前に浜松に戻って来ました。子供は高校1年生の女の子と中学2年生の男の子です。
専業主婦で家にいましたが、何かをやってみようということで、PTAの副会長をやらせていただきました。女性ラボに参加して、自分の人生の風向きが変わるような経験をして、皆さんと出会えたことがとてもいい経験になっています。
今年度、中学校で学校評議員をさせていただき、あとは「ハーモニー」の編集にも携われるようになりました。
参加者:
私は年少と2歳の子供がいます。浜松に住んで3年になりますが、結婚をして一度富山に住み、主人の地元である浜松に越してきました。こちらには知り合いもいませんでしたので、あいホールで行われている講座にたくさん参加させていただいて、私も社会で活動したいなと思って、4月から「ぴっぴ」の取材スタッフのボランティアに参加することにしました。
こちらで育児をしてきてありがたかったのが、子育てサロンでは協働センターでおもちゃを出して遊ばせてくれるのですが、歩いて行けるというのと、その地区、校区の友達ができるということがとても素晴らしくて、子育てを頑張りました。この仕組みを考えてくださった人は素晴らしいなと思います。
参加者:
皆さん自己紹介ありがとうございました。
「幸福度ランキング」についての話題が上がりましたので、よろしければどうぞ。
参加者:
きっかけはネットニュースだったのですが、東洋経済新報社から、「浜松が幸福度ランキング1位」というのを見てびっくりしました。浜松市が政令指定都市の中で総合1位だというのは、本当に喜ばしかったのですが、詳細のページを見ると、文化のところだけ15位で、正直あれっと思いました。楽器のまちですし、図書館も充実していますし、いったいなぜと思ってさらに詳細を見てみました。京都市が1位の理由を読んで、文化というのはそういうものもあったのかと納得しました。ほかに教育も6位で、もうちょっと頑張れるかなという印象がありました。
文化が充実するということは、教育にもよい影響を与えるのではないかと個人的には感じていて、別にランクを上げることが目的とは考えていませんが、文化に関して、こんなことを浜松市で盛り上げていったらいいのではないかということを、お考えがありましたらお聞きしたいと思います。
市長:
文化というのは抽象的で、あらゆることが文化なんですね。
音楽文化が浜松は非常に進んでますが、その中身を評価することは、なかなかできないですね。いろいろなジャンルがありますし、だからどうしても施設だとか、そういうものの充実ということになってしまうので、国の施設や県の施設、市の施設があるところが上位に来ています。浜松や静岡、新潟、熊本などは全部下位なんですね。むしろそれぞれの地域が持つ文化特性を生かして、それを伸ばして行けばいいので、あまり気にしなくていいと思います。
浜松は何と言っても音楽なので、「浜松国際ピアノコンクール」などの大きなイベントがありますが、やはりそのベースを支えているのは、ヤマハ、カワイ、ローランドがあったり、私たちからすると、すごい音楽好きの人たちが、そういう会社に就職するわけです。そういう人たちが浜松の住人になってくれると、ものすごくレベルが底上げされるわけです。
プロの演奏家になりたかったけど、ちょっとそこまではというのでヤマハに就職して、そういう人たちが地域の音楽を支えてくれている。それは浜松のほかにはない特性なので、音楽というのはひとつ、浜松を象徴する強みですね。ユネスコ創造都市ネットワークに、アジアで初めて音楽分野で加盟が承認されたので、浜松は堂々と音楽創造都市だということを世界にも発信していける。京都は京都の良さがあるし、浜松は浜松の良さがある。どうしてもあのランキングは、施設の数などが指標になっているから、あまり私は気にしていないです。
参加者:
個人的な実感とあまりにも違ったものですから、正直驚きました。
市長:
あれを見ると、地方都市がどうしてもやはり不利ですね。京都とか、中心的な都市というのは国の施設もありますし、もちろん県庁所在地には県の施設が多く、例えば静岡市には県立美術館、県立図書館、グランシップがあります。あまりそういうのは気にしなくていいと私は思います。
参加者:
確かにほかの地域から来ると、駅前で演奏されていたりするのは、すごく浜松らしさを感じられていいですね。
あいホールも文化芸術との複合施設になっています。昨日もちょうど協会の総会があったのですが、やはり文化振興拠点として、貸館ではなく、文化や団体を育成していくような施策が必要といった意見も出ていました。
参加者:
実は今回、先ほど申し上げたとおり、地域課題について考えを深めていって、広い視野を持って、論理的に意見を述べようということで、女性リーダー講座をしました。お手元にあるチラシのようなコンテンツで実施をさせていただきました。
参加者:
第1回は文書行政課の方にお越しいただいて、浜松市の概要を、数字という事実に基づいて示していただきました。
市長:
大事なことですね。
参加者:
そうなんです。
論理的に考えるワークを実施しました。クリップ留めの資料でワークを30分ぐらい、みんなで浜松の数字を見て、気になるところを挙げていただきました。どんなことを報告したのか、1グループだけ発表させていただこうと思います。
4人ぐらいのグループになって、テーマについて数字を見てどういったところが問題かという話をしたのですが、これを発表させていただきます。
参加者:
浜松の女性の就業状況をテーマとして掲げました。課題は、女性は非正規が多く結婚・出産を機に辞める人が多いということで、根拠のデータとして、男女別15歳以上就業者数、正社員が男性65%に対し女性は37.5%、パート・アルバイトは男性10.9%に対して女性が43%となります。
その原因として、浜松は転勤ファミリーが多いので、仕事をしていた女性が、夫の転勤に伴い仕事を辞めて付いて行くという状況があると思います。それと福利厚生がしっかりしていない部分もあると思います。夫がもうちょっと育休取得できるような職場になってほしいと思います。
解決策ですが、育休取得などの福利厚生の充実、そして女性が新しい土地でも仕事に就きやすくなる環境づくり、あいホールなどのセミナーも、この中に入っていると思います。しかし、昔に比べて男女別15歳以上の労働力率は、少し福利厚生が充実したことにより、30代中心に出産・育児で働く人が減るというM字カーブの底が、少し解消してきている状況であるということも分かります。
効果としては、女性が結婚や出産後も仕事を辞めずに正規で続けられる、また、仕事を探せる場所の充実が求められると思います。
参加者:
こんな形のワークを実施して、数字から学ぶとか、実際のデータから背景や状況の検証などをしたのが第1回目になります。
第2回目は、とある新聞の女性のインタビュー記事を使いました。これからどんなことが社会問題として隠されているかを、グループでディスカッションしました。
参加者:
それぞれが興味を持っている新聞記事を選び、このグループは仕事のことについてワークを行いました。
話し合ったテーマは、「出産した後、1人だけ夕方に退社をする。その居心地の悪さはなぜ」ということです。最初に話が出たのが、「夕方までちゃんといるんだね」という、時短とかを使っているわけでもないのに、それでもやはり居心地の悪さがあるというのは、私たち働きながら子育てをしている女性たちだけでなく、独身の女性であったり、男性であったり、そういう人たち全体の働き方もきちんと考えていかないと、私たちのことだけでは進んで行かないねという意見が出てきました。
夫の仕事ですとか、自分たちの仕事ということを考えたときに、まだサービス残業という問題があって、夫は、仕事を持ち帰っているということなどを、会社にきちんと正しく評価してもらうことが大切だということが出てきました。
女性が夕方にきちんと帰らなければいけないというのは、家事の負担がまだまだ女性にかかっているということがあって、それを助けてくれるのは、やはり男性、父親です。これがまた男性の残業が多いということにつながってきますが、男性も定時で帰れるようにしていきたいということが出てきました。
昔と今との違いと言いますか、核家族がすごく多くて、家族に助けを求められなかったり、近くにおじいちゃん、おばあちゃんがいても、必ずしも助けてくれるわけではなく、逆に介護があったりするので、ご近所の方や、手が空いている方へ、もっとサポートを頼めたらなと思いました。
自分たち自身はどうすればいいかということですが、私の職場の場合は、先輩たちが頑張って働いてきたのも分かるのですが、これから自分の後輩のためを思ったら、もう少し女性が家事、子育て、仕事を両立できるような社会にしていきたいという意見が出てきました。それには、会社ですとか、スタッフとの話し合い、コミュニケーションをきちんととっていかないと、こういうことが続いていかないというのが感じられました。
参加者:
ちょっと面白いものがありまして、同じような新聞記事で、こういったものをつくったグループもありまして。
参加者:
意見を付箋に書いて、どんどん貼っていくうちにすごろくのように見えてきたというものです。
参加者:
これをつくったことによって、4人で行ったのですが、1人が意見を言うだけでなく、いろいろな人が意見を言って、この表になって、1人絵が得意な子がいたので、絵を描いて議論が活性化されました。当時、新聞記事で日本型雇用とか長時間労働をどうやっていくかということを考えたときに、みんなの中に2通りの考えがありました。
まずは法整備の必要性があるのだろうと。今ではもう主流になっているクオータ制を日本も導入したらどうか、という意見が出て、そう言えば国会議員の野田聖子さんが、パパ・ママ議員連盟で、女性の候補者を増やそうというのが出ていて、それはいいんじゃないかなと。
参加者:
クオータ制が出ても誰も出馬しなかったら意味がない、もっと言うと、子供のうちからこれが当たり前ということで育てるためには、大人が価値観を変えて、子供を育てていかなければいけないねということで、今私たちが不満を言っているだけの立場ではなく、どう前向きに議論していったらいいかということも、政治が何かやってくれるのではなくて、当事者意識を持つ必要があるだろうということで、2通りのルートで同じゴールにたどり着けるすごろくの形に収まりました。
参加者:
女性だけじゃなくて、男性側も一緒に考えていくことによって、本当に老若男女全員で考えるということが大事なのではないかという感じがしました。
参加者:
このような話をしながら、3回目はロールモデルからいろいろと話を聞いて、これでは終わりたくないということで、今度は市長に会いに行こうということになり、今日の「チャット!やらまいか」への参加に至りました。
市長:
浜松はだいぶ女性議員が増えたのですが、もうちょっと増えてもいいかなと。
参加者:
どれぐらい増えたら良いと思いますか。
市長:
半分ぐらいですかね。
参加者:
自治会長は男性が多いと思いますが。
市長:
多いですね。
参加者:
そこが女性に変わってくると、そこからまた市議会議員のほうへ流れて行きますか。
市長:
そうですね。ただ、女性に任せようと思っても、結構、自治会長は大変なので、意外と引き受け手がないんだね。
参加者:
確かに、うちの自治会もずっと同じ方がやられています。
市長:
たまに、人生自治会長みたいな人がいる一方で、意外と1年交代のところも多いですね。
参加者:
今年、班長をやってみようかなと思っています。
市長:
いいですね。
参加者:
大丈夫でしょうか。
子供が小さいと、月1回とはいえ夜7時の会合に行くというのが、なかなかできなくて。でもそれが一番重要だと思うので、そこを何とか主人と協力してクリアしたいです。
市長:
そうですね。
会合に行って、パートナーに家を任せる。
参加者:
そのつもりです。
市長:
自治会をやると地域のことがよく分かるし、浜松は意外と自治会の活動が活発で、自治会の加入率も全国1位です。ほぼ100%。すごく自治会が強い。自治会の組織がしっかりしていると助かりますね。
これから本当に大変な時代が来ると、全部役所でこなすのは限界がくるので、地域と一緒になってやっていかなければいけない。例えば一番聞きなれたことだと、高齢者の一人暮らしとか、高齢者だけの世帯の見守りは、とてもじゃないけれども、地域の皆さんと一緒にやっていかないとできないし、そういうときに自治会の組織がしっかりしていると、大変助かるんですね。
浜松はそういう点では、地域コミュニティがしっかりしてる。お祭りが大事だと思いますね。
参加者:
花火が多いのにびっくりしました。夏休みになると毎日どこかで花火が上がっていることに、とてもびっくりしました。
市長:
浜松まつりってあるでしょう。あれに若いうちから参加をすると、消防団にも入りやすい。意外と浜松は消防団の加入率も高いんですよ。
参加者:
セットなんですね。
市長:
そうです。そうすると地域に密着するから、ちょっと年を重ねてくると、そういう人が自治会の役員になったりする。だからお祭りはコミュニティを維持するのに大事ですね。
参加者:
今日はどうもありがとうございました。
今日お会いいただいた受講生を見ていただいて、本当に女性が活躍できそうなポテンシャルがあるということが、分かっていただけたのではと思っています。
昨年度、市長は「NAOTORA女性サミット」等で、女性活躍の重要性を訴えていただいたり、積極的に発言していただいたりしたのですが、今年度、引き続き、そして継続的に、いろいろな場面で重要性を伝えていただけると、私たちも動きやすいなと思っています。どこに行っても女性活躍とか、女性議員を増やそうとか言っていただけるとうれしいです。
市長:
はい。
参加者:
「はままつ女性カレッジ」は、意思決定の場で発言できる女性が少ないということでスタートしたのですが、もう女性が育っていると、私たちは思っています。中には浜松市の女性人材リストに登録しているメンバーもいますので、ぜひ審議会などいろいろな計画策定においても、市民の力、女性の力を生かしていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
市長:
今日はご参加いただき、大変有意義なお話をいただきまして、ありがとうございました。
実は私の母も元祖、女性活躍的な母でして、ずっと幼稚園の教諭をやっていて、浜松市立の幼稚園の園長を務めて、浜松学院大学の幼稚園の園長を務めて、病に倒れるまで学院大学で幼児教育を教えていました。最後、後期試験の採点の答案を持って行く日に倒れて、残念ながら2年前に亡くなったのですが、そういう意味では、ずっと働く母を見てきて、近所の皆さんに私は育てていただきました。昔は学童保育もなかったので、暗くなると、時にはご飯まで食べさせてもらって、地域コミュニティに育ててもらった、そんな経験をしていますし、女性が働くことに関して、応援していきたいです。
ぜひ皆さんも、いろいろ制約はあると思いますが、頑張っていただいて、浜松市議会も少し増えたと言え、まだ女性議員の活躍の場はたくさんありますので、われこそはと思われる方は、ぜひチャレンジをしていただければと思います。
また引き続き皆さんの活躍を期待して、ごあいさつとさせていただきます。どうも本日はありがとうございました。
参加者一同:
ありがとうございました。
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