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更新日:2023年12月1日

平成29年度「チャット!やらまいか」開催記録2

開催日

平成30年1月25日(木曜日)

グループ名

TENKOMORI~天竜これからの森を考える会~

参加人数

6人

活動紹介

 平成19年4月に市内の林業家や林業事業体、製材会社等に勤務する森林環境教育に関心を持つ若手を中心に発足。

 同会の活動や個々の業務において、森林保全の啓発や林業振興(天竜材やFSC認証材の認知度向上など)に取り組んでいます。

 また、市の出前講座のサポートや森林・林業関係の実演、体験講座を実施しており、「森のプロ集団」として、次世代を担う子どもたちに体験を通して楽しく学ぶ機会を提供し、森林の機能や林業についての正しい知識を伝えています。

 今回は、同会の女性メンバーが参加しました。

1.懇談の様子

 当日は大変和やかな雰囲気のなか、メンバーの日ごろの活動内容や、小中学校での出前講座の様子、森林・林業に対する思いなど、貴重なお話を伺いました。
 団体からの「一般の方には、森林保全やFSCの認証のことがあまり知られていないので、これからさらにその取り組みを知ってもらえるように、PRにも力を貸していただければ」との声に、市長は「行政も林業振興に頑張って取り組んでいきたいと思うが、林業振興は行政だけでは進めることはできません。特にこれからは女性活躍の時代ですから、女性の皆さんが林業を、あるいは浜松の山をリードしていくというぐらいの気概を持って、TENKOMORIさんには頑張ってもらいたいです」とエールを送りました。

2.代表あいさつ

参加者:
 今日は「TENKOMORI」の女子会メンバーで、現役メンバーとOGの2人にも来ていただきました。
 TENKOMORIは、平成19年に発足しまして10年以上経ちました。メンバーは各々が伐採をしていたりとか、製材会社で働いていたり、木工部門であったり、あとは森林ガイドをしたり、そういった林業や木に関わるメンバーでつくっているグループです。
 普段の活動内容は、浜松市さんが学校に林業の説明をするときに協力をさせていただいたり、会としても、林業のお話だったりとか、小中高校の子どもたちに林業を知ってもらおうとする活動をしています。
 今日はざっくばらんに、市長とも意見交換できればと思っていますので、よろしくお願いします。

3.自己紹介

参加者:
 少し前に転職しましたが、以前は浜北区の森林公園にある森の家という宿泊施設に長い間勤めていました。そこで宿泊者さん、利用者さんを対象に、自然体験のプログラムをやっていました。
 市民の方ももちろんいらしていただいたり、静岡県内、県外の方に、宿泊も兼ねて、レストランにも来ていただいて、そこで木に触れてもらったり、森を体感してもらったりということをさせていただいていました。
 今日は、そういう観点からお話ができればと思っていますので、お願いします。

参加者:
 天竜森林組合で木材加工をやっております。
 林業の世界に入ってまだ1年目です。元々は、大学を卒業して、東京で自動車関係のメーカーで働いていました。大学のときに登山を結構好きでやっていて、自然に関心があるというか、山に関する仕事をしたいなという思いを引きずったまま働いていて、転職するタイミングを伺っていました。
 それで、昨年の2月から森林組合で、木に関わる仕事を始めて、ちょうど2月で1年目になります。

市長:
 出身はこちらなんですか。

参加者:
 山口県出身です。

市長:
 天竜とは何か関わりがあるんですか。

参加者:
 全然関わりはないんですが、東京で就職活動をしていたときに、ちょうど説明会で知り、林業が有名な地というのはもともと知っていたので、それでちょっとした巡り合わせで。

参加者:
 TENKOMORIのOGです。若い人に頑張ってもらわなきゃいけないということで、TENKOMORIには定年制があるんです。今は若い人も増えて、頑張ってるなって、久しぶりに会い、思っていたところです。私は、以前は農業高校に勤めていたんですけど、もともとやりたかった森の仕事に就きたいと思い、転職しました。私は森町に住んでいるんですけど、最初は森町の森林組合で、地積調査の仕事をさせていただきました。その後、天竜の民間の林業の会社に移りまして、プランニングの仕事を5年半ぐらいやってきました。
 今は林業女子とかが有名になってきましたが、最初に林業の仕事を探すときに力になってくれたのがTENKOMORIの方たちだったものですから、そこからのお付き合いです。
 出前講座なんかもやりながら、ずっと仕事はしてきましたが、やっぱりこれからは、もちろん山をよくしていくのも大事なんですけど、使ってくれる人を増やさないと、これからはちょっと厳しいなと思い、独立をして、「MORI.IKU(もりいく)」という、まだ任意団体ですけど、別の団体をつくりました。環境教育ですとか、あとは天竜の木を使った家以外のものを作っています。赤ちゃん向けのスプーンを作ったりして、お父さん、お母さんに、これから生まれてくる子や生まれたばかりの子に使ってもらえるようなものを作るワークショップなど、いろいろ課外活動もしています。

市長:
 これはNPOにしていくの。

参加者:
 これからNPOにしたいなというところなんですけど、まだ任意団体です。

参加者:
 もともと天竜区出身なので、木に親しんでいるというのもあるんですけど、木工加工の自営業をしているところへ嫁いで、そのイベントでTENKOMORIの人たちと会って、ちょっと面白そうだったので入れてもらいました。
 そんな中で、林業にすごくいろいろ興味がわいて、「MORI.IKU」という団体をやっています。私は子供が4人いるんですけど、たまたま5年生の社会の授業参観のときに、授業のなかで、「木は切っちゃいけない」みたいな内容があって、えっと思って、後でよく見たら、教科書にはそうじゃないという部分も書いてはあるんですけど、そこに時間を割けないでそこだけやって、その後、その教室で子供たちみんなに声をかけて、「今のどう思った?木を切っちゃいけないと思った?」って聞いたら、「うん、絶対木は切っちゃいけない」って言われました。それもあって、MORI.IKUを通して、環境教育をやっていこうかなと思っています。
 昨年も、ベビースプーンやワークショップ、あとは森林公園で大きなイベントをやらせてもらったので、これからそういうところにも力を入れていけたらなと思っています。よろしくお願いします。

参加者:
 民間企業の山林部に勤めています。実際に山に入って木を切ったり、その切った木を搬出したりしています。
 私は曳馬中学校出身なんですが、そこで出前講座を受けまして、実際に木を持ってきていただいて、その木を切っているところを見て、私もこれがやりたい、この仕事に就きたいと思って、この林業の世界に入りました。
 林業をやっていた関係で声をかけていただいて、サントリーのボスという缶コーヒーのCMに少し出させていただくことができました。その映像があるんですけど、見ていただいてもいいですか。ほんの一瞬なんですけど。

市長:
 おお。この木を切ってるのね。

参加者:
 山林部なので出させていただくことができました。林業女子がいるという話を聞いたみたいで、それで問い合わせがありました。昨年流れていました。

参加者:
 同じ民間企業で働いています。
 私は、地元は埼玉なんですけど、秋田の大学の農学部で林学を勉強しまして、実際に山に携わって働きたいなと思って入社しました。現場で木を切ったりとかも興味があったんですけど、いまは製品の販売をしています。
 天竜地域って結構山があって、それを製材する人たちがいて、それを建てる行程があってとか、結構つながっている地域で、すごく面白い場所だなと思いました。

4.意見交換

参加者:
 今回、2つのテーマに沿ってお話をさせていただきたいと思います。
 まず1つ目が、各個人が思っていること、いろいろな現場に携わっているので、そこの視点から、いろいろ普段感じていることをお話しさせていただきたいと思っています。
 2つ目は、市長にお伺いしたいこと、聞いてみたいことをインタビューじゃないですけど、この2つのテーマでやっていきたいと思います。例えば、木材加工の仕事に携わっていると感じることがあるみたいです。

参加者:
 そうですね。木材加工に1年間携わらせていただいて、一番痛感していることが、天竜材とか静岡県産材というだけでは、買ってくれないんだなということです。本当にいいなってお客さんが思うのは、デザイン性に優れていたりとか、機能性があったりするもので、プラスアルファの何かが必要なんだなということを、今実感しているところです。

市長:
 なるほど。だけど付加価値をつける部分は、製材のなかでいろいろ工夫できるのですか。

参加者:
 今までいろいろ家具とかをつくってきてはいたんですけれども、ちょっとデザインが露骨というか、どういうものが求められているのかというのを、つくり手があまり考えてこなかったというのが現状なので、そこをこれから、若い人たちが中心になって、デザインとかを考えていけたらいいなと考えています。

市長:
 やっぱりデザインとか機能とか、研究していかないといけないんだね。

参加者:
 そうですね。そこを考えていかないと。

市長:
 なるほど。素材はいいんだよね。

参加者:
 あと思うのは、学校の先生に伝えるのが一番効率がよくて、しっかり広まっていくんじゃないかなと思っています。地元の木を使えば、森が元気になって自分の暮らしがよくなるって分かっていても、なかなか大人は値段を前にすると、後回しになってくるので、もっと教育に力を入れたいなと思っています。
 おととしぐらいから、学校の先生向けに林業体験と、「LEAF(リーフ)」という林業をやっている北欧の人たちが考えたプログラムを勧めています。小学校3年生の国語とか、教科に合うプログラムがいろいろ用意されていたり、環境教育は、環境や生きものの話ばかりになるんですけど、森の経済的な価値っていうのもきちんと教えていくプログラムもあったりするので、それをやりたいと思っています。学校の先生は忙しくて、なかなかご参加いただけないのが現状ですが、実際に木を使う中学校の技術の先生には好評だったので、もうちょっと頑張りたいなと思います。
 あと天竜の仕事も何件かあります。市立中学校の卒業記念品でトレイを作っているところです。また、ウッドスタートといって、生まれた子に木製品を贈ることもやっています。
 私たちは林業振興課とのつながりが強いですけど、他にもいろいろなところで協力できたらうれしいなと思っています。

市長:
 フェアトレードだね。浜松はフェアトレードシティになったのを知っていますか。

参加者:
 はい。名前だけ聞いたことあります。

市長:
 フェアトレードは、もともと海外の発展途上国の人たちの生活改善のために、そういうところの品物を買って、彼らを支えようっていうところから始まりました。今はもっと広範囲になって、地産地消の推進とか、例えば今言ったように、地元の木を活用して、それで山を元気にしようとか、それもフェアトレードなんです。

参加者:
 トレードってコーヒーとか海外のものだけだと思っていました。

市長:
 それからスタートして、今はむしろそっちのほうが価値を持ち始めていて、市が取り組んできたFSCも、いわゆるFSCの認証材を使ってもらうことで、違法伐採のような木材を駆逐していって、地球環境を守っていくという取り組みになります。

参加者:
 そのFSCなんですけど、昨年、MORI.IKUのイベントをやらせてもらったとき、私たちはFSCをみんな知ってるものだと思っていたんです。そうしたら、自分たちが予想していた以上にみんな、「それって何?」って言っていました。

市長:
 そうでしょう。まだまだですね。

参加者:
 やっぱりオリンピックとか、大きな取り組みはもちろんなんですけど、何かもっと浸透させるものはないかと思ってるんです。

市長:
 逆にオリンピックみたいなのが、1つの起爆剤になるんです。イギリスでも、ロンドンオリンピックで一気にFSCが普及しました。
 今、オリンピックの施設は、認証材を調達するという基準になっているし、そういうところからFSCが広がっていくと思います。だから企業でも、少しずつFSCの紙を使うようになってきました。FSCの紙しか使いませんという宣言をする企業も出てきて、そういうのが広がってくると、だんだんFSCも広がってくるとは思いますが、なかなか一気には進まないでしょう。

参加者:
 そうですね。

市長:
 だから私はオリンピックが1つの大きなチャンスだと思っています。

参加者:
 今、オリンピックの話が出たので、次のテーマの話になってしまいますが、オリンピックのことでちょっと聞いてみたいことがあります。
 オリンピックが終わった後に、地元の天竜材を浜松市としてどのようにアピールしていくのかが気になります。今はオリンピックがあるから頑張ろうっていう気持ちもあるので、それが終わってしまった後に、どのように浜松として材を出していくのかが気になります。

市長:
 今言ったように、まずはやはりFSCというものの価値を分かってもらわなければいけない。認証を取った非常にいい材が浜松にあることを、オリンピックを1つの契機にして、いわゆるブランド価値を高めていくということですね。それによって、他の産地との違いを出していくという取り組みです。
 そこからは、われわれもいろいろPRをやりますが、民間の皆さんも、いろいろ努力をしてもらわないといけないし、今はFSCの活用を進める「利活用推進協議会」という大きな枠組みもできて、今、市内の施設もどんどんFSC材を使うようになっています。
 例えば、金融機関では、新しい店舗をつくるときは、必ずFSC材を使ってくれるとか、そういう広がりが出てきている。
 あるいは、これからは都会へ売り込んでいかなければいけない。今は川崎市と連携して、川崎市がつくる施設に浜松の材を活用してもらおうと考えています。
 われわれはブランド化したり、PRしたりしますが、商売は民間の皆さんに頑張ってもらわないといけない。あとはいろいろ工夫しながらやってもらうということだね。

参加者:
 今、お客さんも、住宅に天竜材を使うことが多いですけど、やはり着工数も減っていたりとか、家もどんどん小さくなっていたりとか、今家を建てる私と同世代の人たちも、天竜材に価値を見いだせていない状態です。もちろん住宅に使ってもらうのを念頭に置きながら、デザインとして使ってもらうことも大事だなと思っています。
 あと異業種連携みたいなかたちで、今、保育所さんと一緒に仕事をしています。木育といって、子どもの成長に木がすごくいい働きをすることが科学的にも紹介されているんですけど、そういうのに絡めた商品開発や、家を買うのは一生に一度の大きいことなんですが、もっと手軽に買える木材製品があってもいいのではないかと思っています。業者も、もっともっと広い目を持って、そういう事例を増やしていって、身近なものにしていきたいなと思います。

市長:
 林業の方々も、今、住宅とか建築以外の部分での木材の利用を広めていて、例えば、企業と組んで家具の一部に木を使った製品づくりを進めています。

参加者:
 ちなみに市長は、木製品で、こういうのが身近にあったら、ちょっとテンション上がるなみたいなのがあれば、参考に聞きたいです。

市長:
 やっぱり家具なんかはいいね。あと、遊園地の遊具なんかもいいね。既製品を入れるんじゃなくて、木の滑り台があってもいいし、地元の木を使った遊具を入れることをこの前指示したばかりです。

参加者:
 木の遊園地いいですね。
 メンバーがそれぞれ違う会社で働いているんですけど、せっかくこうやってTENKOMORIで横の連携やつながりもあるので、そういう取り組みをしていきたいと思います。

参加者:
 私の主人は木工加工の仕事で、私もそれを手伝っているんですけど、自分の本業として介護士をやっています。そのなかで、ぜひ介護施設を木でつくってもらいたいです。木が脳とかにもたらす効果や癒しの効果という実験もあるので、そういう面で考えると、認知症の方がそれで治るとは言えないですけど、癒やしという意味合いも込めて、ぜひ介護施設を木でと思っています。
 天竜区で介護をやっていると、昔林業に関わっていたというおじいちゃん、おばあちゃんがいっぱいいて、すごい不思議なのが、木のおもちゃとかを作って持っていったりすると、「ああ、懐かしいね」って言って、昔のことをしゃべってくれたりするんですよね。だから、ちょっと介護に取り入れていきたいです。

参加者:
 介護施設の談話室に、木のテーブルとか椅子とか置いたら、そこに集まる人の数が増えて、会話をする数が格段に上がったっていう報告も実際にあるんですよね。なので日本の木はいいなって。

市長:
 今、市でもやっていますが、施工業者、いわゆる設計をやる人たちが意識的にやり出すと全然違いますね。
 ユーザーまで浸透させるのはなかなか大変だけど、設計士なんかがそういう意識を持てば、家の設計をするときに、うまく木を使ってくれるのではと思います。

参加者:
 設計士さんを山に案内したこともあるんですけど、やはりそれから意識が変わりましたって言ってくれる方もいます。天竜材は高いって皆さん思っているという話を聞くので、もうちょっと意識を変えられるように、お見せできるところはどんどん見せたいと思っています。

市長:
 今年からウッドコレクションというコンクールを始めました。天竜材を使ったデザイン性に優れた家とかね。なかなかいい作品があるよ。

参加者:
 そうなんですか。それも見てみたい。普段はプランニングの仕事が主で、山主さんに間伐しませんかっていうのばっかりだったんで、なかなか製品に絡むことがなくて。

参加者:
 市長もぜひ、若い女性が木を切って働いているところを見に来てください。

市長:
 木を切っているところ、すごいよね。
 今、女性は何人ぐらいいらっしゃるんですか。

参加者:
 私の会社だと、私だけになります。女性1人です。静岡県全体だと、たぶん10名ぐらいはいると思うんですけど、西部だけだと私1人だけになりますね。

市長:
 女性もどんどん活躍してもらって。

参加者:
 そうですね。もっと増えて、女性だけでも林業の班が組めるようになればと思っています。男性の人の中に女性が入ると、どっちも気を使うんですけど、女性ばかりになるとフラットになるというので、やっているところもあります。

市長:
 なるほど。どうですか。働いてて楽しいですか。

参加者:
 とっても楽しいです。楽しい分、やっぱり大変なことも多くて、体力面など、男性にかなわないことが多いので、そこは大変だなと思います。その分、先輩には「技術を磨いて、あなたにしかできないやり方があるから」と言っていただいているので、今はそこを頑張っていこうかなという感じです。

市長:
 なるほどね。今は自宅から通ってらっしゃるんですか。

参加者:
 今は天竜に引っ越して1人で暮らしています。

参加者:
 何年たったら一人前なんですか。

参加者:
 一般的な研修が、3年で終わるので、3年たったら一通りの仕事はできるようになる予定です。今2年目なので、あと1年でどれだけ成長できるかです。

参加者:
 ちょっとここで、市長の思い出を聞いてみたいと思います。私は森の家でイベントや自然体験を提供してきたんですけど、市長が一番印象に残っている自然体験は何かありますか。

市長:
 自然体験だと、キャンプへ行ったり、友人と一緒に佐久間の浦川の方へ行ったりしていました。
 小学校の頃は、それこそ森の家ではないけれども、よく浜北の岩水寺の方へ行きました。松明(たいまつ)をつくって洞窟を探検したり、一緒に富士見平の方へ行ったり、あの辺でマツタケ取りに行きました。あと滝沢へ泳ぎに行っていました。
 ここは近くていい所がいっぱいあるんですね。

参加者:
 私は森の家にいるときに、まずここを通ってから上に行くという人がすごく多くて、森林公園に来て、ここに興味を持ったら、もうちょっと奥へ行ってみようとか。

市長:
 本当に近くていい所がたくさんある。滝沢なんか、今考えると、本当に水がきれいだったからね。自転車で夏に泳ぎに行きました。

参加者:
 TENKOMORIでも森林公園さんと一緒にイベントをさせてもらいました。一般の子供たち向けに、木を切る体験をしてもらったりとかできたので。

市長:
 こんなに市街地に近くて、ああいう環境がある所はなかなかないよ。

参加者:
 私たちも昨年、森林公園でイベントをやらせてもらったときに、参加した方から、こんな身近にこんないい所があったんだっていうのは、すごく言ってもらいました。

参加者:
 同じ市内の人でも知らない人が意外と多かったですね。

市長:
 ちょっと行けば海もあるし、川もあるし、山の体験もできるしね。みんな30分ぐらいで行ける、こんな場所はなかなかないね。外から来た人がそう言ってる。
 私たちは当たり前になっているけれども、都会から浜松へ来て、今、起業したりする人がいるんだけど、いろいろ話を聞くと、浜松のそういう魅力に惹かれて、浜松へ来て会社を興した社長さんが結構います。

参加者:
 当たり前になってしまっている山とか林業なんかも、もう一歩PRを頑張って、TENKOMORIもそうだし、各社、それぞれ勤めているところでも努力をしないとね。

5.まとめ

参加者:
 私たちは、これからも出前講座やイベント等を通して、いろんな方に林業のことを知ってもらえるようにしていきたいと思います。
 仕事でも、森林保全や森林復興について取り組んでいるんですけど、まだまだ一般の方には、森林保全であったり、FSCの認証のことがあまり知られていないので、これからさらにその取り組みを皆さんに知っていただけるようになればいいと思います。
 浜松市には、これからも協力をお願いし、いろいろな方にFSC材などを知っていただけるよう、PRにも力を貸していただければと思っております。

市長:
 今日はありがとうございました。皆さんから、日々活発にいろいろな活動をしていただいているということが分かりまして、大変心強く思いました。
 浜松は合併をして、こんなに広くなったわけですけれども、それまではあまり浜松と林業というのは結びつきがありませんでした。合併をして、市の面積の7割が森林になったということで、私が市長に就任したばかりの頃に、天竜森林組合の皆さんが来て、これから山をどうするんだという話になったときに、何の根拠もなく、10年以内に、天竜の山を宝の山に変えてみせると、大見え切ったわけです。
 これからは、地球環境の問題も非常に厳しくなっていくだろうし、温暖化の問題もだんだん言われるようになってきていたので、必ず国産材が見直されるという予感はありました。そこからFSCの認証など、いろいろ林業への取り組みを始めて、10年前に比べると、かなり林業の環境も様変わりしています。
 もう一歩、二歩ですから、われわれも頑張って林業振興をやっていきたいと思いますが、これはもちろん行政だけでできることではないので、特にこれからは女性活躍の時代ですから、女性の皆さんが、林業を、あるいは浜松の山をリードしていくぐらいの気概を持って、TENKOMORIの皆さんには頑張ってもらいたいと思います。ありがとうございました。

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