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更新日:2014年11月7日
(広報取材日記 平成26年9月)
21日(日曜日)から30日(火曜日)の10日間、秋の全国交通安全運動が実施されました。毎年行われているこの運動は、市民一人ひとりが自らの交通安全に関する知識を高め、交通ルールの遵守とマナーの徹底に努めることにより、交通事故防止徹底を図ることを目的としています。
19日(金曜日)には、プレ葉ウォーク浜北駐車場で開始式が行われ、事前早朝街頭広報も合わせて行われました。
秋の運動の重点目標は「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」です。浜松市ではこれらの目標に加えて「交差点及びその付近での交通事故防止」も重点目標として掲げています。
開始式では佐藤元久区長から、自動車・自転車の早めのライトオンを心がけることや、歩行者は自発光式反射板などの着用をし、事故防止に努めていただきたいとのあいさつがありました。
期間中はさまざまな啓発運動が行われましたが、今回は29日(月曜日)に行われた「北浜東小学校交通安全教室」と「浜北幼児交通安全クラブ連合会・浜北地域交通指導員会合同 シートベルト・チャイルドシート着用徹底キャンペーン」の2つを取材してきました。
北浜東小学校交通安全教室ではトラック協会にご協力をいただき、実際に大型トラックを使用して内輪差などを学びました。
まず初めに、トラックの視野の確認を行います。3人の児童をトラックの前方と助手席側のドアの横、そして荷台の後方側面に立たせます。運転席からはこの3人の児童は目視できません。そこでトラックには、いくつかのミラーがついていて、それを使用すれば3人がいる位置を確認することができます。
しかし、このミラーを使っても見えない部分(死角)があります。この部分は運転席からは見えていないということを、児童らに説明をします。
次に、実際に大型トラックを動かして内輪差を見ていきます。トラックの内輪差はおよそ2メートルあります。その内輪差によって、巻き込み事故が発生してしまいます。巻き込み事故がどうやって起こるのか、人形を自転車に乗せて実験します。
人形がトラックによって倒される瞬間、子どもたちからは悲鳴のような声があがりました。これがもし本当の人間だったら・・・自分だったら・・・と考えると、とても恐ろしいですね。トラックを運転する人も細心の注意を払うことはもちろんですが、歩行者や自転車の人も、トラックの死角や内輪差について理解をし、自らを守る行動を心がけなければいけないということを学んだ交通安全教室でした。
この日は、区内のショッピングモール等で「浜北幼児交通安全クラブ連合会・浜北地域交通指導員会合同 シートベルト・チャイルドシート着用徹底キャンペーン」も行われていました。サンストリート浜北へ行くと、店舗出入口で啓発品の配付や、付近交差点でドライバーに向けた街頭広報を笑顔で行う会員さんたちがいました。
市民一人ひとりが交通事故防止の意識を高めるためには、こうした地道な啓発運動がとても重要となります。
浜北区内では平成26年1月1日~6月30日の間に人身事故が396件も発生しています。交通事故が少しでも減るよう、期間終了後も早めのライトオンやシートベルト等の着用を徹底するなど交通事故防止に努めましょう。
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