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更新日:2014年10月29日
(広報取材日記 平成26年6月)
6月24日(火曜日)、浜名小学校で絵本作家のスズキコージさんを迎え、段ボールで仮面づくりに挑戦しました。
暑い日差しの中、浜名小学校6年生の子どもたちが、体育館横に集合しています。体育館の渡り廊下に飾られた、同校出身の絵本作家スズキコージさんの色とりどりの作品に思わず目が釘付けとなります。
説明を受けた子どもたちは、運動場に広げたブルーシートの上に持参した段ボールと、段ボールカッターを準備し、あらかじめ考えておいた下絵を見ながら、作業を始めました。
まず初めは、目と口の部分の切り抜きです。一人で黙々と行う子、数人で協力して行う子、取り組み方はそれぞれですが、みんな集中して仮面づくりに取り組んでいます。何度も段ボールをかぶって穴の位置を確認したり、穴が開いた段ボールをかぶってお互いに笑い合ったり、作業は終始にぎやかです。
目と口を空け終わったら、いよいよ装飾の作業へ入ります。段ボールの切れ端をくっつけたり、家から持参したペットボトルやビニールを貼付けたりします。
その作業の合間には、コージさんのところへ駆け寄り、「コージさんのその仮面はどうやって作っているんですか」「この羽はなんのものですか」とコージさんの仮面に興味津々で話しかけます。
ある女の子は、自分の段ボールをコージさんのところへ持っていき、「形がうまくできない」とアドバイスを求めます。それに対し、「四角を壊せばいいんだよ」と答えるコージさん。女の子は自分の場所へ戻り、友達と協力して一生懸命に段ボールを押しつぶしていました。
形が出来上がったら、次はペンキで色を付けていきます。最初は刷毛に恐る恐るペンキをつけていた子どもたちも、慣れてくると、服や足が汚れてしまうのもお構いなしで、刷毛を払うようにしてペンキを飛び散らせたり、自分の手にペンキを塗って手形を付けたりしていました。
思い思いの仮面を作り終えた子どもたち。事前にビニール袋で作っておいたマントを被り、いよいよ仮面DEパレードの始まりです。
シンバルを叩くコージさんを先頭に、トランペットや小太鼓の演奏に合わせて運動場をぐるりと一周した後は、いよいよ学校の外へ出ます。馬込川沿いを行き、小松幼稚園へと向かいます。
一方、小松幼稚園では遠くから聞こえて来る演奏に、子どもたちが何事かと園庭へ出てきました。仮面をかぶったパレードが園内へ入って来ると、初めは怖がっていた園児たちもだんだんはしゃぎだします。休憩を兼ねて園児たちと交流をし、最後に全員で記念撮影をしてから再び小学校へと戻っていきました。
暑い中、仮面とマントを身につけていた子どもたちは、少し疲れた様子でしたが、仮面の制作からパレードまでを通して「自分を表現する」という経験を、思う存分できたのではないかと思います。
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