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更新日:2022年3月29日
(広報取材日記平成27年1月)
1月26日(月曜日)、庚申寺(宮口)で「第61回文化財防火デー」に呼応した合同訓練が行われました。文化財防火デーというのは、昭和24年1月26日に起きた法隆寺の火災を教訓に昭和30年に定められたものです。この日を中心に毎年全国で、消防機関や文化財所有者、地域住民などが連携・協力して文化財防火運動を行っています。庚申寺の合同訓練では、浜北消防署員、消防団浜北第8分団員、庚申寺関係者や地域住民、およそ30人が参加しました。
午前10時頃、庚申寺へ墓参りに訪れた檀家が、庚申堂から出火しているのを発見したという想定で訓練が始まります。火災を見つけた檀家は大きな声で火災を知らせ、消防機関へ119番通報。消防車が来るまでの間に、文化財を保護します。その後、付近にいた人たちと協力し、バケツリレーによって初期消火を実施しますが、それでも火災は収まらず、駆けつけた消防署員、消防団が庚申堂へ放水を行いました。
一連の訓練を終え、鵜飼孝浜北消防署副署長からは「火災などから歴史と伝統ある文化財をそのままに保つためには、消防の力だけでなく関係者の協力が重要。今日は檀家、住職、消防団員、消防署員の、息の合った訓練だった」と講評がありました。また、庚申寺の住職である仲山さんは「火事などが起きないように注意していきたいと思う。文化財、建物をしっかりと守っていきたい」と話していました。
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