浜松市福祉交流センターの事後評価結果

浜松市福祉交流センター

平成27年4月1日～令和2年3月31日

名称：社会福祉法人　浜松市社会福祉協議会グループ
所在地：浜松市中区成子町140番地の8

(1)選定会議の構成

委員長　朝月　雅則（浜松市健康福祉部長）

副委員長　森田　孔二（浜松市健康福祉部次長）

委員　松井　章子（第三者委員＝浜松市浜松手をつなぐ育成会副会長）

委員　田島　明子（第三者委員＝聖隷クリストファー大学教授）

委員　幸田　享子（第三者委員＝老人クラブ連合会副会長）

(2)審査日時

令和元年6月17日（月曜日）

　午前9時00分～午後0時20分

(3)評価点　76.1点/100点

　※委員長は当施設の理事のため評価には加わらず

1.施設運営管理方針に関する項目

(1)施設の性格や目的の理解

5

3.9

(2)施設の効用が発揮されるものであること

5

3.5

計

10

7.4

2.事業提案（計画）に関する項目

(1)事業の具体的取組み方（機能性）

8

6.8

(2)施設の管理体制・運営職員の配置（責任性・実行性）

10

8.1

(3)適正な管理・経理（明瞭性・規律性）

5

3.9

計

50

39.9

3.指定管理者に関する項目

(1)団体の物的・財政的能力（経営の健全性）

10

8.5

(2)施設の運営実績（団体の能力）

5

3.7

(3)団体の地域貢献（地域の活性化）

10

7.8

計

25

20.0

4.指定管理料に関する項目

(1)収支計画の妥当性

15

8.8

計

15

8.8

合計

100

76.1

5.利用状況

　平成30年度における福祉交流センターのホールの年間稼働率は49.6％となり、前年度に比べて3.8％減少している。
　平成30年度における施設利用者数は、ホール65,862人及び会議室等113,589人の計179,451人となっている。平成29年度の172,847人と比較して、6,604人増加している。
　利用料金収入については、ホール17,469,700円、会議室等18,403,520円、駐車場4,478,600円の計40,351,820円であり、平成29年度の40,051,990円と比較して、299,830円増加している。
　昨年度よりホールの利用可能日数が16日ほど増えたため、大幅な利用料収入の増加が見込まれたが、実際は、稼働率が下がっており、ホールの稼働率の低下が、計画より大幅に低かった収入実績に直結しているといえる。

【3年間の利用者数】　（単位：人）

6.事業執行（管理運営）に対する全体的な評価

　指定管理者は、当施設の管理者として指定されて13年目と経験豊富な浜松市社会福祉協議会を核としており、公共性・公益性の高い事業活動を展開している。
　福祉関係団体の活動及び各団体の交流・連携の拠点としての施設の役割を十分認識しており、また地域福祉活動の推進に資することを基本理念として業務を遂行している。業務内容については適正に管理運営業務を行っているといえる。

7.来年度の事業執行（管理運営）に対する指導事項等

• 集客を増加させるため、広報活動の促進を図ること。
• 休館を伴う大規模な改修工事に関して、利用者はもとより市内の他の公共施設の動向を踏まえ、計画的に改修を行っていくこと。
• 駐車場台数が少ないことに関して、中心市街地ということもあり台数の確保が困難であるが、福祉施設という特性を踏まえ、今後必要な台数は確保していくこと。
• JV（共同事業体）であることの効果が見えないことに関して、市側が指導・監督をすることにより、効果が発揮されるようにすること。