浜松市北部水泳場の事後評価結果

浜松市北部水泳場

平成26年4月1日～平成31年3月31日

名称：シンコースポーツ・東海美装興業グループ
住所：浜松市北区東三方町354番地の2

(1)選定会議の構成

委員長　鈴木　政彦　浜松市中区長
副委員長　高橋　直美　浜松市中区副区長

委員　大木　由美子　（第三者委員=企業経営者）
委員　廣野　篤男　（第三者委員=中区自治会連合会会長）

委員　大井　モト江　（第三者委員=施設利用代表者）

(2)審査日時

令和元年6月13日（木曜日）9時～15時

(3)評価点　81.7点/100点

1　施設運営管理方針に関する項目

(1)施設の性格や目的の理解

6

5.1

(2)施設への効用が発揮されるものであること

6

4.6

計

12

9.7

2　事業実施に関する項目

(1)事業の具体的取組み方（機能性）

7

6.0

(2)施設の管理体制・運営職員の配置（責任性・実行性）

10

8.5

(3)適正な管理・経理（明瞭性・規律性）

7

5.7

(4)安全管理・緊急時への対応（安全性）

10

8.8

計

53

43.5

3　指定管理者に関する項目

(1)団体の物的・財政的の能力（経営の健全性）

5

4.0

(2)地域との連携、貢献（地域の活性化）

5

4.1

計

10

8.1

4　指定管理料等に関する項目

計

合計

100

81.7

5　利用状況

入場者数　(平成30年)138,321人、(平成29年)142,012人、(平成28年)147,671人

6　事業執行（管理運営）に対する全体的な評価

• プールという施設の特性上、事故が起きると命にかかわるため、その点を十分認識し、日頃から事故発生時の手順を確認している。実際に事故が起きた際には、心肺蘇生やAEDなど適切な対応が取られており、常日頃の取組が表れたものだと感心した。
• 転倒防止のためのすべり止め対策を今後も続けていただきたい。
• プール利用者を自主事業に誘導する仕組みがあり、効果的に集客できている。
• 施設を大切に想い、丁寧に運用されている。利用者アンケートにおいて、利用者から高評価を得ているところからも、利用者の満足度が高いことがうかがえる。

7　来年度の事業執行（管理運営）に対する要望、指導事項等

• 軽微な修繕や利用者サービス向上のための工夫をスタッフの手で実施し、経費節約に心掛けているところは評価が高い。一方で、節約の部分ばかりに気を取られていると、例えば自前で作製したスライダーの蓋が落下して人に当たるなど、大きな落とし穴があることもある。日々の点検を心掛けていただきたい。
• 室内プールを見学できる場所に椅子が設置されているが、ビニールテープで補修しているなど、座りにくい箇所もある。費用はかかるが、取り換えを検討してはどうか。
• 今後もこれまで以上に、安全面に配慮して利用者サービスの向上を図っていただきたい。
• 施設は年数が経っているが、職員の接客や声掛けなどにより、明るく利用しやすい施設づくりを行っていただきたい。
• 不審者侵入や不審物発見のために職員が巡回しているとのことだが、巡回記録を報告してもらえると内容が分かりやすくてよい。
• 夏の熱中症対策を検討し、利用者の増につなげていただきたい。
• 駐車場での事故防止について、チャイルドビジョン（幼児の視野体験スコープ）等を活用して注意喚起の貼り紙の位置を検討することで、効果的な啓発になる。