緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

更新日:2020年10月15日

浜松市リハビリテーション病院の事後評価結果

令和元年度における浜松市リハビリテーション病院の指定管理者の事後評価については、評価委員会における審査結果を踏まえ、次のとおり公表します。

1.公の施設の名称

浜松市リハビリテーション病院

2.指定の期間

平成31年4月1日~令和6年3月31日

3.指定管理者

名称:社会福祉法人聖隷福祉事業団
所在:浜松市中区住吉二丁目12番12号

4.事後評価委員会の概要

(1)評価委員会の構成

  • 委員長:大久保忠俊(大久保外科・消化器科医院:院長)
  • 委員:後藤励(慶應義塾大学大学院准教授:医師・経済博士)
  • 委員:大六野隆(ヤマハ株式会社:顧問)
  • 委員:町田あつ子(町田進亮税理士事務所:税理士)
  • 委員:松浦直樹(スズキ株式会社:監査本部国内監査部長)

(2)審査日時

  • 令和2年8月27日(木曜日)午後2時00分~午後3時40分

(3)評価点

  • 86.2点/100点

5.評価の内容

評価項目

配点

評価点数

1.重要課題への対応

10

8.4

2.経営の視点

30

23.4

3.公立病院としての取組み

30

28.2

4.前年度指摘項目への対応

20

17.2

5.顧客満足度

5

4.0

6.協定書の履行

5

5.0

合計

100

86.2

7.経営の視点からの意見・要望

  • 前年度に比べて、収益も費用も増加しているが、今年度は収益が費用を上回っており、これを次年度も維持していただきたい。
  • 職員給与費対医業収益比が前年度よりやや減少したことは評価できるが、他病院に比べてまだ高いため、さらに努力する必要がある。
  • 入院患者数の増加、高い病床利用率のみならず、重症患者を積極的に受け入れ高密度のリハビリ医療を提供することで安定的な経営を続けている点が高く評価できる。
  • 臨床倫理の向上に取り組み、大いに成果を上げている状況に感動した。
  • 外来患者の地域還元等、新方針を織り込んで年度計画を作成し、これを用いてPDCAを回されるとよいのではないか。
  • 顧客満足度は、全国標準項目に加えて、スコアの低い項目や病院として課題意識を持っている項目についても、分析、対策をしておられるとの事なので、これを明文化し共有されると一層よいと思う。
  • 病院内を視察した時、通りがかった職員の多くが挨拶をしてくれた。これは、人に対する敬意と共感をもって仕事をしておられる証左であり、とてもいい風土だと思った。
  • 年明けからの新型コロナウイルス感染症の影響の中、入院患者数はほぼ前年度並みの上、リハビリ提供数の増加により入院収益を増加することができている。また外来患者数は1割程減少したが、その減少分を介護保険事業である訪問リハビリを展開し、実績を上げたことは数字の上でも、経営方針の面からも評価できる。
  • リハビリテーション先進機器導入等特徴のある取り組みを行い、他の病院との差別化が図られているが、このことが市民に周知されているか。周知されることで、紹介以外の外来患者数が増加するのではないか。またこれは、患者のためにもなると思う。
  • 離職者は本当の離職理由を言わないケースも多いと思う。離職防止の取り組みを継続するとともに、その効果を検証していただきたい。
  • 在宅復帰率の高さ(さらに改善している状況)は素晴らしい。外来患者数増加のためにもこういった事実が周知されることが必要である。

8.公立病院としての取組みに対する意見・要望

  • 回復期病棟の患者1人あたりのリハビリ提供単位数が増加したことに加え、「生活プログラム」を導入したことによって、患者の認知機能の改善、在宅復帰率の上昇がみられたことは喜ばしいことである。
  • 「えんげと声のセンター」での、リハビリ歯科外来の開設、えんげサポーターの養成、嚥下障害実習研修会の開催などの取り組みはすばらしく、今後も日本の嚥下障害治療を牽引していただきたい。
  • 脊髄損傷理学療法研究大会を開催するなど、脊髄損傷患者支援の取り組みはすばらしい。
  • 歩行訓練支援ロボット「ウェルウォーク」を始め、各種リハビリテーション先進機器を導入し、効果を上げていることはすばらしい。
  • 市民いきいきトレーナー養成講座でマスターコース5名を育成され、浜松市の「元気リーダー事業」の一環として、市民の体操教室に派遣されていることはすばらしい。
  • 臨床倫理の分野で、全国学会を主催され、セミナー、カンファレンス等を積極的に行っていることは高く評価できる。
  • 重症率が上昇しているにもかかわらず、在宅復帰率も上昇していることは高く評価できる。
  • 地域の医療機関等と緊密な連携を行い、また訪問リハ等の介護保険事業を積極的に進めることで在宅復帰率を高めていることが高く評価できる。
  • 地域の医師に対する研修会や、多職種連携の鍵となる臨床倫理に関するセミナーや学会など、リハビリ医療にかかわる人材育成に積極的に取り組んでいることが高く評価できる。
  • 小中学生への運動器健診や、高次脳機能センターの専門外来、脊損患者支援など浜松市リハビリテーション病院だからこそできる試みを行い、地域全体の健康向上に取り組んでいる。
  • 定評ある「えんげと声のセンター」のほか、スポーツ医学センターや市民いきいきトレーナーなど予防のための活動にも注力しているのは評価できる。
  • 回復期の活動により在宅復帰率が向上しているのは素晴らしい。
  • 市内の小中学生に対し運動器健診を実施し、保護者及び指導者も含めて結果報告と運動指導をしている点は、子供達の将来のけが防止と運動能力向上に繋がりすばらしい活動と思う。
  • ウェルウォーク等のリハビリ先進機器を導入し、リハビリの効率化と利用者の早期回復に努めている点は大変評価できる。
  • 個人にあった生活プログラムの導入により利用者の認知機能が改善し、在宅復帰率の向上につながっていることは素晴らしいと思う。
  • 嚥下に対する取り組みについて知らなかったが、浜松市リハビリテーション病院の嚥下に対する取り組みが全国的にも進んでいることに驚いた。
  • 市民いきいきトレーナー養成講座は市民を巻き込んだ良い取り組みだと思う。
  • 臨床倫理観の醸成については、重い課題ではあるが、避けて通れないものと考える。全員共通の認識を持つことが大切だと思う。

9.来年度の病院運営事業に対する意見・要望

  • 退院後の訪問リハビリテーションおよび通所リハビリテーション実績が増加していることは喜ばしいことであり、今後もさらに努力していただきたい。
  • 歩行訓練支援ロボットなどのリハビリテーション先進機器を積極的に活用し、実績を重ね、どれだけ成果があったのかを具体的な指標で示していただきたい。また、採算性についても検討していただきたい。
  • 静岡県リハビリテーション病院会が発足したことによる利点、効果などがあれば示していただきたい。
  • 退院後の生活面、社会面での健康リスクへの対応、サービスの整理など要望に真摯に対応していただいた。現在の試みはすべて社会的に価値があるもので続けることが重要であるが、特定の職員に過度の負担とならないように留意して頂きたい。
  • 今回は時間がなくて触れなかったが、次回は医療安全の取り組みについてもご説明をお願いしたい。
  • 今回の資料では、防犯や感染制御についてだけ記述があるが、当日の説明の中で「インシデントは共有している」等のご発言があったので、これらの点について状況、課題、対策等、ご説明をお願いしたい。
  • 新型コロナウイルス感染症の影響が今後も続くと予想される。リハビリロボット等の先進機器を活用し地域のニーズに応えうる事業の展開を期待したい。
  • 市民のため、浜松市リハビリテーション病院の特徴・強みをアピールする取り組みをするべき。市民が知らないことによる機能回復の機会を失ってはいけない。
  • 連結決算の黒字を継続させていただきたい。

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所健康福祉部病院管理課

〒432-8580 浜松市中央区富塚町328 浜松医療センター

電話番号:053-451-2707

ファクス番号:053-451-2773

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?