緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

更新日:2023年4月3日

北神宮寺遺跡通信No.8

はままつの文化財

No.8(最終号) 平成19年11月30日

北神宮寺遺跡の発掘現場のようすをタイムリーにお知らせします。

印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。

北神宮寺遺跡通信No.8 (PDF:555KB)

調査が終了しました

8月16日から12月中旬までの予定で開始した『北神宮時遺跡』の発掘調査でしたが、地域の皆様の御理解と御協力を得て、11月末をもって無事終了することができました。

今回の調査では、弥生・古墳時代の竪穴住居や方形周溝墓をはじめ、鎌倉・江戸時代のお墓、戦国時代の掘立柱建物跡など、大変多くの遺構が発見されるとともに、日常食器や祭器として使われたと考えられる大量の土師器(土器)を中心とする遺物が出土し、大きな成果を収めることができました。


調査区北東より遺跡を見渡す


遺跡の全体図


北東部分


中央部分


南西部分


南部分


南東部分

多くの方に見学していただきました

421人(いなさ文化財まつり全体では延べ679人)もの多くの方々に参加をしていただいた現地説明会(10月13・14日に開催)をはじめとして、平常作業日にも地域の方や遺跡に興味をおもちの方にお訪ねいただき、発掘の様子や出土遺物を熱心にご覧いただきました。

また、近隣小学校4校(井伊谷小、伊平小、川名小、気賀小)や初生小の児童の皆さん、総勢295人のほか、細江中や気賀高の生徒さんも、総合学習や就業体験で訪れていただきました。
実際に調査区内で発掘を体験してもらい、土器片が見つかるたびに驚きの声を上げていました。

このように児童・生徒さんたちのために生きた教材として活用していただけたことを大変うれしく思いました。


伊平小学校見学(11月22日)
1~4年生16人が発掘体験


気賀高就業体験(11月14日)
発掘作業


気賀高就業体験
土器洗い作業

4ヶ月間、どうもありがとうございました!

発掘に携わった職員一同

今後、調査区域は土地区画整理事業に伴う工事に入り、遺跡は消滅してしまいますが、皆さんの心の中で生き続け、語り継がれていくものと思います。

私たちは、本調査の成果を調査事務所に持ち帰り、土器の接合・復元を始めとする整理作業や報告書の作成に取りかかると共に、次の発掘現場での調査活動に取り組んでいきます。

今回の調査を通じて、近隣にお住まいの皆様には、いろいろとご迷惑をお掛けしたことと思いますが、大変好意的に私どもの調査活動を見守っていただき、本当にありがとうございました。
改めてお礼申し上げます。

なお、現地調査事務所は、11月27日をもって閉鎖いたしました。

○連絡先

浜松市埋蔵文化財調査事務所(浜松市西区神原町) TEL:485-3465

発掘現場のご案内(平成19年度)に戻る 

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所市民部文化財課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2466

ファクス番号:053-457-2563

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?