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更新日:2023年4月3日

北神宮寺遺跡通信No.2

はままつの文化財

No.2 平成19年9月5日

北神宮寺遺跡の発掘現場のようすをタイムリーにお知らせします。

印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。

北神宮寺遺跡通信No.2(PDF:548KB)

発掘調査、順調に進んでいます

熊谷市と多治見市で40.9度が観測され、74年ぶりに最高気温の記録が塗り替えられた猛暑日の8月16日、予定通り発掘作業を開始しました。

それから約3週間、連日の暑さの中ではありますが、調査活動は順調に進んでいます。

そして、発掘した場所からは、竪穴住居や方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)などの遺構や、多数の土器・短刀等の遺物が発見されています。


古墳時代(約1700年前)の方形周溝墓の跡

<考古学豆知識>

  • 遺構:
    遺(のこ)された構造物の意味。住居跡、道路跡、溝跡、墓など昔の人々が生活した跡や地面を掘った跡のことをいう。
  • 遺物:
    昔の人々が使っていた(作った)食器や生活の道具など。土器や石器、木製品、金属製品など。
  • 竪穴住居:
    地面を掘り下げて床面を作り、そこに柱を立てて屋根をおおった住居。
    基本的には、縄文時代は丸形、弥生時代は小判形、古墳時代以降は正方形に変化していく。
  • 方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ):
    周囲に方形の溝をめぐらせた盛り土の墓。日本では一辺10メートル前後のものが多い。


完全な形の高坏(たかつき)
(古墳時代前期:1700年前)


並んで出土した甕(かめ(土なべ))
(古墳時代前期:1700年前)


方形周溝墓から出土した土器の様子
(弥生時代後期:1800年前)


短刀が出土した墓(鎌倉時代:800年前)

遺跡の見学について


見学に訪れた井伊谷小6年生児童


発掘体験を行った細江中1年生生徒

 

遺跡の発掘作業は平日、午前8時45分~午後4時45分に実施しています。

(雨天時は作業を休止します)

作業時間内でしたら、調査現場は見学いただけます。
なお、現地は危険な箇所がありますので、作業時間以外の調査地内への立ち入りはご遠慮願います。

北神宮寺遺跡の地図

○現地連絡先

北神宮寺遺跡調査事務所(浜松市北区引佐町井伊谷) TEL:542-3990

所在地:浜松市北区引佐町井伊谷(引佐地域自治センターから徒歩5分)

調査期間:平成19年8月~12月末

作業時間:午前8時45分~午後4時45分(平日のみ、雨天休止)

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お問い合わせ

浜松市役所市民部文化財課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2466

ファクス番号:053-457-2563

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