更新日：2023年4月3日

北神宮寺遺跡通信No.1

はままつの文化財

No.1 平成19年8月20日

北神宮寺遺跡の発掘現場のようすをタイムリーにお知らせします。

印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。

北神宮寺遺跡通信No.1（PDF：475KB）

発掘調査を再開しました！

北神宮寺遺跡は、井伊谷7区にあり、渭伊神社がある丘陵から南東に広がる大規模な遺跡です。

浜松市井伊谷土地区画整理組合の委託を受け、過去4年間（03,04年は引佐町教育委員会、05年からは浜松市と浜松市文化振興財団）、発掘調査が行われてきました。

そして、今回8月から12月までの計画で、5年目の調査(最終年)を実施します。

古墳時代(約1700年前)の方形周溝墓の跡

前回の調査で発見されたもの

前回の調査では、縄文時代から近現代にいたる人々の生活の痕跡が見つかりました。

特に、弥生時代後期（1800年前頃）の墓や、古墳時代初頭（1700年前頃）の集落跡の様子がよく分かりました。

また、縄文時代の石の鏃・石棒、古墳時代から中近世にいたる幅広い時代の土器・陶器等、数多くの遺物も発見されました。

前回調査時のようす

 

今回の調査でも、引佐の歴史を考えるうえで貴重な発見がなされるものと期待しています。

発掘調査にあたって、地域の皆様にはご迷惑をおかけすることも多いと思いますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

遺跡の見学について

遺跡の発掘作業は平日、午前8時45分～午後4時45分に実施しています。

（雨天時は作業を休止します）

作業時間内でしたら、調査現場は見学いただけます。
なお、現地は危険な箇所がありますので、作業時間以外の調査地内への立ち入りはご遠慮願います。

○現地連絡先

北神宮寺遺跡調査事務所（浜松市北区引佐町井伊谷）　TEL：542-3990

所在地：浜松市北区引佐町井伊谷（引佐地域自治センターから徒歩5分）

調査期間：平成19年8月～12月末

作業時間：午前8時45分～午後4時45分（平日のみ、雨天休止）

→発掘現場のご案内（平成19年度）に戻る