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更新日:2023年10月13日

平成25年度 水道事業会計決算について

1 経営の基本方針について

人口減少社会の到来や節水意識の高まりなどの社会環境の変化、資産の大量更新時期の到来、さらには大規模地震への対応など、水道事業を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような状況下、水道事業の基幹収入である水道料金収入は、節水意識の高揚や節水機器の普及に加え、人口減少による給水量の減などにより前年度比0.5%の減少となりました。

一方、経営健全化のための取り組みとしては、大原浄水場の運転管理業務の民間委託化、また職員の再任用化・非常勤化などにより、前年度末に比べ11人の正規職員を削減しました。

建設事業については、今後予想される震災に備えるため、基幹管路の耐震化を進めるとともに、耐震性の劣る配水池や施設の改築更新を実施しました。このほか、平成26年4月の中部簡易水道の上水道への統合に向け、配水池の築造、送配水管、基幹管路の整備を進めました。

2 平成25年度事業実施状況

(1)主な取組状況

大原浄水場の運転管理業務の民間委託化、職員の再任用化・非常勤化などにより、前年度と比較して11名の職員を削減しました。
配水管網の整備では、配水幹線、配水支管、給水要望による整備で約23.1kmを布設しました。また、配水管、老朽管等の改良工事、配水幹線の耐震化工事などにより約26.4kmを布設替えしました。この結果、管路の耐震化率は前年度比1.0ポイント増の18.8%、基幹管路の耐震適合率は前年度比2.8ポイント増の54.3%となりました。
施設の整備では、配水施設において大原浄水場第5配水池、狩宿配水池築造工事などを実施したほか、送水施設の整備も進めました。この結果、配水池の耐震施設率は前年度比1.2ポイント増の83.0%となりました。
 

(2)主な建設改良事業の実施状況

配水管網の整備

配水幹線の整備

城北神明幹線、西ヶ崎幹線等

配水支管の整備

葵東二丁目、都田町、船明等

給水要望による整備

豊町、寺脇町、宮口、飯田町等

配水管の改良工事

舘山寺町、入野町、雄踏町等

老朽管等の改良工事

早出町、葵西二丁目、舞阪町等

配水幹線の耐震化工事

東部幹線、南部幹線、小林宮口幹線等

施設の整備

配水施設の整備

大原浄水場第5配水池、狩宿配水池築造工事、

堀谷配水池改築耐震化工事、笹岡配水池緊急遮断弁更新工事

送水施設の整備

別所・狩宿送水管、宮口送水管布設工事、狩宿ポンプ場築造工事

導水施設の整備 永島水源導水管耐震化工事

3 平成25年度業務実績表

給水区域内人口78万6,472人に対し、現在給水人口は75万8,274人となり、普及率は前年度と比較して0.1ポイント増の96.4%となっています。また、給水戸数は前年度と比較して2,905戸増の31万9,805戸となりました。
有収水量(給水量)は、節水意識の高揚や節水機器の普及に加え、人口減少による給水量の減などにより前年度と比較して298,038立方メートル減少し、80,718,342立方メートルとなっています。

項目

単位

平成23年度

平成24年度

平成25年度

前年度比(%)

給水区域内人口

791,224

787,529

786,472

99.9

現在給水人口

760,879

758,731

758,274

99.9

普及率

96.2

96.3

96.4

(0.1)

給水戸数

313,923

316,900

319,805

100.9

配水量

立方メートル

86,772,891

86,444,396

85,737,726

99.2

一日最大配水量

265,719
(7月14日)

265,776
(7月17日)

265,127

(7月8日)

99.8

有収水量

81,153,166

81,016,380

80,718,342

99.6

一般用

64,893,876

64,752,785

64,655,274

99.8

業務用

12,885,615

12,855,821

12,621,228

98.2

官公用

3,371,073

3,405,333

3,441,169

101.1

臨時用

2,602

2,441

671

27.5

有収率

93.5

93.7

94.1

(0.4)

配水管延長

km

4,381

4,405

4,440

100.8

職員数(管理者含む)

188

178

167

93.8

有収水量
1立法メートル
当たり

供給単価

126.90

126.83

126.65

99.9

給水原価

132.14

128.71

127.60

99.1

販売利益

△5.24

△1.88

△0.95

149.5

※前年度比欄の( )は増減ポイント数

4 平成25年度決算状況

(1)収益的収支

収入では、水道事業の基幹収入である水道料金が、節水意識の高揚や節水機器の普及に加え、人口減少による給水量の減などにより55,314千円の減少となりましたが、固定資産売却益など特別利益や、その他の収入が増加したため合計で11,393,327千円となっています。
支出では、大原浄水場運転管理業務の全面委託化により維持管理費が増となったほか、基本料金の増により受水費が増となりましたが、職員数の削減により人件費が121,829千円の減となるなど、合計で10,737,956千円となっています。
この結果、当年度純利益では、前年度と比較して213,965千円増の495,099千円となりました。

 

(税込、単位:千円)

区分

平成23年度

平成24年度
A

平成25年度
B

増減
(B-A)

収入

水道料金

10,813,069

10,789,309

10,733,995

△ 55,314

その他

488,983

468,941

659,332

 190,391

収入合計

11,302,052

11,258,250

11,393,327

135,077

支出

人件費

1,663,559

1,474,910

1,353,081

△ 121,829

維持管理費

2,201,794

2,024,777

2,192,061

167,284

受水費

2,392,953

2,423,942

2,472,325

48,383

減価償却費等

4,102,567

4,185,228

4,055,852

△129,376

企業債利息

755,261

715,920

664,637

△ 51,283

支出合計

11,116,134

10,824,777

10,737,956

△ 86,821

収益的収支差引(税込)

185,918

433,473

655,371

221,898

収益的収支差引(税抜)

36,767

281,134

495,099

213,965

(2)資本的収支

収入では、企業債が330,000千円の増となるなど、合計で1,192,864千円となっています。
支出では、管路耐震化事業費や施設耐震化事業費の増などに伴い改良費が847,800千円の増となるなど、合計で6,083,756千円となっています。
この結果、4,890,892千円の収支不足を生じましたが、減債積立金の取り崩しや損益勘定留保資金などで補てんしました。
なお、企業債残高につきましては、前年度と比較して897,348千円減の22,514,367千円となっています。

(税込、単位:千円)

区分

平成23年度

平成24年度
A

平成25年度
B

増減
(B-A)

収入

企業債

960,000

370,000

700,000

330,000

工事負担金

165,379

109,466

142,875

33,409

加入金

273,489

268,796

274,969

6,173

その他

92,599

90,261

75,020

△ 15,241

収入合計

1,491,467

838,523

1,192,864

354,341

支出

拡張費

933,407

1,166,117

1,008,640

△157,477

改良費

2,724,382

2,599,867

3,447,667

847,800

企業債償還金

1,461,440

1,526,625

1,597,348

70,723

その他

13,693

35,499

30,101

△5,398

支出合計

5,132,922

5,328,108

6,083,756

755,648

資本的収支不足補てん額

3,641,455

4,489,585

4,890,892

401,307

企業債残高

24,568,340

23,411,715

22,514,367

△ 897,348

5 損益計算書比較表

収益につきましては、合計で前年度と比較して133,660千円増の10,864,088千円となっています。このうち、給水収益は、節水意識の高揚や節水機器の普及に加え、人口減少による給水量の減などにより52,681千円の減、また、特別利益として姥ヶ谷配水池(浜北区)の売却による固定資産売却益、除却資産(浜北永島第1水源電気設備盤)の再登録に伴う過年度損益修正益を計上しました。

費用につきましては、合計で前年度と比較して80,305千円減の10,368,989千円となっています。このうち、原水及び浄水費は大原浄水場運炎天管理業務全面委託化に伴う委託料の増、受水費の増などにより107,527千円の増、総係費は、人件費などの減により44,435千円の減、資産減耗費は固定資産の除却等の減により174,673千円の減となっています。
この結果、当年度純利益は495,099千円となりました。

(単位:千円)

区分

平成23年度

平成24年度
A

平成25年度
B

増減
(B-A)

営業収益

10,691,448

10,660,467

10,683,038

22,571

 給水収益

10,298,163

10,275,537

10,222,856

△52,681

 その他の営業収益

393,285

384,930

460,182

75,252

営業外収益

81,211

61,898

49,076

△ 12,822

 受取利息及び配当金

49,423

33,076

28,540

△ 4,536

 雑収益

31,788

28,822

20,536

△ 8,286

特別利益

-

8,063

131,974

123,911

 固定資産売却益

-

8,063

58,776

50,713

 過年度損益修正益 - - 73,198 皆増

収益計

10,772,659

10,730,428

10,864,088

133,660

営業費用

9,968,099

9,711,224

9,633,598

△ 77,626

 原水及び浄水費

3,184,905

3,086,182

3,193,709

107,527

 配水及び給水費

1,159,830

1,117,252

1,099,689

△ 17,563

 業務費

678,896

667,560

673,785

6,225

 総係費

842,209

654,726

610,291

△ 44,435

 減価償却費

3,868,454

3,879,129

3,924,225

45,096

 資産減耗費

233,322

305,998

131,325

△174,673

 その他営業費用

483

377

574

197

営業外費用

755,263

716,430

666,009

△ 50,421

 企業債利息

755,261

715,920

664,637

△ 51,283

 雑支出

2

510

1,372

862

特別損失

12,530

21,640

69,382

47,742

 過年度損益修正損

12,530

21,640

69,382

47,742

費用計

10,735,892

10,449,294

10,368,989

△ 80,305

当年度純利益

36,767

281,134

495,099

213,965

6 貸借対照表比較表

資産につきましては、大原第5配水池など排水施設の整備に伴う有形固定資産の増などにより、合計で前年度と比較して993,101千円増の112,717,616千円となっています。また、平成26年度中に満期となる有価証券699,780千円を固定資産(投資)から流動資産(有価証券)へ振替しました。
負債につきましては、下水道使用料預り金の増などにより、合計で前年度と比較して685,156千円増の7,754,251千円となっています。なお、当年度において、16,161千円を退職給与引当金から取り崩しました。
資本につきましては、借入資本金(企業債残高)の減、工事負担金や加入金をはじめとした資本剰余金の増などにより、合計で前年度と比較して307,945千円増の104,963,365千円となっています。
この結果、負債及び資本の合計は、前年度と比較して993,101千円増の112,717,616千円となりました。

(単位:千円)

区分

平成23年度

平成24年度
A

平成25年度
B

増減
(B-A)

固定資産

99,927,173

99,032,760

98,825,462

△207,298

有形固定資産

98,110,027

97,614,188

98,108,053

493,865

無形固定資産

9,384

10,690

9,307

△1,383

投資

1,807,762

1,407,882

708,102

△ 699,780

流動資産

12,130,351

12,691,755

13,892,154

1,200,399

現金現金

9,912,472

10,908,400

11,973,403

1,065,003

未収金

1,293,744

1,262,443

1,102,065

△ 160,378

有価証券

799,910

399,880

699,780

299,900

貯蔵品

124,186

119,244

116,873

△ 2,371

前払金

-

1,770

-

皆減

立替金

39

18

33

15

資産合計

112,057,524

111,724,515

112,717,616

993,101

固定負債

4,323,084

4,289,289

4,273,128

△ 16,161

引当金

4,323,084

4,289,289

4,273,128

△ 16,161

流動負債

2,709,042

2,779,806

3,481,123

701,317

未払金

2,173,183

2,204,597

2,650,983

446,386

その他流動負債

535,859

575,209

830,140

254,931

負債合計

7,032,126

7,069,095

7,754,251

685,156

資本金

66,433,713

66,040,088

65,940,740

△ 99,348

自己資本金

41,865,373

42,628,373

43,426,373

798,000

借入資本金

24,568,340

23,411,715

22,514,367

△ 897,348

剰余金

38,591,685

38,615,332

39,022,625

407,293

資本剰余金

36,009,563

36,515,076

37,225,270

710,194

利益剰余金

2,582,122

2,100,256

1,797,355

△ 302,901

資本合計

105,025,398

104,655,420

104,963,365

307,945

負債資本合計

112,057,524

111,724,515

112,717,616

993,101

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浜松市役所財務部財政課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2274

ファクス番号:050-3730-0119

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