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更新日:2023年4月13日
収入につきましては、水道事業財政の根幹をなす水道料金において、節水意識の高揚や長引く景気の低迷などによって、水需要の減少が見込まれ、前年度比3.5%減の107億300万円を計上しました。また、その他の収入につきましては、遊休財産処分を積極的に推進し、土地売却益を見込み、収入総額では、前年度比3.0%減の112億9,055万7千円を計上しました。
一方、支出につきましては、減価償却費や資産減耗費が増額となったものの、職員の非常勤化・再任用化や大原浄水場の夜間運転管理業務及び水道メーターの開閉栓業務に係る民間委託化の実施などにより、正規職員10人を減員するなど経常的経費を削減した結果、支出総額では、前年度比3.0%減の112億7,041万4千円を計上しました。
この結果、税込の収支差引では、2,014万3千円の利益となり、税抜きの収支差引では、1億9,800万5千円の不足を見込んでいます。
収入につきましては、基幹管路耐震化の財源に企業債を充てるなど収入総額では、前年度比1.0%増の14億7,996万3千円を計上しました。
一方、支出につきましては、拡張事業において、平成25年度末に中部簡易水道を統合し、県水を受水するための配水池や送水管などの整備を盛り込み、前年度比18.4%増の13億8,570万7千円を計上しました。改良事業においては、水道施設の耐震化に予算の重点配分を行い、震災時の被害を極力抑えるため、基幹管路の耐震化事業に本格的に取り組むとともに、耐震性の劣る大原浄水場第1・2配水池の代替施設として、第5配水池の築造工事や金指配水池の改築を盛り込み、前年度比15.3%増の39億95万1千円を計上しました。また、企業債償還金は、前年度比4.5%増の15億2,662万5千円を計上し、支出総額では、前年度比13.6%増の68億5,950万7千円を計上しました。
この結果、収支差引で53億7,954万4千円の収支不足となりますが、この不足額は、減債積立金の取り崩しや減価償却費等の内部留保資金などにより補てんします。
また、収益的収支及び資本的収支を含めた水道事業会計の総収入額では、前年度比2.6%減の127億7,052万円となり、総支出額は、前年度比2.7%増の181億2,992万1千円となります。
【収益的収入及び支出】
(単位:千円)
区分 |
平成24年度 |
平成23年度 |
対前年度当 |
備考 |
||
---|---|---|---|---|---|---|
1 水道事業収益 |
11,290,557 |
11,645,689 |
△355,132 |
|
||
|
1 営業収益 |
11,114,739 |
11,524,894 |
△410,155 |
|
|
|
1 給水収益 |
10,703,000 |
11,086,000 |
△383,000 |
水道料金収入 |
|
2 その他の営業収益 |
411,739 |
438,894 |
△27,155 |
工事負担金、下水道業務負担金、簡易水道業務負担金等 |
||
2 営業外収益 |
48,593 |
61,996 |
△13,403 |
|
||
|
1 受取利息及び配当金 |
26,735 |
44,101 |
△17,366 |
預金利息及び有価証券利息 |
|
2 雑収益 |
21,858 |
17,895 |
3,963 |
不用品売却収益等 |
||
3 特別利益 |
127,225 |
58,799 |
68,426 |
|
||
|
1 固定資産売却益 |
127,224 |
58,798 |
68,426 |
土地売却に係る収益 |
|
2 過年度損益修正益 |
1 |
1 |
0 |
|
||
1 水道事業費用 |
11,270,414 |
11,616,630 |
△346,216 |
|
||
|
1 営業費用 |
10,425,805 |
10,688,115 |
△262,310 |
|
|
|
1 原水及び浄水費 |
3,330,587 |
3,391,294 |
△60,707 |
取水・浄水に要する管理運営経費及び受水費 |
|
2 配水及び給水費 |
1,446,891 |
1,530,040 |
△83,149 |
配給水管、水道メーター等の維持管理に要する経費 |
||
3 業務費 |
729,729 |
720,783 |
8,946 |
水道料金の検針・調定・収納及び案内業務に要する経費 |
||
4 総係費 |
702,549 |
962,628 |
△260,079 |
事業活動全般に関連する管理運営経費 |
||
5 減価償却費 |
3,951,516 |
3,866,907 |
84,609 |
有形及び無形固定資産の減価償却費 |
||
6 資産減耗費 |
263,533 |
215,328 |
48,205 |
固定資産の除却等に要する経費 |
||
7 その他営業費用 |
1,000 |
1,135 |
△135 |
下水道・簡易水道メーター購入費 |
||
2 営業外費用 |
812,498 |
895,844 |
△83,346 |
|
||
|
1 支払利息及び企業債取扱諸費 |
722,371 |
758,683 |
△36,312 |
既往債及び一時借入金利息 |
|
2 消費税及び地方消費税 |
90,126 |
137,156 |
△47,030 |
|
||
3 有価証券売却損 |
1 |
1 |
0 |
|
||
4 雑支出 |
0 |
4 |
△4 |
|
||
3 特別損失 |
22,111 |
22,671 |
△560 |
|
||
|
1 過年度損益修正損 |
22,110 |
22,670 |
△560 |
過年度分に係る経費 |
|
2 その他特別損失 |
1 |
1 |
0 |
|
||
4 予備費 |
10,000 |
10,000 |
0 |
|
||
|
1 予備費 |
10,000 |
10,000 |
0 |
|
|
収支差引 |
20,143 |
29,059 |
△8,916 |
|
||
収支差引 |
△198,005 |
△156,856 |
△41,149 |
|
【資本的収入及び支出】
(単位:千円)
区分 |
平成24年度 |
平成23年度 |
対前年度当 |
備考 |
||
---|---|---|---|---|---|---|
1 資本的収入 |
1,479,963 |
1,465,809 |
14,154 |
|
||
|
1 企業債 |
970,000 |
960,000 |
10,000 |
|
|
|
1 企業債 |
970,000 |
960,000 |
10,000 |
第5次水道事業費等に充当するための借入金 |
|
2 負担金 |
72,821 |
82,304 |
△9,483 |
|
||
|
1 他会計負担金 |
72,821 |
82,304 |
△9,483 |
消火栓設置費等に対する一般会計負担金 |
|
3 県支出金 |
37,766 |
31,973 |
5,743 |
|
||
|
1 県補助金 |
37,766 |
31,973 |
5,743 |
大規模地震対策等総合支援事業費に対する県補助金 |
|
4 工事負担金 |
126,074 |
128,611 |
△2,537 |
|
||
|
1 工事負担金 |
126,074 |
128,611 |
△2,537 |
配水管布設及び移設に係る工事負担金 |
|
5 加入金 |
270,705 |
262,227 |
8,478 |
|
||
|
1 加入金 |
270,705 |
262,227 |
8,478 |
給水装置の新設等に係る加入金 |
|
6 固定資産売却代金 |
2,597 |
694 |
1,903 |
|
||
|
1 固定資産売却代金 |
2,597 |
694 |
1,903 |
土地売却に係る代金 |
|
1 資本的支出 |
6,859,507 |
6,038,303 |
821,204 |
|
||
|
1 建設改良費 |
5,332,882 |
4,576,862 |
756,020 |
|
|
|
1 固定資産購入費 |
46,224 |
21,849 |
24,375 |
水道メーター、事業用備品の購入費 |
|
2 拡張費 |
1,385,707 |
1,170,261 |
215,446 |
第5次水道事業等に要する事業費 |
||
3 改良費 |
3,900,951 |
3,384,752 |
516,199 |
配水管の耐震化工事等に要する事業費 |
||
2 企業債償還金 |
1,526,625 |
1,461,441 |
65,184 |
|
||
|
1 企業債償還金 |
1,526,625 |
1,461,441 |
65,184 |
既往債の償還元金 |
|
収支差引 |
△5,379,544 |
△4,572,494 |
△807,050 |
|
||
補てん財源 |
5,379,544 |
4,572,494 |
807,050 |
|
||
|
1 当年度分消費税資本的収支調整額 |
213,801 |
181,175 |
32,626 |
|
|
2 減債積立金 |
763,000 |
730,000 |
33,000 |
|
||
3 建設改良積立金 |
0 |
0 |
0 |
|
||
4 過年度分損益勘定留保資金 |
3,640,409 |
2,549,880 |
1,090,529 |
|
||
5 当年度分損益勘定留保資金 |
762,334 |
1,111,439 |
△349,105 |
|
(1)基幹管路の耐震化工事 1,932,019千円 (改良費:管路耐震化事業費)
震災時の応急復旧を4週間以内に完了するため、重要な幹線である基幹管路(導水管、送水管、配水本管)約240キロメートルについて、耐震管への布設替えを実施し、震災時の給水を確保するものです。
平成23年度から15年間で耐震適合率100%を目標として、断水時の影響や避難地、病院の有無、埋設地盤の状況などから優先整備箇所を決定し、整備を実施しているものです。
〇基幹管路耐震化工事 1,932,019千円
(2)大原浄水場第5配水池築造工事 200,000千円 (改良費:施設耐震化事業費)
耐震性能が不足する大原浄水場第1・2配水池の代替施設として、第5配水池を築造するため、平成24年度から2ヶ年をかけて築造工事を実施するものです。
〇平成24年度~平成25年度 築造
(3)配水池改築耐震化工事 152,000千円 (改良費:施設耐震化事業費)
耐震診断調査により耐震性が不足すると判定された施設について、県補助金を活用し、耐震性のある配水池に改築を実施するものです。平成24年度は、北区引佐町の金指配水池の改築を行うものです。
〇金指配水池改築工事 152,000千円 容量:450立方メートル、緊急遮断弁1基
(4)緊急遮断弁設置工事 27,000千円 (改良費:施設耐震化事業費)
配水池に緊急遮断弁を設置することにより、大規模地震の際に緊急遮断弁が自動的に作動し、配水池から水の流出を防ぐものです。。
〇本坂配水池緊急遮断弁設置工事 27,000千円
(1)配水管網の整備 379,875千円 (拡張費:配水管布設事業費)
水道水を安定的に各地区へ供給するために、城北神明幹線などの配水管を整備します。また、土地区画整理事業など道路築造工事に合わせて、配水管の整備を行うものです。
〇配水本管・支管 303,480千円
〇土地区画整理事業関連 76,395千円
(2)請留配水池築造工事 119,000千円 (拡張費:施設整備事業費)
県水を受水し、自然流下で配水を行うことにより、鹿島配水池の加圧ポンプの廃止による維持管理コストの低減や安定的な水の供給を図るため、天竜区渡ヶ島に請留配水池を築造するものです。
〇請留配水池築造工事 119,000千円 容量:230立方メートル、緊急遮断弁1基
(3)中部簡易水道統合に係る工事 213,670千円 (拡張費:簡易水道統合事業費)
良質なサービスの提供や経営状況の明確化などを目的として、平成28年度末までにすべての簡易水道事業を水道事業へ統合することが予定されています。
平成25年度末には、引佐地域の中部簡易水道の統合が予定され、県水を受水することから配水池や送水管などの整備を行うものです。
〇別所配水池築造工事 120,000千円
○仏坂・別所送水管布設工事 93,670千円
(1)配水管の改良 1,182,123千円 (改良費:配水管改良事業費、老朽管更新事業費)
漏水、赤水、出水不良等により、早急に改良を要する地区に布設された配水管について、順次布設替えを実施していくものです。
〇配水管改良事業費 868,023千円
〇老朽管更新事業費 314,100千円
(1)給水要望工事 401,460千円 (拡張費:配水管布設事業費)
給水要望に伴う未給水地域への配水管布設工事を実施するものです。
〇一般要望工事 287,800千円 約8.2キロメートル
〇集合要望工事 113,660千円 約2.9キロメートル
(1)大原浄水場運転管理業務委託 47,292千円 (原水及び浄水費:施設管理運営費)
平成24年度から新たに大原浄水場の夜間運転管理業務及び関連施設の保守点検業務を民間委託し、経費の削減を図るものです。
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