更新日：2023年4月13日

病院事業（平成23年度）2

 今、黒字経営をしているのですか

病院事業会計のうち、浜松医療センターにおいては、平成23年度決算で10億6,426万6千円の黒字になりました。浜松市リハビリテーション病院においては、利益、損失ともにありませんでした。浜松市国民健康保険佐久間病院においては、1,822万円の黒字となりました。

 資産や負債はどのようになっていますか

3つの病院を合わせた病院事業全体の資産は311億7千万円、負債は9億4千6百万円、資本は302億2千4百万円となっており、詳しくは次のとおりです。

(1)浜松医療センター

平成24年3月31日現在

資産　23,152百万円	負債　472百万円
1　固定資産 （1）有形固定資産　19,974百万円 （2）無形固定資産　4百万円 （3）投資　0百万円 2　流動資産　2,598百万円 3　繰延勘定　576百万円	1　流動負債　472百万円
	資本　22,680百万円
	1　資本金 （1）自己資本金　2,966百万円 （2）借入資本金　16,313百万円 2　剰余金 （1）資本剰余金　2,140百万円 （2）利益剰余金　1,261百万円

資産合計　23,152百万円		負債・資本合計　23,152百万円
資産	＝	負債	＋	資本
23,152百万円		472百万円		22,680百万円

(2)浜松市リハビリテーション病院

平成24年3月31日現在

資産　4,984百万円	負債　 294百万円
1　固定資産 （1）有形固定資産　3,938百万円 （2）無形固定資産　1百万円 2　流動資産　990百万円 3　繰延勘定　55百万円	1　流動負債　294百万円
	資本　4,690百万円
	1　資本金 （1）自己資本金　57百万円 （2）借入資本金　1,322百万円 2　剰余金 （1）資本剰余金　3,311百万円

資産合計　4,984百万円		負債・資本合計　4,984百万円
資産	＝	負債	＋	資本
4,984百万円		294百万円		4,690百万円

(3)浜松市国民健康保険佐久間病院

平成24年3月31日現在

資産　3,034百万円	負債　 180百万円
1　固定資産 （1）有形固定資産　2,172百万円 （2）無形固定資産　0百万円 （3）投資　0百万円 2　流動資産　800百万円 3　繰延勘定　62百万円	1　固定負債　55百万円 2　流動負債　125百万円
	資本　2,854百万円
	1　資本金 （1）自己資本金　617百万円 （2）借入資本金　862百万円 2　剰余金 （1）資本剰余金　1,140百万円 （2）利益剰余金　235百万円

資産合計　3,034百万円		負債・資本合計　3,034百万円
資産	＝	負債	＋	資本
3,034百万円		180百万円		2,854百万円

 資産や負債を表すバランスシートをわかりやすく解説いてください

22年度と23年度とを比べるとどういうことがわかりますか

(1) 浜松医療センター

資産

資産は15億9,471万円の減となっています。
これは、建物及び医療機器等の耐用年数の経過により資産価値が減少したことと、利用料金制に移行したことで、未収金が減少したことが主なものです。

負債

負債は18億381万円の減となっています。
これは、資金繰りが安定したことで、一時借入金が減少したことが主なものです。

資本

資本は2億910万円の増となっています。
これは、借入資本金が減少する一方、当年度純利益により、利益剰余金が増加したことが主なものです。

(2) 浜松市リハビリテーション病院

資産

資産は3億2,998万円の増となっています。
これは、新病院建設工事のスタートにより、有形固定資産が増加したことが主なものです。

負債

負債は1億9,119万円の増となっています。
これは、未払金が増加したことが主なものです。

資本

資本は1億3,879万円の増となっています。
これは、新病院建設のための企業債による借入に伴い、借入資本金が増加したことが主なものです。

(3) 浜松市国民健康保険佐久間病院

資産

資産は6,159万円の減となっています。
これは、建物及び医療機器等の耐用年数の経過により資産価値が減少したことが主なものです。

負債

負債は1,998万円の増となっています。
これは、退職給与引当金が増加したことが主なものです。

資本

資本は8,157万円の減となっています。
これは、企業債の借入金償還に伴い、借入資本金が減少したことが主なものです。

バランスシートから病院事業の財務内容は健全といえるでしょうか

浜松医療センターで10億円以上の純利益が出るなど、財務内容は、健全であるといえます。
一方、借入資本金として企業債借入金が多額の残高となっており、将来の財政負担となることが課題です。

 今後の病院事業の課題や健全財政への取り組みを、どのように考えていますか

少子・高齢化が急速に進展するなか、保健医療システム、診療報酬体系、医療保険制度といった医療制度改革が進められ、医療を取り巻く環境が大きく変化しています。
このような中、自治体病院としての使命を果たしていくとともに、効率的な経営を目指し、多様化・高度化する市民の医療ニーズに対応した安全・安心な医療を提供してまいります。

 リンク先の紹介

浜松医療センター、浜松市リハビリテーション病院及び浜松市国民健康保険佐久間病院について、詳しくお知りになりたい方は、

• 浜松医療センター　http://www.hmedc.or.jp/（別ウィンドウが開きます）
• 浜松市リハビリテーション病院　http://www.hriha.jp/（別ウィンドウが開きます）
• 浜松市国民健康保険佐久間病院　http://www.sakumahp.com/（別ウィンドウが開きます）

からご覧いただけます。

 

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