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更新日:2026年3月11日

令和5年度 下水道事業会計決算について

1 経営の基本方針について

人口減少や環境保全意識の高まりなどの社会環境の変化、資産の大量更新時期の到来、さらには大規模地震や局地的豪雨への対応など、下水道事業を取り巻く環境は大きく変化しています。

このような状況下、「浜松市下水道ビジョン」実現のため、施策目標の達成状況や年次計画の進捗状況などを管理するとともに、実効あるPDCAサイクルの推進により健全な下水道経営に努めています。

下水道事業の基幹収入である下水道使用料は、人口減少などによる有収水量の減少に伴い収入減が見込まれることから、下水道施設全体の持続的な機能確保を図りながら、ライフサイクルコストの低減・平準化に努めています。また、企業債残高の削減や、浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)運営事業(以下「西遠運営委託事業」という。)をはじめとした民間活力を生かした事業運営などにより、財務状況の改善を図っています。

2 令和5年度事業実施状況

(1)主な取組状況

アセットマネジメント計画に基づく管きょや施設の整備を実施し、建設改良費は前年度比0.8億円増の55.2億円を執行しました。

公共下水道事業では、管きょ整備として、マンホールトイレ築造工事などの地震対策事業や安間川右岸第一排水区雨水幹線管きょ築造工事などの浸水対策事業、浜名幹線管きょ改築工事などの改築更新事業、馬込第6処理区枝線管きょ築造工事などの未普及解消事業を実施するとともに、施設整備として、老朽化した中部浄化センターの汚泥焼却設備や水処理設備などの改築更新を実施し、46.9億円を執行しました。

また、特定環境保全公共下水道事業では、湖東浄化センターのポンプ場化に伴う機械設備の改築などを実施し、5.2億円を執行しました。

コンセッション整備事業費は、西遠浄化センターの電気設備や汚泥濃縮及び汚泥脱水機械設備などの改築更新を行い、7.8億円を執行しました。

(2)業務実績表

現在排水人口は前年度に比べ0.2ポイント減の64万2,426人となり、住民基本台帳人口78万6,792人に対する普及率は、前年度に比べ0.2ポイント増の81.7%となりました。また、水洗化戸数は前年度に比べ2,216戸増の31万5,820戸、水洗化率は0.2ポイント増の97.0%となりました。
有収水量は前年度比0.7ポイント減の7,205万3,568立方メートル、有収率は前年度から0.6ポイント減の84.4%となりました。

項目

単位

令和3年度 令和4年度 令和5年度

前年度比

(%)

計画排水面積

ヘクタール

17,414 17,414 17,414 100.0

現在排水面積

14,206 14,218 14,232 100.1

計画排水人口

669,797 667,945 665,856 99.7

現在排水人口

646,071 643,939 642,426 99.8

人口普及率

81.4 81.5 81.7 (0.2)

水洗化可能戸数

321,906 323,904 325,667 100.5

水洗化戸数

311,081 313,604 315,820

100.7

水洗化率

96.6 96.8 97.0 (0.2)

管きょ延長

キロメートル

3,613 3,625 3,631 100.2

処理水量

立方メートル

93,863,268 94,154,096 94,060,398 99.9

汚水量

85,958,060 85,322,459 85,403,157

100.1

雨水量

7,905,208 8,831,637 8,657,241 98.0

有収水量

立方メートル

73,473,792 72,553,014 72,053,568 99.3

有収率

85.5 85.0 84.4 (△0.6)

職員数

93 94 93 98.9

有収水量
1立方メートル当たり

使用料単価

131.09 131.93 131.75 99.9

処理原価

104.91 107.01 105.52 98.6

差引

26.18 24.92 26.23 105.3
1戸当たりの有収水量 立方メートル 236.2 231.4 228.1 98.6

1計画排水人口は、事業計画区域内における現況人口

2前年度比欄の( )は増減ポイント数

3表示単位未満を四捨五入していますので、内訳と合計や、伸率等の計算が一致しないことがあります(以下、同様の扱い)。

3 令和5年度決算状況

(1)収益的収支

収入では、下水道使用料の減や動力費上昇分の負担軽減を目的とした一般会計負担金の減に伴う特別利益の減などにより、合計で前年度に比べ1億5,340万円減の209億773万円となりました。

支出では、維持管理費の増がある一方、企業債利息の減により、合計で前年度に比べ2億3,253万円減の183億9,680万円となりました。この結果、収支差引では、前年度に比べ

7,912万円増の25億1,093万円となりました。

(税込 単位:千円)

区分

令和3年度

令和4年度

A

令和5年度

B

増減
(B-A)

収入

下水道使用料

10,594,727 10,529,388 10,442,689 △86,699

他会計負担金

4,527,403 4,593,153 4,618,741 25,588

長期前受金戻入

5,671,206 5,604,530 5,563,277 △41,253
特別利益 15,977 121,014 41,829 △79,185

その他

218,877 213,045 241,190 28,145

収入合計

21,028,191 21,061,130 20,907,726 △153,404

支出

人件費

473,894 558,041 459,677 △98,364

維持管理費

3,201,910 3,506,832 3,639,358 132,526

減価償却費・資産減耗費

12,677,033 12,628,424 12,545,920 △82,504

企業債利息

2,161,196 1,936,030 1,751,846 △184,184

支出合計

18,514,034 18,629,328 18,396,801 △232,527

収益的収支差引

2,514,158 2,431,802 2,510,925 79,123

 

(2)資本的収支

収入では、国庫補助金などの増がある一方、企業債などの減により、合計で前年度に比べ7,526万円減の91億5,078万円となりました。

支出では、コンセッション整備事業費などの増がある一方、企業債償還金の減により、合計で前年度に比べ3,571万円減の184億8,830万円となりました。

この結果、93億3,752万円の収支不足を生じましたが、損益勘定留保資金などで補てんしました。

なお、企業債残高は、前年度に比べ62億613万円減の1,274億3,973万円となりました。

区分

令和3年度

令和4年度

A

令和5年度

B

増減
(B-A)

収入

企業債

6,939,700 6,214,400 5,982,900 △231,500

他会計出資金

946,164 917,077 874,699 △42,378

国庫補助金

2,251,589 1,817,484 2,003,938 186,454

受益者負担金・工事負担金

217,653 175,790 187,754 11,964

その他

101,672 101,291 101,493 202

収入合計

10,456,779 9,226,042 9,150,784 △75,258

支出

建設改良費

5,919,604 5,439,415 5,519,874 80,459

コンセッション整備事業費

955,336 516,879 779,400 262,521
企業債償還金 12,572,741 12,567,721 12,189,027 △378,694

支出合計

19,447,680 18,524,015 18,488,301 △35,714

資本的収支差引

8,990,901 △9,297,973 △9,337,518 △39,545

企業債残高

139,999,174 133,645,853 127,439,726 △6,206,127

(3)資金残高

資本的収支不足額に対する補てん財源となる資金残高は前年度から1,822万円増加し、46億5,964万円となりました。

建設改良費やコンセッション整備事業費の増などにより資本的収支不足額に対する補てんは前年度から3,955万円増加しましたが、当年度純利益の増加などによる資金の源泉5,776千円の増加が上回り、令和5年度末の資金残高が1,822万円増加しました。

当年度純利益の確保が、安定的な事業運営につながっています。

(単位:千円、%)

区分

令和3年度

令和4年度

A

令和5年度

B

増減
(B-A)

資金残高

4,624,910 4,641,426 4,659,641 18,215

 

資金の変動要因

区分

令和4年度

A

令和5年度

B

増減
(B-A)

資金の源泉

前年度から繰越した資金

(前期末資金残高)

4,624,910

4,641,426 16,516

当年度分損益勘定留保資金

6,882,687 6,844,808 △37,879

当年度純利益

2,096,202 2,162,794 66,592

当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額

335,601 348,130 12,529

資金の源泉  計(X)

13,939,399 13,997,159 57,759

資本的収支不足額に対する補てん(Y)

9,297,973 9,337,518 39,545

当期末資金残高 (X-Y)

4,641,426 4,659,641 18,215

 

4 損益計算書比較表

収益は、下水道使用料が西遠運営委託事業における利用料金設定割合の変更や有収水量の減少などに伴い7,882万円の減、その他特別利益が動力費上昇分の負担軽減を目的とした一般会計負担金の減などにより7,904万円の減となり、前年度に比べ合計で1億4,626万円減の199億5,752万円となりました。

費用は、営業費用が浄化センター費やポンプ場費等における動力費の減などにより4,826万円の減、営業外費用が企業債利息などの減により1億6,161万円の減となり、前年度に比べ合計で2億1,285万円減の177億9,472万円となりました。

この結果、当年度純利益は、前年度に比べ6,659万円増の21億6,279万円となりました。

(単位:千円)

区分

令和3年度

令和4年度

A

令和5年度

B

増減
(B-A)

営業収益

11,764,590 11,840,227 11,835,794 △4,433

 下水道使用料

9,631,575 9,572,176 9,493,359 △78,817

 他会計負担金

2,001,019 2,136,055 2,207,916 71,861
 繰延運営権対価収益 125,000 125,000 125,000 0
 運営権者更新投資収益 6,996 6,996 9,519 2,523

営業外収益

8,284,794 8,142,564 8,079,911 △62,653

 他会計負担金

2,526,384 2,457,098 2,410,825 △46,273

 農業集落排水業務負担金

22,323 22,308 22,242 △66

 合併処理浄化槽設置業務負担金

45,182 44,318 45,053 249

 長期前受金戻入

5,671,206 5,604,530 5,563,277 △41,253

 その他営業外収益

19,699 14,309 38,514 24,205

特別利益

15,678 120,982 41,810 △79,172
 固定資産売却益 2,372 8 127 119

 過年度損益修正益

661 313 59 △254

 その他特別利益

12,645 120,662 41,624 △79,038

収益計

20,065,062 20,103,773 19,957,515 △146,258

営業費用

15,603,574 15,908,866 15,860,609 △48,257

 管きょ費

555,986 692,831 737,871 45,040

 ポンプ場費

279,259 270,447 312,952 42,505

 浄化センター費

1,609,008 1,694,782 1,720,330 25,548

 業務費

286,645 297,974 321,985 24,011

 総係費

196,700 325,246 221,852 △103,394

 減価償却費

12,479,733 12,447,495 12,391,671 △55,824

 資産減耗費

196,244 180,091 153,948 △26,148

営業外費用

2,279,152 2,069,365 1,907,753 △161,612

 企業債利息

2,161,196 1,936,030 1,751,846 △184,184

 農業集落排水業務費

22,284 22,274 22,213 △61

 合併処理浄化槽設置業務費

45,142 44,261 45,009 748

 その他営業外費用

50,529 66,801 88,685 21,884

特別損失

47,257 29,340 26,359 △2,981

 過年度損益修正損

10,526 6,382 7,646 1,264

 その他特別損失

36,732 22,958 18,713 △4,245

費用計

17,929,983 18,007,572 17,794,721 △212,851

当年度純利益

2,135,079 2,096,202 2,162,794 66,592

 

5 貸借対照表比較表

資産は、主に減価償却の進行による有形固定資産の減などにより、合計で前年度に比べ34億2,922万円減の3,275億1,788万円となりました。

負債は、企業債残高の減などにより、合計で前年度に比べ64億6,671万円減の2,626億7,227万円となりました。

資本は、令和4年度剰余金処分などに伴う資本金の増により、前年度に比べ30億3,749万円増の648億4,561万円となりました。

(単位:千円)

区分

令和3年度

令和4年度

A

令和5年度

B

増減
(B-A)

固定資産

330,548,503 323,634,407 317,028,543 △6,605,864

 有形固定資産

329,088,233 322,275,876 315,770,879 △6,504,997

 無形固定資産

538 538 538 0

 投資その他の資産

1,459,731 1,357,993 1,257,126 △100,867

流動資産

9,182,010 7,312,696 10,489,339 3,176,643

 現金預金

7,221,957 5,362,104 8,567,702 3,205,598

 未収金

1,958,853 1,949,481 1,920,522 △28,959

 立替金

- 10 15 5
 その他流動資産 1,200 1,100 1,100 0

資産合計

339,730,513 330,947,102 327,517,882 △3,429,220

固定負債

128,134,182 122,266,917 116,193,879 △6,073,038

 企業債

127,431,453 121,456,826 115,333,729 △6,123,097
 リース債務 2,268 324 0 皆増
 長期未払金 28,227 46,447 97,454 51,007

 引当金

634,298 738,030 750,051 12,021
 長期前受収益 37,935 25,290 12,645 △12,645

流動負債

16,385,480 14,030,711 17,107,501 3,076,790

 企業債

12,567,721 12,189,028 12,105,997 △83,031

 リース債務

1,944 1,944 324 △1,620

 未払金

3,647,970 1,672,836 4,839,303 3,166,467

 未払費用

84,180 77,676 72,973 △4,703

 引当金

58,696 61,016 63,427 2,411
 前受収益 12,645 12,645 12,645 0

 その他流動負債

12,323 15,566 12,832 △2,734

繰延収益

136,411,323 132,841,354 129,370,888 △3,470,466

 長期前受金

134,313,943 130,838,127 127,415,168 △3,422,959
 繰延運営権対価 2,000,000 1,875,000 1,750,000 △125,000
 運営権者更新投資 97,381 128,226 205,720 77,494

負債合計

280,930,985 269,138,981 262,672,268 △6,466,713

資本金

52,833,856 55,846,248 58,860,947 3,014,699

剰余金

5,965,672 5,961,873 5,984,667 22,794

 資本剰余金

1,722,839 1,722,839 1,722,839 0

 利益剰余金

4,242,833 4,239,034 4,261,828 22,794

資本合計

58,799,528 61,808,121 64,845,614 3,037,493

負債資本合計

339,730,513 330,947,102 327,517,882 △3,429,220

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浜松市役所財務部財政課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2271

ファクス番号:050-3730-0119

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