更新日:2023年4月13日
農業集落排水事業2
II 財務状況の分析
特別会計名:農業集落排水事業
区分
|
内容
|
財務上の特徴
|
当該事業の事業環境は、5実施地域とも農山村部に位置し、計画区域内の集落が点在しているため、 一戸当り換算の管路延長も長く、また過疎化による人口の減少等により一戸当りの使用水量が少ない利用者が多数を占めております。
このことから、歳出面では、一戸当りに係る処理施設等の維持管理費は割高であり、 また歳入面においては、一戸あたり使用水量が少量のため、使用料の大幅な増収が見込めない区域であります。
また、有収水量あたりの管理運営費は、類似する下水道事業と比較して、3倍以上の経費が必要となる。
|
経営課題
|
課題水洗化率の向上
施設建設が終了したばかりの地区においては、水洗化率が50%余りと低いため、水洗化要請について、個別訪問又は、文書等の送付により働き掛けを行い、水洗化率の向上を図る。
|
課題民間的経営手法等の導入
委託業務等に係る業務範囲の見直しにより、直営業務を軽減。また、契約事務では一括契約等により事務量を軽減し、全体事務量の軽減に伴う、人的経費(負担金)の節減を図る。
|
課題処理施設のメンテナンスの軽量化
処理施設の経年変化による修繕費の増加傾向にあることから、大掛かりな修繕費が発生しないように、計画的な修繕により延命化を図る。
|
課題使用料の適正化
農業集落排水の使用料については、平成19年7月に改定を行いましたが、料金改定に係る改定率については、類似する公共料金の市内一元化の考え方から、農業集落排水事業としての独自の使用料設定が難しく、事業運営に係る歳入として、採算性を確保できない。
|
課題
|
留意事項
|
汚水処理に係る不明水が、平成18年度において増加したことから、今後の状況を注視し、原因究明を行い対策を講じる。
|
注
- 「財務上の特徴」欄は、事業環境や地域特性等を踏まえて記載すること。また、経営指標等について経年推移や類似団体との水準比較などを行い、各自工夫の上説明すること。
- 「経営課題」欄は、料金水準の適正化、資産の有効活用、給与水準・定員管理の適正合理化、維持管理費等サービス供給コストの節減合理化、資本投下の抑制、民間的経営手法等の導入等、団体が認識する経営上の課題について、優先度の高いものから順に記載する。また、経営課題と認識する理由を類似団体等との比較を交えながら具体的に説明すること。
- 「留意事項」欄は、「経営課題」で取り上げた項目の他に、経営に当たって補足すべき事項を記載すること。
- 必要に応じて行を追加して記入すること。
III 今後の経営状況の見通し(1)へ(PDF:47KB)
III 今後の経営状況の見通し(3)へ(PDF:51KB)