病院事業会計2国民健康保険佐久間病院

財務上の特徴

北遠地域唯一の公立病院であり、地域完結型の医療を目指して県のへき地医療拠点病院の指定を受け、無医地区巡回診療も行い、第二次救急医療施設として重要な役割を果たしている。
急速に進展する高齢化（平成19年4月1日現在、高齢化率47.3％）と共に、過疎化による人口減少も著しい中、公立病院としての役割を果たすため不採算医療を実施している。
医療保険制度の改正による診療報酬の減額、過疎化の急激な進展による人口減少により収益が減少傾向にあると共に、平成16年度に実施した病院改築により、減価償却費、公債費等が増

経営課題

課題 職員の確保
過疎地域であるため医師及び看護師等医療従事者の確保が困難である。

課題 維持管理費等サービス供給コストの節減合理化
委託費等の経費について節減する必要がある。

課題 料金収入の増加
現在の医療費抑制政策、低医療費政策の下で、診療報酬収入の増加が期待できないため、安定的な患者数の増加を考える必要がある。

課題 定員管理の適正合理化
経営の効率化のために医事業務の一部及び給食業務についてアウトソーシングに取り組む。

課題 過疎化の急激な進展
浜松市北遠地域の中核病院として身近な医療を効率的に提供する必要がある。

留意事項