更新日：2023年4月13日

基本的な考え方

平成25年度当初予算案の概要

1　平成25年度当初予算編成の基本的な考え方

財政見通し

• 最近の我が国の経済情勢は、輸出環境の改善や経済対策の効果などを背景に、再び景気回復へ向かうことが期待されるが、雇用・所得環境等については、今後も不透明な状況である。
• 本市財政は、行財政改革の着実な取組みにより、財政指標について他の政令市に比べると良好な状態にあるが、市税収入の回復が足踏みするなかで、地方交付税の減額が見込まれるなど、引き続き慎重な財政運営が求められる。
• 歳出については、定員適正化計画の着実な実施など、行財政改革の効果が見込まれるものの、少子高齢化の進行による高齢者・子育て支援対策費や高水準で推移する生活保護費、制度改正による障害者（児）自立支援給付事業費など、扶助費の増加が見込まれる。

予算編成方針

• 都市の将来像である、「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」を目指し、総合計画に基づく浜松市戦略計画2013に則り、諸施策を積極的に推進していく。
• 予算編成においては、引き続き規律ある財政運営を堅持し、津波対策をはじめ市民の暮らしの安全と安心の確保に向けた事業や未来へかがやく創造都市・浜松の実現に不可欠な取組みへ財源を重点的に配分するため、これまで以上に選択と集中を進めるとともに、歳入歳出全般にわたる徹底した見直しを行っていく。

予算原案作成の考え方

• 概算要求・枠配分予算方式の廃止、全件査定の実施など予算編成方法の見直しにより、既存の歳出予算すべての点検をするなかで、きめ細かく見直しを実施。
• それにより捻出された財源については、津波対策などの防災減災に向けた取り組みや創造都市・浜松の実現に向けた新たな施策を含め、真に必要な施策に対して重点的に配分。
• 国の緊急経済対策に基づく補正予算などを最大限活用するなど、平成24年度2月補正予算とあわせ、様々な工夫をこらし、地域経済の活性化に十分配慮して編成。