6 雇用・就労

浜松市として、発達障害のある人に対し短時間雇用の推進への取り組みが出来ないでしょうか。高校生や大学生であればアルバイトをする機会があるように、発達障害はあるが一般就労する力もあるような10～20代に対し、配慮のあるアルバイト先が確保されることは、将来の職業選択においても大切な機会になると思います。現状では、一般のアルバイトに適応するか、就労移行支援を受けるかの2つしかありません。

就労意欲や能力はあっても通勤の便が悪く就労につながらないケースが多く見受けられる。通勤についての支援を検討いただきたい。

「企業伴走型障害者雇用推進事業の実施により障がい者雇用の促進を図る」との事ですが、具体的に何を指していますか。（計画案87ページ）

障がいのある人の市職員・市教員への採用について、採用までしか書かれていませんので、定着への取り組みについて明記してください。これまでに2名の就職者を支援しましたが、実際の就労先部署に、配慮事項や障害の状態などが具体的に説明されていないままの配属だったり、本人や周囲の職員への現場でのフォローが一度もありませんでした。（計画案88ページ）

計画案84ページの「3　企業における就労実習の実施」はここに再掲されないのはなぜでしょうか。再掲されてよいと感じます

適切な工賃確保のために、障害者優先調達を浜松市が率先して進めているとあるが【取り組みの方向性】の中に製造や企業の下請け作業を通じて就労の場を提供との記載もある。

1. 就労支援施設等に対する支援の項目では、浜松市が率先して発注や販売場所の設置、物品などの調達名鑑の作成など支援をしていることが分かった。

ただ、就労支援施設が毎年増加する中で、市が発注する物品や役務、市庁舎内の販売所設置など、浜松市の関連機関だけで工賃向上の取組み・支援をすることには限界がきていると感じた。計画にも、『企業の下請け作業を通じて就労の場を提供』と記載があるため、浜松市が積極的に地域企業と就労支援施設のマッチング等をおこなう窓口を設置し、適切な工賃確保のために地域の企業にも理解を求めながら、今後、支援計画を策定してもらいたい。（計画案89ページ）

（2）就労支援施設等に対する支援1.就労支援施設等に対する支援の「官公需の発注促進」について、浜松市は他市町と比べて優先調達実績があり、利用者の仕事の確保、工賃向上に寄与していると思う。今後も更なる向上をして頂くよう調達方針に盛り込んで頂ければと思う。（計画案89ページ）