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更新日:2023年2月14日

平成22年度 下水道事業会計決算について

1 経営の基本方針について

人口減少社会の到来や環境保全意識の高まりなど社会環境の変化、東海地震や局地的ゲリラ豪雨など自然災害への対応など、下水道事業を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような状況下、下水道事業の基幹収入である下水道使用料は、普及の拡大や段階的な料金改定に加え、緩やかな景気回復や猛暑などの影響に伴う有収水量の増により、前年度末に比べ4.8%増加しました。
一方、経営健全化のための取り組みとしては職員再任用制度の活用などにより、前年度末に比べ正規職員3人の削減を図ったほか、支出の抑制や企業債残高の削減などに努めました。
また、建設事業につきましては、経営健全化の一環として事業費を抑制する中で、選択と集中により、普及率の向上を図るための整備のほか、合流式下水道の改善、雨水排水対策、地震対策、老朽施設の改築・更新などの事業に取り組みました。

2 平成22年度事業実施状況

(1)主な取組状況

  • 職員再任用制度の活用などにより、前年度と比較して3人の職員を削減しました。
  • 経営健全化の一環として建設事業費を30%削減し、建設投資にかかる企業債残高の削減を図りました。
  • 管きょの整備では、公共下水道事業及び特定環境保全公共下水道事業とも各処理区の汚水管きょの整備を推進し、普及率では前年度と比較して1.0ポイント増の78.1%となりました。また、合流式下水道改善事業、雨水排水対策事業、地震対策事業についても積極的に推進しました。
  • 施設の整備では、細江浄化センター砂ろ過施設等建設工事、湖東浄化センター水処理設備及び電気設備改築工事、北ポンプ場雨水ポンプ改築工事などを実施し、施設の機能増強及び改善を図りました。

(2)主な建設改良事業の実施状況

公共下水道事業

管きょの整備

中部処理区、西遠処理区、舘山寺処理区、細江処理区、井伊谷処理区、三ヶ日処理区の汚水管きょの整備
中央浅田幹線等の合流式下水道改善事業
上島1号雨水幹線、北裏5号雨水幹線等の雨水排水対策事業、中沢幹線等の地震対策事業

施設の整備

細江浄化センター砂ろ過施設等建設工事、舘山寺浄化センター調整槽設備改築工事、中部浄化センター第2ポンプ場沈殿池設備改築工事、井伊谷浄化センター水処理設備工事、北ポンプ場雨水ポンプ改築工事

特定環境保全公共下水道事業

管きょの整備

西遠処理区、湖東処理区、井伊谷処理区、気田処理区、城西処理区の汚水管きょの整備

施設の整備

湖東浄化センター水処理設備及び電気設備改築工事

3 平成22年度業務実績表

現在排水人口は61万8,315人となり、住民基本台帳人口79万2,173人に対する普及率は前年度と比較して1.0ポイント増の78.1%となっています。
また、未水洗化世帯に対する戸別訪問事業の実施などにより、水洗化戸数は前年度と比較して6,283戸増の26万9,511戸となり、水洗化率は0.3ポイント増の93.2%となっています。
有収水量は、緩やかな景気回復や猛暑などの影響により、1,725,601立方メートル増の72,308,841立方メートルとなっています。

項目

単位

平成20年度

平成21年度

平成22年度

前年度比
(%)

計画排水面積

ha

16,550

16,550

16,550

100.0

現在排水面積

12,866

13,154

13,301

101.1

計画排水人口

667,745

667,745

667,745

100.0

現在排水人口

601,383

610,876

618,315

101.2

普及率

75.9

77.1

78.1

(1.0)

水洗化可能戸数

276,844

283,208

289,027

102.1

水洗化戸数

255,889

263,228

269,511

102.4

水洗化率

92.4

92.9

93.2

(0.3)

管きょ延長

km

3,291

3,363

3,404

101.2

処理水量

立方メートル

100.0%

100.0%

100.0%

 

89,843,153

84,876,109

84,900,031

100.0

汚水量

立方メートル

94.1%

93.2%

93.9%

 

84,513,231

79,108,802

79,723,852

100.8

雨水量

立方メートル

5.9%

6.8%

6.1%

 

5,329,922

5,767,307

5,176,179

89.8

有収水量

立方メートル

71,573,506

70,583,240

72,308,841

102.4

有収率

84.7

89.2

90.7

(1.5)

職員数

141

125

122

97.6

有収水量
1立方メートル当たり

使用料単価

122.36

124.35

127.27

102.3

処理原価

122.85

126.56

125.89

99.5

差引

△0.49

△2.21

1.38

262.4

※対前年度比欄の( )は増減ポイント数

4 平成22年度決算状況

(1)収益的収支

収入では、料金改定や緩やかな景気回復、猛暑などの影響により下水道使用料が446,851千円の増、営業収益と営業外収益における他会計負担金が207,616千円の減となるなど、合計で15,727,404千円となっています。
支出では、西遠流域処理負担金の増など維持管理費が196,452千円の増、企業債残高の削減により企業債利息が98,068千円の減となるなど、合計で15,415,319千円となっています。
この結果、収支差引(税抜)では、前年度と比較して297,079千円改善し、当年度純利益は137,044千円となりました。

(税込 単位:千円)

区分

平成20年度

平成21年度
A

平成22年度
B

増減
(B-A)

収入

下水道使用料

9,195,343

9,215,742

9,662,593

446,851

他会計負担金(営業収益)

3,438,634

3,193,869

3,183,076

△10,793

他会計負担金(営業外収益)

3,269,359

2,979,532

2,782,709

△196,823

その他

54,367

43,084

99,026

55,942

収入合計

15,957,703

15,432,227

15,727,404

295,177

支出

人件費

875,020

718,645

669,515

△49,130

維持管理費

3,471,791

3,606,449

3,802,901

196,452

減価償却費等

6,130,424

6,277,239

6,300,712

23,473

企業債利息

5,229,676

4,740,259

4,642,191

△98,068

支出合計

15,706,911

15,342,592

15,415,319

72,727

収益的収支差引(税込)

250,792

89,635

312,085

222,450

収益的収支差引(税抜)

△22,091

△160,035

137,044

297,079

(2)資本的収支

収入では、建設事業費の抑制などに伴い、企業債及び国庫支出金が、それぞれ1,838,500千円、1,232,887千円の減になるなど、合計で10,436,221千円となっています。
支出では、企業債残高の削減など経営健全化をより一層推進するため、建設改良費が2,871,475千円の減となるなど、合計で16,833,675千円となっています。
この結果、6,397,454千円の収支不足を生じましたが、損益勘定留保資金などで補てんしました。
なお、企業債残高につきましては、前年度と比較して3,148,003千円減の185,531,534千円となっています。

(税込 単位:千円)

区分

平成20年度

平成21年度
A

平成22年度
B

増減
(B-A)

収入

企業債

15,315,800

8,001,600

6,163,100

△1,838,500

国庫支出金

4,120,050

4,164,740

2,931,853

△1,232,887

受益者負担金

563,464

496,349

567,052

70,703

その他

659,825

757,284

774,216

16,932

収入合計

20,659,139

13,419,973

10,436,221

△2,983,752

支出

建設改良費

10,606,622

10,035,672

7,164,197

△2,871,475

流域整備事業費

484,600

521,100

358,375

△162,725

企業債償還金

16,189,900

9,439,469

9,311,103

△128,366

出資金

38,640

0

0

0

支出合計

27,319,762

19,996,241

16,833,675

△3,162,566

資本的収支不足補てん額

6,660,623

6,576,268

6,397,454

△178,814

企業債残高

190,117,406

188,679,537

185,531,534

△3,148,003

(うち建設改良分)

181,925,495

178,148,351

173,120,304

△5,028,047

5 損益計算書比較表

収益につきましては、合計で前年度と比較して271,769千円増の15,264,251千円となっています。このうち、下水道使用料は、普及の拡大や段階的な料金改定に加え、緩やかな景気回復や猛暑などの影響に伴う有収水量の増により425,573千円の増、また、営業収益と営業外収益における他会計負担金は、汚水資本費に対する一般会計の負担割合の減などにより207,616千円の減となっています。
費用につきましては、合計で前年度と比較して25,310千円減の15,127,207千円となっています。このうち、西遠流域処理負担金は、整備の進展に伴い処理水量が増加したことなどにより69,400千円の増、また、企業債利息は、企業債残高の削減により98,068千円の減となっています。
この結果、当年度純利益は137,044千円となりました。

(単位:千円)

区分

平成20年度

平成21年度
A

平成22年度
B

増減
(B-A)

営業収益

12,196,104

11,970,767

12,385,547

414,780

下水道使用料

8,757,470

8,776,898

9,202,471

425,573

他会計負担金

3,438,634

3,193,869

3,183,076

△10,793

営業外収益

3,321,605

3,021,715

2,839,045

△182,670

他会計負担金

3,269,359

2,979,532

2,782,709

△196,823

農業集落排水業務費負担金

21,971

21,511

21,066

△445

合併処理浄化槽設置業務負担金

 0

21,134

21,134

その他営業外収益

30,275

20,672

14,136

△6,536

特別収益

831

0

39,659

39,659

過年度損益修正益

0

0

39,659

39,659

固定資産売却益

831

0

0

0

収益計

15,518,540

14,992,482

15,264,251

271,769

営業費用

10,249,821

10,345,965

10,386,939

40,974

管きょ費

324,547

330,013

332,411

2,398

ポンプ場費

312,405

237,238

237,527

289

浄化センター費

1,183,403

1,123,717

1,104,558

△19,159

業務費

256,009

263,383

252,273

△11,110

西遠流域処理負担金

1,657,951

1,766,667

1,836,067

69,400

総係費

385,081

347,708

323,391

△24,317

減価償却費

6,078,162

6,176,076

6,280,848

104,772

資産減耗費

52,263

101,163

19,864

△81,299

営業外費用

5,272,922

4,781,821

4,705,813

△76,008

企業債利息

5,229,676

4,740,259

4,642,191

△98,068

農業集落排水業務費

23,065

22,582

22,116

△466

合併処理浄化槽設置業務費

0

0

22,180

22,180

その他営業外費用

20,181

18,980

19,326

346

特別損失

17,888

24,731

34,455

9,724

過年度損益修正損

17,888

24,731

34,455

9,724

費用計

15,540,631

15,152,517

15,127,207

△25,310

当年度純利益(△純損失)

△22,091

△160,035

137,044

297,079

6 貸借対照表比較表

資産につきましては、建設投資に伴う有形固定資産の増などにより、合計で前年度と比較して633,023千円増の375,207,971千円となっています。
負債につきましては、資本費平準化債の借り入れに伴う企業債の増や、退職給与引当金の増などにより、合計で前年度と比較して1,285,278千円増の15,415,220千円となっています。
資本につきましては、建設事業費の抑制に伴う借入資本金(建設改良分の企業債残高)の減、国庫補助金や工事負担金などの増に伴う資本剰余金の増などにより、合計で前年度と比較して652,255千円減の359,792,751千円となっています。
この結果、負債及び資本の合計は、前年度と比較して633,023千円増の375,207,971千円となっています。

(単位:千円)

区分

平成20年度

平成21年度
A

平成22年度
B

増減
(B-A)

固定資産

366,976,263

370,261,951

371,274,398

1,012,447

有形固定資産

349,165,555

352,447,934

353,621,974

1,174,040

無形固定資産

17,768,668

17,771,977

17,610,384

△161,593

投資

42,040

42,040

42,040

0

流動資産

5,677,929

4,312,997

3,933,573

△379,424

現金預金

3,933,893

2,556,664

2,632,488

75,824

未収金

1,742,658

1,755,943

1,300,999

△454,944

前払費用

78

78

78

0

立替金

0

12

8

△4

その他流動資産

1,300

300

0

△300

資産合計

372,654,192

374,574,948

375,207,971

633,023

固定負債

8,224,979

10,627,397

12,654,100

2,026,703

企業債

8,191,911

10,531,186

12,411,230

1,880,044

引当金

33,068

96,211

242,870

146,659

流動負債

4,721,228

3,502,545

2,761,120

△741,425

未払金

4,704,108

3,472,432

2,742,345

△730,087

その他流動負債

17,120

30,113

18,775

△11,338

負債合計

12,946,207

14,129,942

15,415,220

1,285,278

資本金

208,766,366

205,448,052

201,062,749

△4,385,303

自己資本金

26,840,871

27,299,701

27,942,445

642,744

借入資本金

181,925,495

178,148,351

173,120,304

△5,028,047

剰余金

150,941,619

154,996,954

158,730,002

3,733,048

資本剰余金

151,213,140

155,428,510

159,024,514

3,596,004

欠損金

271,521

431,556

294,512

△137,044

資本合計

359,707,985

360,445,006

359,792,751

△652,255

負債資本合計

372,654,192

374,574,948

375,207,971

633,023

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お問い合わせ

浜松市役所上下水道部上下水道総務課

〒430-0906 浜松市中央区住吉五丁目13-1

電話番号:053-474-7011

ファクス番号:053-474-0247

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