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更新日:2024年4月15日

臨時校長会議訓示(令和4年4月8日)

新年度になり、子供たちの活気ある声が校内に響いていることと思います。新しい仲間や新しい先生と出会い、新たな目標に向かってスタートしたことでしょう。

本日は、全ての子供たちがこれからも安心して学校生活を送ることができるように、校長先生方にお話しする時間を取っていただきました。

浜松市の中学校を卒業した生徒が、いじめの調査、再調査を求めたことに対する調査結果が、3月22日に出されました。

浜松市は、これを受け、更なるいじめ防止対策に努めるとともに、今年度の取組の重点の1つに、いじめ防止への対応を加えていく所存です。

調査結果では、教育委員会の対応が不適切だったと指摘を受けています。

教育委員会としましては、教育委員会や学校のもつ対応能力を最大限発揮させて、いじめの深刻化や拡大を防止できるような仕組みにしていくことが大切だと考えています。

そこで、教育委員会では、今から申し上げる改善を行っていきます。

1つ目は、「浜松市いじめの防止等のための基本的な方針」を改定します。

国の「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」を「浜松市いじめの防止等のための基本的な方針」に反映し、いじめの対応が、的確かつ迅速で有効なものとなるようにしていきたいと考えています。

改定にあたっては、有識者等の参画を得て、見直してまいります。

2つ目は、第三者委員会の設置です。

第三者の立場で調査・審議ができる教育委員会の附属機関である第三者委員会を設置し、調査の公平性・中立性を担保しながら、より丁寧な調査を進めていきます。

続いて、各学校で取り組んでいただきたいことをお伝えします。

1つ目は、各学校におけるいじめの未然防止のための取組です。

子供たちは、誰もがそれぞれに違うよさをもっています。そのよさを互いに認め合い、自己有用感が高まっていく集団へと高めてください。

いじめは人権に関わる問題です。いじめは絶対に許さないという風土を学校・学級につくってください。

浜松市では6月12日を基準日とし、「命について考える日」を設けています。これまでも各学校では様々な取組がなされてきました。

今年度は、子供たち自らがいじめについて考える機会となるよう各学校で創意工夫しながら実施してください。

2つ目は、いじめの積極的認知です。

いじめは、だれにでも起こりうるものです。場合によっては、人目につかないところで行われる行為でもあります。多くの教職員の目で、いじめを積極的に認知し、ささいな兆候であっても、いじめではないかとの疑いを持って、早い段階から的確に関わっていってほしいと願います。校長のリーダーシップのもと、いじめ見逃しゼロを目指してください。

そして、いじめを認知したときは、いじめ被害を受けている子供の立場に立って考えてください。

いじめは、被害者の心に深い傷を負わせます。いじめを訴えた被害者やその保護者に心無い言葉をかけたり、適切でない対応をしたりすることは、その傷ついた心にさらに影響を与えることとなります。いじめを許さない心やその被害者を思いやる温かい心を持ち、誠実な対応をすることが重要です。

3つ目は、組織で対応することです。

多くの大人の目で、子供たちを見つめることが、子供のSOSの早期発見や支援につながります。特に、いじめが起きた時、特定の教職員が一人で抱え込むことなく、学年や学校全体で情報共有、行動連携でチームとしての学校を目指してください。いじめ対策委員会が機能しているでしょうか。各学校の「いじめ防止等のための基本的な方針」に示されている内容を全職員で共有するとともに、示されたことが確実に実施されているか再度確認をお願いします。

4つ目は、各学校の「いじめ防止等のための基本的な方針」の見直しです。

教育委員会では、早期に、「浜松市いじめの防止等のための基本的な方針」の改定いたします。それを受け、各学校の「いじめ防止等のための基本的な方針」を見直してください。

最後に、私たち教職員にとっては、子供たちの笑顔が最大のパワーの源です。みんなで力を合わせ、いじめで苦しむ子供を生まないように、全ての子供たちが安心し、笑顔で、自分らしさを発揮しながら学校生活が送れるように、みんなで取り組んでいきましょう。

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