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更新日:2025年11月19日
生涯学習は、すべての人々がより豊かな人生を送ることができるよう、個人の自発的意思に基づいて行うことを基本として、生涯を通じて行うものです。
浜松市は平成2年10月、「浜松市生涯学習推進大綱」を策定し、社会の急激な変化の中で、人々がそれぞれの希望に応じて学習することができる「生涯学習体系への移行」に向けた取り組みの方向性をまとめました。
その後、平成17年7月の天竜川・浜名湖地域12市町村の合併を経て、平成19年4月に政令指定都市へと移行し、生涯学習事業の対象地域も拡大したことから、平成21年3月「浜松市生涯学習推進大綱」を改定し、施策の指針となる「浜松市生涯学習推進体系」をまとめました。
今般、人生100年時代の到来や人口減少の更なる進行、デジタル化の進展による超スマート社会(Society5.0[1])の構想など、より大きな社会変化が訪れています。
国においては、平成29年3月の社会教育法の改正で地域学校協働活動[2]を位置づけました。また、令和5年6月に「第4期教育振興基本計画」が閣議決定され、変化する社会の中で、一人ひとりがその担い手になること、そして社会全体のウェルビーイング[3]の向上を目指す、基本方針や政策目標が示されました。
浜松市においては、令和6年1月の7区から3区への行政区の再編により、区ごとの人口や特性に大きな差が生じるとともに、行政と市民との協働による地域自治の在り方も大きく変わろうとしています。
このような社会の大きな変化の中で、市民一人ひとりが、それぞれ夢や好奇心を持って自発的に学び活動する生涯学習が、幸福を実感できる豊かな暮らしの実現のために重要となっています。
そこで、このたび「浜松市生涯学習推進大綱」を改定し、市民の皆さんが生涯学習に取り組む際の新たな指針としてお示しするとともに、この大綱を基に、市民の皆さんの幸福度の向上に向け、施策を進めてまいります。
[1]Society5.0:サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会。
[2]地域学校協働活動:地域住民や保護者、NPO、民間企業、団体等の幅広い参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、学校を核とした地域づくりを目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動。
[3]ウェルビーイング:肉体的、精神的、社会的に満たされた状態にあること。