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更新日:2018年6月4日

浜松市中山間地域振興計画(3.計画)(みんなでやらまいか宣言!)

1.計画策定にあたって

この計画は、浜松市総合計画を上位計画として、今後の浜松市における中山間地域振興の指針を示したものです。この計画は次の4つの考え方を基に策定しました。

(1)住民ニーズに基づいて考える

各地域で開催した「中山間地域集落座談会」、「中山間地域若者座談会」、「中山間地域市民ワークショップ」、「中山間地域市民アンケート」、「都市部市民アンケート」等の調査によって、明らかとなった課題を踏まえ、市民が望んでいる施策のうち、地域と市が一体となって展開できる、ソフト事業を中心としたものを重点的に進めていきます。

(2)市内間交流を推進する

中山間地域の振興を考える上では、広域的な視点に立って、中山間地域の果たすべき役割や課題を整理し、市全体の課題として捉えていくことが重要です。本市は、広大な市域の中に様々な特性を持つ地域を有しています。ひとつの浜松として、特に市内の中山間地域と都市部との交流(市内間交流)を促進し、市民同士の連携でつくる豊かな地域社会を目指します。

(3)地域が力を発揮できるよう支援する

中山間地域は広大で、地域によって様々な実情があります。事業推進にあたっては、それぞれの地域の主体性を尊重することで成果をあげることが多いため、市はそれに対して必要な協力、支援をしていきます。

(4)オール浜松体制で取り組む

中山間地域の課題解決には、様々な要素が複雑に絡み合っていることから、この計画は、市の各部局の横断的な調整を図りながら、全庁体制で進めていきます。また、中山間地域の市民の意見を施策に反映させるとともに、全ての市民、企業、団体などとの協働により、ひとつの浜松の発展のため、オール浜松体制で中山間地域振興に取り組みます。

2.基本理念

この計画では、基本理念を次のとおりとします。

「ひとつの浜松で築く中山間地域の未来」

3.目標

この計画では、目標を次のとおりとします。

(1)中山間地域の市民が、ふるさとに愛着と誇りを持ち、今後もいきいきと活躍していくことができる地域を目指します。

中山間地域の市民が、「この地域に生まれ、育ち、住んでよかった。」、「これからも地域を守り育てよう。」という思いを持ち、互いに助け合い、日々の生産活動を行い、地域力を維持・向上していく取り組みを推進します。

(2)全ての市民が「中山間地域は浜松の宝である。」と思う魅力的な地域を目指します。

全ての市民が、中山間地域の魅力や果たしている役割、過疎化・高齢化により集落維持が、危惧されている現状についての認識を深めるとともに、「共生共助でつくる豊かな地域社会」のもと、「ひとつの浜松による一体感のあるまちづくり」を目指し、中山間地域と都市部の市民の相互理解と、交流・居住の拡大による地域の自立活性化を推進します。

4.計画の期間

計画の期間は、平成27年度から平成36年度までの10年間とします。

5.重点方針と主要施策

基本理念・目標のもとに、中山間地域、都市部双方の市民のための計画とし、5つの重点方針を柱として、さらに19の主要施策を定めました。この方針の下、施策の実施により、基本目標を実現することを目指して、中山間地域・都市部双方の市民、企業、各種団体、行政がそれぞれの役割を果たして、中山間地域の振興に取り組みます。

重点方針1.人の流れをつくる

~市民同士の交流から生まれる地域づくりを推進します~

中山間地域は、都市部の市民にも大きな恵みを与えてくれる地域です。豊かな自然環境や生物の多様性を保持し、地域の祭りなどの行事や伝統文化が継承されています。また、市民の憩いの場として綺麗な水と空気を備え、深く温かい人間関係が形成されています。

中山間地域と都市部市民の交流は、双方に大きなメリットを与えてくれます。都市部市民には、このような自然の恵みや温かな人間関係による癒しを与えてくれます。また、普段こうした恵みの素晴らしさに気づかない中山間地域市民に対しては、地域の誇りを再発見するきっかけとなります。

交流の促進によって、中山間地域と都市部の市民同士の協働による課題解決の動きを生み、同時に中山間地域市民の主体的な取り組みを活性化していきます。

「人の流れをつくる~市民同士の交流から生まれる地域づくりを推進します~」の方針の下、次の施策を進めます。

主要施策

1.市内間交流の促進

交流情報の整理やマッチング体制の強化等により、中山間地域と都市部のあらゆる年代、あらゆる個人・企業・団体などが交流する機会を広げることで、市民同士の主体的交流が、協働へ発展する流れをつくります。

2.中山間地域交流プロモーション

中山間地域に豊富に存在する地域資源や人的資源を交流に結びつけるよう、様々な情報技術やメディアを使い、都市部市民や企業などの協力を得て、広く市民に伝えていきます。

重点方針2.地域を元気にする

~持続可能な地域運営の仕組みをつくります~

中山間地域では、地域の祭りなどの行事や道路の草刈り活動に見られるように、集落などの単位で助け合いながら地域活動に取り組んできました。しかし、過疎化・高齢化により地域活動の担い手が減り、集落に活気がなくなったり、単一の集落だけでは地域活動を続けていくことが難しくなったりしています。

そこで、集落機能を低下させない、あるいは補完するための対策が必要です。そのためには、家族による支援を基本としつつも、現在の互いに助け合う近隣関係を保ちながら、他の地域や都市部との交流や若者の定住促進などを進め、地域の担い手となる人材を受け入れていくなど、地域を運営していくための、新しい仕組みをつくっていくことが必要です。

「地域を元気にする~持続可能な地域運営の仕組みをつくります~」の方針の下、次の施策を進めます。

主要施策

3.小規模、高齢化集落の維持

集落同士の連携や、都市部との連携、NPOや企業等との連携、外部人材の活用などにより、集落機能の維持・活性化を進めます。

4.移住・定住の促進

交流から移住・定住に発展するよう、きめ細かな情報提供や、地域の受け入れ体制の整備を進めます。

5.遊休施設の活用

廃止となった施設などを活用した地域主体の取り組みを支援し、遊休施設を地域活性化のため積極的に活用します。

重点方針3.産業の力で地域を潤す

~地域資源の活用により産業を活性化します~

地場産業である農業においては基幹作物である茶葉の価格低迷、林業においては木材の価格低迷により、地場産業のおかれている状況は大変厳しいものがあります。地域の小売商店は、中山間地域の人口減少や、隣接する市・区への大型商業施設の立地などによる売り上げの減少、担い手の不足などから廃業するなど、商業も苦しい状況にあります。また、地域の貴重な雇用先であった工場が閉鎖となるなど、地域で安定した収入を得ることが難しくなってきています。

こうした状況の中で、中山間地域の地場産業を活性化させるためには、農林水産物、商品やサービスといった地域資源の強みを見極め、産業の高付加価値化を図っていくことが必要です。農業では、付加価値の高い農産物や小規模農家でも生産可能な少量多品種生産の検討、林業では、森林施業の効率化等による低コスト化、FSCⓇ認証制度(森林認証制度)による高付加価値化など、「育てる林業」から「売る林業」への転換を図っています。

また、地域課題を持続可能なビジネスの手法により解決しようとするコミュニティビジネスの創出を支援し、地域の生活環境の改善と雇用の場の確保を同時に目指す施策も必要です。

ほかにも、中核商店街を活性化させ、地域住民はもちろん、来訪者にとっても魅力的な商店街とし、にぎわいを取り戻すことが望まれます。

「産業の力で地域を潤す~地域資源の活用により産業を活性化します~」の方針の下、次の施策を進めます。

主要施策

6.農産物の特産品化、6次産業化の推進

茶業をはじめとする、農業を魅力あるものにするため、創意工夫による特産品化、商品化を促進し、若者や移住者が職業として選択できるようにします。

7.林業の再生

FSCⓇ森林認証を活用した天竜材の高付加価値化により、市場での優位性を確保し、売る林業への進化を図ります。

8.コミュニティビジネスの創出

地域が主体となって地域課題を解決する仕組みとして、コミュニティビジネス起業の機会を広げます。

9.有害鳥獣対策の強化

有害鳥獣を防除して農林業被害を防止するとともに、獣肉を活用する仕組みづくりを進めます。

10.地産地消の推進

中山間地域で生産したものが、直売所、朝市、市内店舗などで販売され、市内の消費者に届くような取り組みを広げます。また、学校給食においては、子どもたちの食育に役立てる取り組みを進めます。

11.中核商店街の活性化

地域を支えてきた商店街の新たな魅力を発信し、地域の顧客だけでなく都市部のファンを増やしていきます。

重点方針4.地域をプロモーションする

~地域の魅力を生かして賑わいを再生します~

中山間地域には緑豊かな山並みや清流などの自然資源、史跡、山里や棚田の風景などの文化資源、林業、農業を中心とした経済資源、川釣り、ボート、カヌーやキャンプなどのアウトドアスポーツといった観光資源があります。また、懐山のおくない、勝坂神楽、川合花の舞、西浦田楽、寺尾のぶか凧、川名のひよんどり、そのほか農村歌舞伎や貴重な民俗芸能、祭りや四季折々のイベントなど、魅力も豊富です。

しかしながら、これらの地域資源は、誘客への結びつきが弱いのが実状です。そこで、魅力的な資源を有効に活用するためのテーマ(自然、歴史、文化、健康、祭りなど)を有機的に結びつけ、この地域にしかない魅力を、市内都市部をはじめ全国に売り込み、活性化に結びつけるよう、戦略的プロモーションに取り組みます。

「地域をプロモーションする~地域の魅力を生かして賑わいを再生します~」の方針の下、次の施策を進めます。

主要施策

12.歴史的・文化的資産を活用した地域づくり

中山間地域に多くある史跡、有形・無形の文化財、伝統文化・芸能、祭りなどの歴史的・文化的資産を効果的にPRすることで、古(いにしえ)の文化を体感できる地域づくりを進め、都市部市民との交流が生まれる環境をつくります。

13.地域資源を強みにした誘客の促進

豊かな自然環境や農林業体験など、中山間地域ならではの地域資源を強みとして積極的に発信するとともに、農家民宿や民泊などに取り組む体制をつくることで、中山間地域ならではの観光・交流体験を提供し、地域の賑わいをつくります。

重点方針5.暮らしを守る

~暮らし続けられる生活環境を確保します~

中山間地域の生活を守るために、引き続き生活基盤を整備していくことが必要です。

この地域では、新東名高速道路が東名高速道路と三ヶ日ジャンクションで接続されたほか、高規格幹線道路である三遠南信自動車道も、浜松いなさジャンクションから鳳来峡インターチェンジまで開通し、全線開通が待たれるなど、地域の活性化に大きな期待が寄せられています。一方では、一般国道、生活道路についても早期の改良が望まれています。

中山間地域は、人口が少なく、山間部の谷あいに集落が点在しているため、路線バスなどの公共交通の運行が難しい地域があります。それに加えて、高齢化で自家用車を運転できない交通弱者が増えており、こうした人たちが、買い物や通院などに困ることがない仕組みが望まれます。

また、市営水道が普及していないために、飲料水の確保に苦労している地区、小売店の廃業により日用品の調達が容易でない地区、携帯電話が使用できない地区などがあるため、このような日常生活上の不便さを改善することが必要です。

さらに、高齢者や子育て世代が地域で安心して暮らすための保健、医療、福祉を確保していくことも重要です。

「暮らしを守る~暮らし続けられる生活環境を確保します~」の方針の下、次の施策を進めます。

主要施策

14.地域の交通手段の確保

通学バス、通院バスなど目的に応じた輸送サービスを提供するとともに、主要幹線である路線バスや支線となる地域バス等、地域の日常生活における交通手段を維持・確保します。

15.社会基盤格差の是正

道路ネットワークの整備を行うとともに、情報通信技術を活用することで、地理的に不利な条件を補い、安心して生活できる環境づくりを進めます。

16.飲料水の安定的な供給

上水道・簡易水道のほか、飲料水供給施設などを衛生的に維持管理し、どの家庭でも、安定して安全な飲料水が確保できるようにします。

17.保健、医療、福祉の確保

必要な人材を確保・育成して、子育て、医療、介護など、必要なサービスを地域で受けられるようにします。

18.日常の消費生活の確保

郵便、宅配、お金の引き出しの心配がなく、食料品など日常生活に必要なものが地域で購入できるようにします。

19.防災対策の強化

中山間地域の特性を踏まえ、災害情報伝達手段や避難体制を拡充するとともに、土砂災害や橋りょう等の老朽化への対応を強化し、日頃から災害に備えます。

 

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お問い合わせ

浜松市役所市民部市民協働・地域政策課

〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

電話番号:053-457-2243

ファクス番号:053-457-2750

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