更新日：2024年1月1日

オズウイルス感染症について

オズウイルスとは

オズウイルスは、オルソミクソウイルス科トゴトウイルス属に属するウイルスで、2018年に国内のマダニから初めて分離・同定されたウイルスです。これまでヒトを刺咬するマダニで検出されており、感染マダニの刺咬により感染する可能性が考えられますが、感染経路について現時点で確立された知見は得られていません。

2022年初夏に心筋炎で亡くなられた患者について、茨城県衛生研究所と国立感染症研究所における検査の結果、オズウイルス（Oz virus）による心筋炎と診断されたことが報告されました。

• 病原微生物検出情報（IASR）速報（2023年6月23日）（PDF：422KB）
• オズウイルス感染症について（国立感染症研究所）（PDF：148KB）
• オズウイルス感染症に関するQ＆A（国立感染症研究所）（PDF：215KB）

なお、本症例に関わらずマダニなどに刺咬されると、重症熱性血小板減少症候群（SFTS）や日本紅斑熱、つつが虫病等のダニ媒介感染症にり患する可能性があります。引き続きダニ媒介感染症の予防対策について、周知・啓発にご協力いただきますようお願いします。