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更新日:2023年10月13日
レジオネラ属菌によって起こる感染症で、乳幼児、高齢者、免疫機能の低下している人がかかりやすい傾向にあります。
この感染症には「レジオネラ肺炎」「ポンティアック熱」の2つの型があります。
2~10日
1~2日
全身倦怠(けんたい)感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、せきや38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難が見られるようになります。まれですが、心筋炎などの肺以外の症状が起こることもあります。
また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢神経系の症状や、下痢がみられるのもレジオネラ肺炎の特徴とされています。軽症例もあるものの、適切な治療がなされなかった場合には急速に症状が進行することがあり、命にかかわることもあります。
ポンティアック熱は、突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの症状がみられますが、一過性のもので、自然に治癒します。
レジオネラ症は、主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入などによって、細菌が感染して発症します。レジオネラ属菌はヒトからヒトへ感染することはありません。
レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルを吸入することによって感染します。代表的なエアロゾル感染源としては、冷却塔水、加湿器や循環式浴槽などが報告されています。
エアロゾル感染以外に、温泉浴槽内や河川でおぼれた際に汚染された水を吸引・誤嚥(ごえん)したことによる感染事例が報告されています。
レジオネラ属菌が汚染された腐葉土の粉じんを吸い込んだことが原因と推定される感染事例が報告されています。
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