緊急情報
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更新日:2022年8月26日
もし、あなたの身近なところで結核の発病が起こったとします。さまざまな噂が飛び交い、決して正しいとは言えない情報が伝えられることがあります。そのため、必要以上に恐怖心をもってしまうこともありがちです。
間違った情報で正しい予防は望めません。予防のはじめの一歩は、やはり正しい知識や情報から始まるのです。
今まで述べてきたように、結核は誰が感染しても不思議のない病気。そして,感染したからといって、他人にうつすという病気ではないのです。でも、誤った知識から、一度感染した人を仲間はずれにしたり、まるで汚いものを見るかのような態度や発言をしたりする人がいます。また、Bさんが言います『わたしにうつしたのはAさん」と。でも,AさんもBさんと同じ感染者なのです。実は、結核に限らずエイズや赤痢などの感染症の発生によって起こるこうした差別や偏見が、どんな病気よりも恐ろしいものなのです。大人の何気ない態度が、子供たちに伝われば、いじめにつながることにもなりかねません。普段の生活の中で治療をしている人にとって一番の良薬は、励まし、いたわる周りの人たちの暖かな心なのかもしれません。
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