緊急情報
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更新日:2022年8月26日
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発しん性感染症です。
症状は、不顕性感染から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合には、小児より重症化することがあるため、決して軽視はできない疾患です。
14~21日
感染すると約2~3週間後に発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人~5,000人に一人くらいの割合で発生することがあります。
高熱や発しんが長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあります。
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(妊娠1か月でかかった場合50%以上、妊娠2か月の場合は35%など)。
風しんウイルスの感染経路は、飛沫、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。なお、発しんの出る前後1週間は感染性があります。
風しんの予防のためには、「予防接種」が最も有効な予防方法です。医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、風しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。
なお、妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めてください。
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