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更新日:2023年3月16日

エイズなどの性感染症について

お知らせ

  • 令和5年度は、毎月2回(夜間1回、午前1回いずれも火曜日の血液検査を実施します。休日検査は6月と12月の第1日曜日を予定しています。

  • 検査項目はHIV/エイズ、梅毒の2項目です。
  • 検査結果は1週間以内にご連絡します。連絡方法、連絡先については検査時に確認します。

エイズについて

静岡県のHIV感染者/エイズ患者報告数の年次推移

静岡県内のHIV感染者、エイズ患者の届出数は表のとおりです。感染経路は性的接触によるものが最も多く、報告された人数以外にも、感染に気づいていない人が多数いると推測され、新たな感染者は20代~40代で7割を占めます。

平成23年届出数 44人
平成24年届出数 29人
平成25年届出数 36人
平成26年届出数 24人
平成27年届出数 27人
平成28年届出数 22人
平成29年届出数 19人
平成30年届出数 28人
令和元年届出数 21人
令和2年届出数 20人
令和3年届出数 20人

どんな病気?

HIVは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス=エイズウイルス)の略で、1983年に発見されたエイズの原因となる病原体です。
HIVの感染によって身体の免疫機能が正常に働かなくなり、健康なときにはかからないような様々な病気を引き起こします。しかし、HIVは感染力の弱いウイルスで、学校や職場などの日常生活の中では感染しません。

感染経路は?

HIVは感染者の血液、精液、膣分泌液、母乳に多く含まれています。

  1. 性的接触により、感染者の精液、膣分泌液、血液に含まれるHIVが性器や肛門、口などの粘膜を介して感染します。性行為による感染が全体の約8割を占めています。
  2. 麻薬や覚醒剤などで、感染者の使った注射器を回し打ちすると、感染者の血液が体内に入り感染します。
  3. 母子感染は、母親がHIVに感染していると妊娠中や出産時に赤ちゃんへ感染します。また、母乳によって感染することもありますが、遺伝する病気ではありません。

症状は?

HIVに感染してもエイズを発症するまでに、数年~10年ほどの無症候期があります。この期間は、特に自覚症状もなく、定期的に医師の診察を受ける以外は今までと変わらない生活を送ることができます。しかし、本人が感染に気づいていないと、HIVを他の人にうつしてしまう可能性があります。
免疫機能が正常に働かなくなると、普段は無害のウイルスやカビがからだの中で増殖して感染症を引き起こします。これを日和見感染症といいます。
感染しているかどうかは、血液検査をしなければわかりません。HIVの感染初期には、血液検査では陰性となってしまう「ウインドウ期」とよばれる期間があります。「ウインドウ期」は個人差もあり、検査の種類によってもかわります。浜松市保健所で実施している検査で分かるようになるには2~3週間はかかります。感染の可能性があったときから、おおむね1か月以降に検査を受けてください。

治療法は?

現在、エイズを完全に治す特効薬はありません。しかし、HIVの活動を抑えてその増殖を防ぐ薬の開発により、エイズの発症を抑えることができるようになってきました。感染しても早期に服薬治療を開始すれば、今までどおりの生活を送ることができます。

予防の方法は?

感染を予防するには、HIVを体内に入れないことです。そのためには最大の感染経路である性行為の際は、予防を心がけましょう。予防をしない性行為をすれば、誰にでも感染の可能性があります。コンドームは感染予防に有効ですので、正しく使用しましょう。

性行為によってうつるエイズ以外の主な性感染症

性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒、B型肝炎など。

  • 性器クラミジア感染症:現在わが国で最も報告が多く、自覚症状がないため医療機関を受診しない感染者もかなり存在するとみられています。特に10代の若者における感染の蔓延が懸念されています。1週間程度の服薬で治りますが、免疫はつかず、何度でも感染します。不妊症の原因の一つです。感染心配があるときは医療機関受診します。皮膚科や泌尿器科婦人科へ受診してください。
  • 梅毒:近年、流行急増しています。20代女性や20~40代男性に多く、キスでも感染します。早期に治療すれば1か月程度で治りますが、放っておくと炎症が進み、治るまでに数か月から数年かかることもあります。妊婦さんが感染していると死産・早産したり、生まれてくる赤ちゃんに先天性の障害を引き起こすことがあります。また、梅毒が進行すると全身に広がり、目・脳・心臓などに障害が出ます。失明したり認知症のようになることもあります。症状が消えても自然治癒しません。完治するまで根気よく治す必要があります。医師から治癒したと言われるまで通院します。免疫はつかず、何度でも感染します。

梅毒感染したときの主な症状の経過

症状があってもなくても人にうつす感染力があります。

1期

感染して3週間くらい。

感染したところ(性器・肛門・口)に3mm~3cm大の痛みのないできものができます。約1か月で自然に消えます。

2期

感染して3か月くらい。

手のひら・足の裏・体に赤い発疹(バラ疹)ができます。痛くもかゆくもありません。半年以内に自然に消えます。

3期

潜伏期

感染して3年くらい。

全身に炎症が広がります。自覚症状はありません。

4期

晩期

感染して10年くらい。

ゴム腫(硬いしこりやこぶができて、周りの組織を壊し、治ると痕が残る)ができて顔貌が変わり、外見からわかることもあります。

眼・脳・心臓などに障害が出ます。失明したり、認知症のような症状が出ることもあります。

浜松市保健所検査のご案内 

感染の不安がある方に対して、匿名・無料で血液検査・相談を行っています。
保健所での血液検査は完全予約制で実施しています。

 

検査項目と検査可能時期

検査項目

検査時期

HIV/エイズ

感染の心配な日から1か月経ってから

梅毒

検査日時:令和5年度(2023年4月~2024年3月)

定例検査日

午前検査

午前9時

~11時30分

夜間検査

午後4時30分

~7時30分

予約開始日時

4月

  11日(火曜日) 4月4日(火曜日)午後1時~
25日(火曜日)   4月18日(火曜日)午後1時~
5月   9日(火曜日) 4月25日(火曜日)午後1時~※
23日(火曜日)   5月16日(火曜日)午後1時~
6月   13日(火曜日) 6月6日(火曜日)午後1時~
27日(火曜日)   6月20日(火曜日)午後1時~
7月   11日(火曜日) 7月4日(火曜日)午後1時~
25日(火曜日)   7月18日(火曜日)午後1時~
8月   15日(火曜日) 8月8日(火曜日)午後1時~
29日(火曜日)   8月22日(火曜日)午後1時~
9月   12日(火曜日) 9月5日(火曜日)午後1時~
26日(火曜日)   9月19日(火曜日)午後1時~
10月   10日(火曜日) 10月3日(火曜日)午後1時~
24日(火曜日)   10月17日(火曜日)午後1時~
11月    7日(火曜日) 10月31日(火曜日)午後1時~
21日(火曜日)   11月14日(火曜日)午後1時~
12月   12日(火曜日) 12月5日(火曜日)午後1時~
26日(火曜日)   12月19日(火曜日)午後1時~
1月   9日(火曜日) 12月26日(火曜日)午後1時~※
23日(火曜日)   1月16日(火曜日)午後1時~
2月   6日(火曜日) 1月30日(火曜日)午後1時~
20日(火曜日)   2月13日(火曜日)午後1時~
3月   5日(火曜日) 2月27日(火曜日)午後1時~
12日(火曜日)   3月5日(火曜日)午後1時~

 

※5月9日(火曜日)の検査は前週が祝日、1月9日(火曜日)の検査は前週が年始休日のため、前々週の火曜日から予約開始になります。

 

休日検査

休日検査日

検査受付時間

(予約者のみ)

 予約開始日時
6月4日(日曜日) 午前9時~11時30分 5月29日(月曜日)午後1時~
12月3日(日曜日) 11月27日(月曜日)午後1時~

場所

浜松市保健所1階 (中区鴨江二丁目11-2)

予約した時間に、スタッフが合言葉で本人確認してからご案内します。

予約方法

電話予約:053-453-6118(生活衛生課)

月~金曜日 午前8時30分~午後5時(祝日、12月29日~1月3日を除く)

  • 予約は原則検査日の前週火曜日 午後1時から受付開始となります。
  • 匿名の検査のためご本人が合言葉を決めます。
  • ポルトガル語またはスペイン語の通訳が必要な方は、予約時に通訳が必要なことを伝えてください。

結果

  • 検査結果は1週間以内にご連絡します。連絡方法、連絡先については検査時に確認します。
  • 結果が陽性(感染が疑われる)の場合は1週間以降の予約日時に保健所へお越しいただき、詳しい結果をご説明します。
  • 証明書や検査結果書の発行はしません。必要な場合は医療機関を受診してください。

その他:

  • いずれの検査項目も、今までに陽性の診断や治療を受けたことがない方が対象です。
  • 陽性の診断や治療を受けたことがある検査項目は医療機関を受診してください。症状があるときは、皮膚科や泌尿器科、婦人科などを受診してください。
  • 秘密は厳守します。
  • 相談は随時受け付けています。電話/来所 :053-453-6118(生活衛生課) 月~金曜日 午前8時30分~午後5時(祝日、12月29日~1月3日を除く)、メール:yobo@city.hamamatsu.shizuoka.jp

血液検査の流れ

1. 予約時間に浜松市保健所1階お越しください。

2. (1)夜間および休日検査を受けられる方は、正面玄関から入って左側のホワイトボード下にある 番号札をお取りになってロビーでお待ちください。

(2)午前検査を受けられる方は、正面玄関から入って正面にホワイトボードがありますが番号札はありません。ロビーでお待ちください。

3. ホワイトボードにあなたの予約番号が貼られたら、スタッフに声をかけてください。スタッフが合言葉で本人確認をします。

4. 相談室へご案内します。夜間および休日検査を受けられる方は、番号札をもとの位置にご返却ください。

5. 相談室で簡単な確認、検査説明、相談などを行い、検査申込書を記入してもらいます。検査結果の連絡方法についてご説明します。連絡先等を確認します。

問診室

6. 採血をする部屋へご案内します。5ccほど血液を採取します。採血後、ご自身で採血部位をしっかり5分間押さえて止血していただきます。体調に問題がなければ検査は終わりです。

採血

7. 結果は1週間以内にご連絡します。陽性(感染が疑われる)の場合は、詳しい結果をお伝えするため、1週間以降の予約日に必ず保健所までお越しください。紹介状をお渡しし、治療に向けたお話をします。検査を受けたときにお渡しする引換書を忘れずにお持ちください。

 

静岡県内のエイズ相談・検査について(静岡県ホームページ)(別ウィンドウが開きます)
その他関連ホームページ

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所健康福祉部保健所 生活衛生課

〒432-8550 浜松市中区鴨江二丁目11-2

電話番号:053-453-6118

ファクス番号:053-453-6230

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