更新日:2024年6月28日
浜松自動運転やらまいかプロジェクト
「浜松自動運転やらまいかプロジェクト」とは?
BOLDLY株式会社、スズキ株式会社、遠州鉄道株式会社、浜松市の4者で自動運転に関する連携協定を締結しています。
4者が相互に緊密に連携することにより、利用可能な資源を有効に活用した協働による活動を推進し、地域住民の移動の利便性の向上等、地域公共交通の課題を解決し、地域及び産業の振興と次世代モビリティサービスの創出に資することが可能な、自動運転技術を活用したスマートモビリティサービスの事業化を浜松市にて図ることを目的としています。
本協定の中で、下記のように連携事項等を定めて実施しています。
- スマートモビリティサービスの企画、開発に関すること
- スマートモビリティサービスの事業化に向けた環境整備に関すること
- その他前条の目的を達成するために必要な取組に関すること
やらまいかプロジェクトの未来の姿
第4回実証実験
第4回実証実験の取り組みについて以下のとおりYouTubeへ動画をアップしましたので是非ご視聴ください。
https://youtu.be/78xiFFEl0do?feature=shared(別ウィンドウが開きます)
第4回実証実験実施概要
- 目的:浜松市の交通課題を解決し、持続可能な公共交通のあり方を探るため、新たな公共交通手段の確保及び自動運転実施体制の構築を目的とする実証実験を行います。
- 場所:西区庄内地区
- 形態:自動運転技術(Lv2相当)による走行
- 期間:
令和5年11月28日(火曜日)~12月23日(土曜日)(火、木、土曜日の運行)
令和6年1月9日(火曜日)〜2月17日(土曜日)(火、木、土曜日の運行)
- 運賃:無料
運行ルート
- ルート概要:パルパルバス停↔山崎(この間で15箇所のバス停を設置)
- 距離:片道約9.1km
- 所要時間:片道約24分
- その他:実験による交通規制等はありません。
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第4回実証実験結果報告書
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第4回実証実験結果報告書(PDF:2,174KB)
第3回実証実験
第3回実証実験実施概要
- 目的:浜松市の交通課題を解決し、持続可能な公共交通のあり方を探るため、将来の自動運転の実用化を見据えた自動運転(Lv2相当)の改良及びユーザーニーズを収集する実証実験を行います。
- 場所:西区庄内地区
- 形態:有人による運転(1号車)
自動運転技術(Lv2相当)による走行(2号車)
- 期間:令和4年5月17日(火曜日)~20日(金曜日)
- モニター:52名(関係者を含む)※事前予約制
- 運賃:無料
- 車両:1号車 デジタルキーによる自動ドア開閉機能、予約システム、遠隔通話通信システム体験車両
2号車 自動運転(Lv2相当)体験車両
運行ルート
- ルート概要:庄内協働センターを発着とするルート。折り返し地点で1号車と2号車を乗り換え
- 距離:片道約3.4km
- 所要時間:片道約15分
- その他:実験による交通規制等はありません。
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第3回実証実験結果報告書
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第3回実証実験結果報告書(PDF:1,516KB)
第2回実証実験
第2回実証実験実施概要
- 目的:浜松市の交通課題を解決し、持続可能な公共交通のあり方を探るため、将来の自動運転の実用化を見据えた車両の予約・運行管理システムの検証及び、使い勝手等の面におけるユーザーニーズを収集する実証実験を行います。
- 場所:西区庄内地区・和地地区内
- 形態:有人による運転(一部区間では先進安全技術を取り入れた運転支援デモを行う)
- 期間:令和元年12月10日(火曜日)~23日(月曜日)午前8時から午後4時30分(予定)
※令和元年12月16日(月曜日)の午前中は4者代表者試乗会開催の為、運休します。
- 運行:乗客は原則として事前登録制。運行ルートは、定時・定路線とし、スマートフォンによる事前予約により乗車(予約のない便は運休)
- 運賃:無料(スマートフォンの予約画面で運賃表示デモを行う)
- 車両:小型自動車(スズキ株式会社提供「ソリオ」体験乗車定員3名)
運行ルート
- ルート概要:旧遠州鉄道白洲線を基準としたルートで、遠州鉄道株式会社舘山寺営業所と桜台ショッピングセンター往復。(下記地図の通り)
※一部の時間帯は遠州鉄道(株)舘山寺営業所と和地西を往復。
- 距離:片道約13km
- 所要時間:片道約25分
- その他:実験による交通規制等はありません。
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第2回実証実験結果報告書
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第2回実証実験結果報告書(PDF:1,939KB)
第1回実証実験
第1回実証実験実施概要
- 目的:浜松市の交通課題を解決し、持続可能な公共交通のあり方を探るため、将来の自動運転の実用化を見据えた車両の予約・運行管理システムの検証及び、使い勝手等の面におけるユーザーニーズを収集すること。
- 場所:西区庄内地区
- 形態:有人による手動運転
- 期間:2週間程度
- 運行:乗客は原則として事前登録制。定時、定路線で運行。
- 運賃:無料
- 車両:軽自動車(スズキ株式会社提供)
第1回実証実験報告(概要)
本実験では、1.車両の予約・運行管理システムの検証2.使い勝手等の面におけるユーザーニーズを収集することを目的に実施しました。実施したまとめは以下のとおりです。
1.車両の予約・運行管理システムの検証
- スマートフォンを使った予約・運行管理システムを検証でき、課題を明らかにできた。
- 公共交通としてのシステム安定性の向上・持続可能性の検証(1人で多数台の運行管理への対応、運賃システムの実装と検証など)
- 予約システムの使い勝手向上
など
2.使い勝手等の面におけるユーザーニーズの収集
- 利用者の使い勝手・ユーザーニーズを検証でき、課題も明らかにすることができた。
- 小さな車であっても自動運転は交通空白地における高齢者の足になりうる。
- 庄内地区は自動運転に肯定的で受容性も高く、実験による従来交通への影響も問題ない
- コース、バス停などサービスとしての使い勝手の改善と検証が必要
本実験のように、実践的な検証を行ったことで、当プロジェクトにおける取組が交通弱者の足の確保に寄与できることが確認できました。また、交通手段を整備することで、交通弱者の社会参加による地域コミュニティの活性化といった付帯効果も期待できることがわかりました。
今後も第1回実証実験で取り組んだ内容での課題改善を行い、また、第1回実証実験で取り組まなかった内容についても実験・検証を行っていきます。更に、浜松市の交通課題解決に向けた論議等も重ね、将来の自動運転社会の実現に向けた議論を4者で行っていきます。
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第1回実証実験結果報告書
浜松自動運転やらまいかプロジェクト第1回実証実験結果報告書(PDF:2,136KB)