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更新日:2021年3月19日
「みどり生活」とは、みどりを介した様々な市民活動や、みどりとともにある暮らし方のことであり、こうした活動や暮らしに積極的に取り組み、その過程と結果から喜びや満足感などを得ることを「みどり生活を愉しむ」と捉えています。
みどり生活を愉しむことで、新たな気づきが生まれ、行動を促進し、それによって多くの人が動き出し、地域が元気になることを見据えています。そして、元気になった地域では、新しいアイデア、新しい愉しみ方が生まれ続け、持続可能なまちづくりにつながります。
つまり、「みどり生活を愉しむ」(プライベートアプローチ)ことは、「みどりによってまちづくりの課題の解決に貢献する」(パブリックアプローチ)につながり、そして、本計画の目指す姿『みどりによって持続的に発展するまち・浜松 みどり生活を愉しみ、暮らしもまちも豊かな浜松へ』の実現につながります。
本市は、JR浜松駅を中心とした都市的機能や先端技術産業が集積する都市部、都市近郊型農業が盛んな平野部、広大な森林を擁する山地部、さらには、漁業が営まれる沿岸部までと、全国に類を見ない地域の多様性を有しています。こうした地域の多様性と、本市のみどりとみどりに関する取組の多様性から、みどり生活を愉しむ舞台が整っています。
ここでは、豊かな自然環境と地域の多様性を踏まえ、北部山地、環浜名湖、三方原台地、天竜川扇状地、都心、駅南・遠州灘沿岸の6つのエリアに分けて、みどり生活の愉しみ方を紹介します。
ここで紹介しているみどり生活の愉しみ方には、既に市内で行われているものと、今は行われていないものの、こんな愉しみ方をしたいという意見があるものがあります。皆さんも、自分に合った愉しみ方を見つけ、ぜひ暮らしの中に取り入れてみましょう。
本計画は、市民一人ひとり、あるいは、個々の事業者が、みどりとのつきあい方をライフスタイルや事業活動にまで高めることで「みどり生活を愉しむ」(プライベートアプローチ)、みどりが有する多様な役割・機能を最大限引き出し、発揮させることによって「みどりによってまちづくりの課題の解決に貢献する」(パブリックアプローチ)という2つのアプローチにより、『みどりによって持続的に発展するまち・浜松 みどり生活を愉しみ、暮らしもまちも豊かな浜松へ』の実現を目指すものです。
特に、「みどり生活を愉しむ」アプローチは、前述のとおり、みどり生活を愉しむことで地域が元気になり、持続可能なまちづくりにつながるため、行政が課題を解決するスタイルから、地域で課題を解決する(=課題が生まれない)スタイルへの転換が期待されます。
このように、市民一人ひとりが自分なりのみどり生活を描き、それを愉しむこと、そこで一緒に愉しむ仲間ができたり、愉しみ方を共有したり、広めたりすることは、より大きな効果を生み出します。そこで、本計画では、市民の皆さんのこんなみどり生活を愉しみたい、やりたい!という想いを大切にして、それを全力で後押ししていくこととします。
本計画では、市民の皆さんのこんなみどり生活を愉しみたい、やりたい!という想いを大切にして、それを全力で後押ししていきます。
本計画は、「浜松市緑の基本計画策定委員会」(「資料編」の「2 策定経過」を参照)として、市民であり、みどり生活の実践者の方々に集まっていただき、検討を重ねてきました。その中で、本市のみどりの現状やまちづくりの課題を踏まえ、計画期間中に取り組んでみたいプロジェクトを検討してきました。プロジェクトのアイデアは多岐にわたり、実現にあたっては、市民・事業者の皆さんのご理解とご協力、さらなるアイデアが必要であると考えています。
そこで、プロジェクトのアイデアとして出たものを「この指とまれプロジェクト」として示します。プロジェクトに関心がある、関わってみたい、こんなアイデアがあるという方がいれば、ぜひ一緒に取り組みましょう。
なお、市民の皆さんの「みどり生活を愉しみたい、やりたい!」や「この指とまれプロジェクトに参加したい!」を全力で後押しするための推進体制は、「推進体制編」に示しています。
耕作放棄地プロジェクト
耕作放棄地を市民農園として活用することで、地域住民の農業体験の場、身近にみどりと触れ合う場、コミュニケーションの場づくりを目指します。
(仮称)浜松市版カシニワ制度の創設・運用により、耕作放棄地を使ってもらいたい土地所有者と、市民農園として利用したい市民・事業者とのマッチングを行うなど、有効活用を図ります。
みどりのオーナーシッププロジェクト
田んぼオーナー制度や森林オーナー制度を創設し、田んぼや森林の維持管理を通じて、自然との触れ合いの場の提供や、郷土愛の育成につなげていきます。
田んぼや森林の維持管理に必要な知識・技能に関する講習会等を開催します。
みどりでまちなかデザインプロジェクト
JR浜松駅北口広場、アクト通り、鍛冶町通りを含む都心エリアにおいて、みどりによるまちなかデザインコンペを開催し、コンペで選ばれた提案を基に、少しずつまちのイメージチェンジを図ります。
コンペの開催を通じて、若手ランドスケープデザイナー、植栽デザイナーの発掘を行ったり、花・緑の人材育成につなげます。
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