緊急情報
ここから本文です。
更新日:2023年3月9日
丸太は製材所にて加工され製材品になります。
伐採した時の木材には、たくさんの水分を含んでいます。こうした木材で家を建てると、時間とともに木材が縮まったり(収縮)、ねじれたり(狂い)します。収縮や狂いは、木材が乾燥するときに起こる変化で、クロス割れなどの原因となっています。そこで、木材は乾燥させてから使うことが大切です。
人工乾燥機の中に乾燥が終わったスギの柱が入っています。100℃を超える高温蒸気により、25%以下に乾燥されました。柱の上に乗っているのは、金属の重石です。木材が暴れないように押さえています。
人工乾燥を行う場合は、出荷寸法より1cm程度厚く製材します。人工乾燥による収縮や狂いが出た後に、出荷寸法に修正挽きをします。この修正挽きにより、材積の約20%程度がなくります。また上手く乾燥できないため、より小さな寸法に再製材をする場合もあります。
製材工場の一角でスギの梁(桁)を見つけました。梁(桁)は、建物の屋根を支えるために、柱と柱の間を渡す縦に太い部材です。チョークで「330」と書かれているので、太さは33cm(1尺1寸)になります。
産地では品質の確かな木材を供給するため人工乾燥にも取り組んでいます。
製材工場に立ち寄ったら、耳付きの厚板がたくさんありました。樹種は、きれいな赤色の心材が目印であるスギです。
浜松市(旧天竜市)の市民ホールです。
構造は鉄骨鉄筋コンクリート造ですが、ホールの壁には地元のヒノキ角材が肋骨のように張られています。一見すると全面が木でできているようです。また壁の凹凸は良い音響効果を生み出しているようです。
座席には地元のスギ材が使われています。とても暖かみのある座席となっています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください