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更新日:2024年4月2日
浜松市の森林は、優良な木材を供給してくれます。
浜松市森林整備計画では、スギは40年、ヒノキは45年と定めています。標準伐期を超えた森林は、計画的に利用することができます。
写真はヒノキの人工林ですが、手をかけた森林はとても美しいです。
間伐が行なわれた森林です。立木の中を良く見ると、倒れている木の幹と枝葉が見えます。明るく、気持ちの良い森林になりました。
間伐材も立派な資源なので、できる限り利用しています。
中央の機械は、小型のパワーショベルです。バケットの替わりに付けられたグラップルで、木材をつかみます。木材を運ぶ車両は、フォワーダーと言います。グラップルで短く切った木材をフォワーダーに積み込みます。木材を積み込んだフォワーダーは、トラックの入る林道まで、作業路を通って木材を搬出します。
伐倒した樹木は、柱の場合は3m又は6mに、その他の場合は4mに採材します。それを、架線や路網を使って、トラックの入る道まで搬出します。写真は、架線(自走式ウインチ)を使っての搬出です。
作業員は、山側に1人、車道側に1人の2人体制です。車道側では、路肩に木材を組み合わせた盤台を作り、その上に搬出してきた木材を積み重ねていきます。山側では出しやすいところの木材から搬出してくるので、盤台にはいろいろな太さの木材が混ざって並んでいます。
山で伐採された森林所有者の木材は、原木市場に運ばれます。浜松市内には、静岡県森林組合連合会の原木市場があります。
原木市場に持ち込まれた木材は、自動選別機に乗せられ、末口の大きさ毎に分けられ、土場に並べられます。一つの木材のかたまりが取引される単位であり、椪(はい)と呼ばれています。
原木市場の事務所前に、その市(いち)で一番の目玉になる丸太が並んでいます。大きさは、末口の径が約50cm、長が4mです。丸太の材積は末口二乗法によって求められるので、1本で約1立方メートルとなります。
0.5×0.5×4=1
チェンソーを固定した移動式製材機で、スギ丸太を半分に割りました。そうしたところ、中に大きな空洞がありました。
これは、樹洞とか、ウロとか呼ばれています。キツツキやムササビなどが住んでいたと思われます。
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