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更新日:2023年7月20日
浜松市は2005年の合併で、広大な森林を市域に含み、天竜川上流域の森林と下流域の農地や市街地とが共生する特色ある都市となりました。森林が広がる天竜川流域では林業が営まれ、良質なスギ、ヒノキが生産されています。林業は苗木を植える作業から始まり、何十年も手をかけて育て、使いやすい大きさ、太さになったところで伐採します。伐採した木は主に住宅の建築に使われます。
8.引佐地区
9.天竜地区
浜松の森林面積は約10万3千haで、市域の66%を占めています。森林は天竜、春野、佐久間、水窪、龍山、引佐地域の天竜川流域上流部に広がり、そのうち約70%以上がスギ、ヒノキの人工林です。この人工林は「天竜美林」と呼ばれる日本三大人工美林の一つに数えられ、美しい景観とともに、良質な木材の産地として全国に名を馳せています。植林は戦国時代の心願成就のための造林に始まり、江戸時代の都市づくりに不可欠な良質な木材を供給するための育林、そして明治時代には天竜川の度重なる氾濫の根を絶つために取り組んだ「金原明善翁」の植林事業などを経て現在に至っています。天竜材は、他の産地の木材と比べ粘りがあり、強度が高く加工がしやすいことから、木造住宅の構造材として多く使われています。また、年輪の目が細かく美しく、油分が多いため、カンナをかけた後の光沢感あるツヤは天竜材の特長の一つです。高品質で知られ、地元だけにとどまらず、関東をはじめ多くの地域で流通されています。
国産針葉樹の中でも最優良材の一つとされ、曲がりや節の少ない美しい木肌が特徴です。赤身が多く、耐久性にも優れているため、内装材はもとより、梁や桁などの構造材として活用されています。
出荷時期…通年
主な生産地…8 9
高級材として広く知られ、美しい色調と光沢、特有の芳香を持っています。油分が多いので、水に強く、腐りにくく、虫がつきにくいという性質があることから、主に柱や土台材として使用されます。
出荷時期…通年
主な生産地…8.引佐地区、9.天竜地区
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