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更新日:2024年1月1日
浜名湖内の主要な漁業として、アサリの採貝漁業があります。現在、登録されている漁業者は523人(令和元年度)になります。そのため、漁業者の中で漁獲の量を制限したり、稚貝移植やツメタガイの駆除などを実施し、持続可能な採貝漁業ができるよう活動しています。
小船に機械が乗っています。これはノリ網についている青海苔(ヒトエグサ)を吸い込んで刈り取る機械です。浜名湖でノリ養殖が始まってから200年、様々な試行錯誤を繰り返しながら今日に至っています。そして、浜名湖”混ぜ”のりは浜名湖の青海苔と国内産のクロノリを混ぜて、磯の香りと海苔の食感を大切に織り交ぜた特徴ある板海苔です。また、地元舞阪では勝手巻という手軽で簡単な地域独特の食文化があります。
遠州灘沿岸はシラス2艘曳き網が盛んで、舞阪では86隻で43統、新居26隻で13統です。県内漁業協同組合の中でも最大の漁獲量を誇ります。
シラス船より大きく、県知事から許可されているシラス2艘曳き網漁業や、タイの2艘曳き網漁業、また、タチ・アジ2艘曳き網漁業、船底曳き網漁業など時期に合わせて魚を獲る網が違ってきます。多種多様な魚種が水揚げされています。
浜名湖のカキ養殖は明治20年頃から養殖が始まりました。昭和2年頃に養殖方法が垂下式に改善され、目覚しい発展ぶりを示しました。カキを出荷するまでに17ヶ月を要しますが、その間、潮流や水温・比重の加減で場所の移動をしばしば行います。湖北に移動し、市場に出荷するのは11月から4月までです。左の写真は冬の朝、浜名湖の奥から揚げたカキを作業小屋に持っていくところです。
たきや漁(照火いさり漁)には静岡県の許可と遊漁船業の登録が必要です。浜名湖の雄踏支所では、伝承漁業として長く継承しようと組合員が振興に取り組んでいます。5月から10月まで予約制で「観光たきや漁」として人気があり、クルマエビやカニまた魚など夜の浅瀬をモリで突く漁は、野趣あふれる漁です。
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